オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

人類は、何処に向かっているのか

2024-01-31 10:17:02 | 地球と生きる

 

 

 老いて自由に動かなくなった身体を持て余し、まわりに迷惑をかけたくないと言いながら頑張って毎日歩いていた89歳の爺様が、腰椎の圧迫骨折をやってますます動けなくなり、入院先の大病院で亡くなった。

 トイレに行くのが腰の痛みで面倒になり、水分を摂らないでいたら腎臓がおかしくなり、肺に水が溜まって持病の狭心症も悪化し、なんとか緊急入院で落ち着いて、面会は出来ておったが、昨夜の深夜にそのまんま大往生した。

 今日は退院して日常生活を上手く送れるようにと、ケアマネージャーの動きと並行して部屋の内装工事を大がかりにやるつもりで、いろんな大型の部材を車いっぱいに買ってあった。

 ま~、みなに迷惑をかけたくないと言っておったから、自分の男の美学でケリをつけたんだろう。

 コロナワクチンは止めろと言っていたのを3回うっていた。

 持病が悪化すると、一気に踏ん張りが効かなくなってるのは、共通の話。

 それすら、すべては自分で生きた証、寿命という奴さ。

 これから本人が生前に決めていたように、身内だけで行う葬儀と火葬の準備を俺が睨みと笑いを効かせてやってくる。

 残った婆様は独りで暮らすには不便が多いから、前々から伝えてあったように自宅の整理と東京の娘や孫がいる近くに連れてくるつもりでいる。

 これも事前に亡くなった爺様にも伝えてあった。

 キチンと葬儀を終えてからのお話だが、今後のことは全て事前に話はしてあるから、粛々とやる。

 介護を高齢者とともに愉しんでやっている俺には、え~? なんだ~! という想いしかない。

 もう逝っちゃったのかよ~、もう少し頑張ると言っておったがよ~、という爽やかな感じだな。

 後悔のないお付き合いが出来ていたから、お疲れさんという気持ちしかない。

 

 月曜日に俺自身の右目が見えなくなってる定期検査があった。

 右目の黄斑変性は悪化はしてないが0.4のまんま、左目1.0だけで近くの文字やナニやらは見るようになっている。

 右目は焦点を合わせると白抜きになってナニも見えなくなることが多いから、顔を振ったり焦点をずらしたりしてしのいでいる。

 これで毎日バイクに乗り、毎週500キロ以上を運転して、険しい未舗装の山道を登り上がり、もっと険しい山々を歩いて来てる訳だから、充分だろう。

 遠近感が? とは言うが、慣れればなんとかなるもんだ。

 オストメイトになった時も四の五の考えずにすぐに順応するように動いたのとおなじで、グジグジ抜かす猿にはならず、無駄なくその今の自分の身体で生きる工夫をする。

 昔ならば死んでいたものを、なんとか工夫することでまだ生きれるとなれば精一杯その命を謳歌する。

 生きていてこその話だから、そこに感情や感傷はいっさい必要ない。

 別に急ぐ旅でもなく、競う相手もおらず、笑って生きて居るからこそ出来る芸当ではある。

 借金・負債に追われるとか、貸し借り付き合いで縛られるとか、な~んもない自由自在を謳歌しているだけさ。

 こういう生き方を続けていると、妙齢の女性たちが紹介やナニやらでひっきりなしに話にやって来ておって、仕事絡みとは言え、介護疲れの俺にはお腹いっぱいという感じ。

 似たような価値観なのは同じ時代を生きた同年代だからというのもあるんだろう。

 みなさんワクチンなど見向きもせずに、怪しい国家やメディアとは距離を置いて、独立独歩の自営に生きて居る女性が多い。

 そんな妙齢の女性たちよりも遥かにブッ飛んで、自信満々に大笑いして生きて居る周旋屋だから、安心するのかどうか、いろんな身の上話の聞き役になってることが多い。

 いろんな話があるが、根本は似通っている。

 これからの日本はどうなってしまうんだろうか?

 こんな馬鹿なメディア奴隷の社会はどこに向かっているんだろうか?

 現場の人生経験が足りないから不安に駆られて、ブッ飛んで後悔なく生きてる爺ィの話が落ち着くらしい。

 ま~、お役には立てているんだろう。

 

 午前中は月末の仕事をやっつけて、100キロ先の病院に直行して亡骸を受け取って、葬儀・火葬やらの手配をキチンとやってくる。

 昭和一桁生まれで田舎の300年続いた庄屋の家を解体し、墓仕舞いも数十年前にやり終えていた爺様だから、それに沿って簡素に身内だけで笑って送ってやるつもり。

 昭和の時代にすでに墓仕舞いや家の伝統や習慣をぶち壊していたことは、凄いもんだと想うし、俺のオヤジには出来なかったことで、それをすでにやり終えている俺だからこそ笑って愉快に送ってやれるというもんさ。

 今後は俺が入るデカイ寺の合同墓に皆さんを移し、土に還す、俺の生き方価値観に同調する人たちは増えており、なんだかな~と笑うしかない。

 今週末は高い山に登ってくるが、荷がまた重くなったわいな。

 独自に食い扶持作りをして生きて居る自営の者は、とんでもない時代を生きて居る訳だから、みなしっかりせいよ。