オストメイトになって8年の歳月が流れている、ということになるが、入院1か月半、退院後の半年間の、これだけハードに生きてきた俺でもかつて経験したことのない生き地獄の日々だけが大変だったようで、後はずんずん進化させて、メンテナンス・フリーな肉体を謳歌している。
普通ではないハードな、健常な頃の日常に戻すのが大変だっただけで、老いもあってすべて痛みは忘れてしまってる。
のほほんとワクチンうってメディアに釘付けな日常であれば、そんなに大変でもなかっただろう。
4日に一度の腹の小袋(パウチ)の交換は仕方が無いが、それ以外では身体障害者らしい日常はまるで無い。
そもそも医者や学者、専門家というマニュアル猿の衆の言うことなど、いっさい信用してないからこそ出来ること。
毎週1~2回は長距離悪路を自分で運転してあちこちの山や海へと出掛けているから酒も飲まないし、毎晩アッと言う間に眠りにつき、サッと起きる、健康そのものな日常がある。
腹筋に穴を開けて、腸を出して生きているだけの話だ。
オストメイト後進国の日本では、すべて独創と無茶をやり続けることで限界が拡がって行く。
他のオストメイトとは、その日常も考え方や価値観もぜんぜん違ってるが、それはオストメイトになる以前の生き方価値観の違いだから、こうやって大笑いして生きている。
ここまで! それ以上は! 皆の入りこまないエリア! 安全に! をすべて破壊して突破して生きて来た65年だ。
俺がこの身で生きて人体実験を続けている、それ以外にナニか大事なことはあるのか??
その辺のヘナチョコじゃ~、真似は出来ね~だろうよ。
平日も、せっせと太平洋で泳いでいる。
山焼けの上に、海焼けが載って、いい色になっている。
地元の漁師やら同世代の連中ともよく話をして、異常気象についての情報を仕入れてもいる。
この週末は、東北の高い山に登って来るつもりで、俺の天気図を描いている。
海では筋力も肺活量も山ほど使わず、余裕で泳げてしまうから、身体が鈍ってしまう。
溺れるという感覚が、ガキの頃からまるでないから、魚、と言っても良い。
いまの日本の海岸で沖に泳ぎ出ているのは残念ながら日本人ではなくって、白人の方が多い感じ。
米英欧の時代の終わりを予見して、日本に棲み付いているような自由人・地球人ばかり、俺も同じだな。
自分で考えて歩き回り、楽しみも自分たちで作って行く、足腰は強靭、体力・精力も現代の日本人など足元にも及ばない。
そんな歩かない哀れな島国にも、余裕で海や山で遊び惚けている爺ィはいる。
俺は前期高齢者になるが、まだまだぜんぜんオッケ~だ。
湾岸エリアや、新興の街に建つタワー・マンション、いろんな良い悪いがオモシロ可笑しく言われているが、大規模修繕の時期を迎えつつあるものがあちこちに出て来ている。
建築費や資材費用の高騰から積み立て金では賄えず、個々の負担増も言われているが、そもそもギリギリの借金・住宅ローンを組んで家を購入している連中は、それが終わる頃には修繕費や建て替え費用でまたローンを組まなければいけない訳だ。
その間、宝くじを買って、完済できる日を夢見て騙されているだけ。
ゼニカネに追われて、ゼニカネに踊らされて、ゼニカネで誤魔化される生涯を、塀の中で繰り広げて喜んでいる。
モノの財産は時間が経てばいずれ負債になる。
俺なんざ最初からそれを肝に銘じて生きて居るから、借金・負債はしない。
不動産は、現金を儲けてからキャッシュで買って生きて居る。
紙幣や通貨という、質札で持つこともしない。
クレジット社会の終わらない輪廻に嵌れば、自由自在な日常は手に出来ないことを、最初から知っていた。
その通り、無理をせずに悠々と自分の独創的な日常を作り上げて、生きて居る。
二人といないだろう忙しい毎日が、いつも笑って過ぎて行ってる。
まわりと較べたり競争したりも興味なく、見栄も外見もあるがまんま、身体障害者となってもそのまんま。
嘘をついたり隠したり、コソコソビクビク生きてる猿の社会では、ナニも弱みが無い。
世間がお盆休みに入っている時は、いつものんびり仕事をやっている。
なんでサラリーマンや公務員らが猿面して混雑している時に、出掛けるかい。
出掛けるならば薄気味悪い群れがいない時間帯に、メンドクサイ猿がいない場所へと出掛けるわさ。
8月22日からの世界の動乱が愉しみだ。
メディアでは、完全封印中の話題だから、面白くなりそう。
黙殺、見ないふり、封印ゴッコ、ならば始まりは気配すら隠してのんびりやればエエのんさ。