オストメイトで山賊と海賊・・・銀座のコテコテ周旋屋のよもやま話

去年は100の山を愛し、今年は108の山に恋をする。
夏は太平洋の大波で泳ぎ続け、日本の自然を愛して66年。

愚民には、酒と娯楽を与えておけ

2022-11-07 10:47:07 | 銀座の周旋屋

 

 ここんとこ、仕事の合間にも寝たきりになっている爺様の世話をしておって、傍にいる婆様の体調も少し悪くなり、両方のことを気にかけて色々とやってやってる。

 他の高齢者の世話も、どんどん現実的な些細な動きが多くなっておって、長女が消えてしまってる俺の家では、俺が長女の役回りもしているが、周囲からは普通の長女よりも細やかな動きをしていると笑われている。

 女が繊細で、女が身の回りのことは得意で、男は仕事だけ、そういう時代は終わっておるがな。

 よくやっている、は他人が評価するものではなく、自分で納得できないことは満足などない。

 男だとか女だとか、どっちでもないだとか、どうでも良い話で、なんでも出来て一人前だ。

 

 ・・・ということで、ここ最近は毎週高い山ばかり登っていたから、この休みには紅葉を見るのと、この季節ならではの野暮用が色々とあり、関東平野は北の方に出掛けて、ついでに里山を歩いて来た。

 山奥の古い奇岩の上に建つ神社への一気の登り道でも、20歳くらいの若い集団をぶち抜いて、閑散とした冷たい空気をたくさん吸い込んで、しっかり汗をかいてウオーミングアップ、まだまだ若い者には負けてない。

 基準や標準や普通というレベルが、オジサンは相当に高くなってる。

 日々の膨大な他人や社会との関わり合いで、足腰と肺活も強くなってしまってる。

 そのうえで、周旋屋としての豊富な経験が身についてしまってるから、人間社会では怖いモノなど何もない。

 大笑いだ。

 

 民主主義だとか、平等に、格差のない社会を・・・という机上の綺麗ごとを言うのは左翼・民主・社会主義だと決めつけて、国家主義や独裁に近い右翼はそれを認めながらもインチキで数合わせした合議制で、ひっくり返す。 

 こういう茶番を、猿芝居だと言っている。

 どっちもどっち、締めているハチマキには対抗する文句が書かれておっても、そのハチマキの支給元は同じだ。

 猿芝居も、そろそろ国民が飽いて来ているだろう。

 

 家の話、家族をまとめる話では、女・子供の意見を公平に聞いて、ひとつの結論を出すと言う。

 その場ですぐに即断即決しなければいけない事態が、命の現場では色々と起きて来るが、あ~だこ~だ言ってるうちに自信もなくなり、まわりを見て同調するようになり、偏った専門家に押し切られている。 

 決して好ましい結論にはなる訳もない。

 全責任を負っても、頑として動かない、即断即決には、日常の厳しく深い生き方がなければ無理だろう。

 俺はガキの時代から男尊女卑でもなければ、男が偉いとも思ってはいない。

 ただ、鍛え上げて一匹でも厳しく独自に生きぬいているオスには、敵わないぞ、そういうことだ。

 強制はしないし、縛ったりもしないが、忠告・アドバイスはずっとしてやって、それでも解らない者とは自然に関わり合いも解消して行く。

 身内でも同じ、それ以上は関わってると俺が前に進めなくなる。

 そんだけのことさ。

 

 酒を飲んでぎゃ~ぎゃ~やってて、下半身のだらしなさや、逆に道徳や倫理に堅苦しい紳士淑女の懐古主義では、なにも話は進まない。 

 厳しい父親がすべての権限を負って独裁することを悪いことのように吹聴する時代が昭和だったが、では母や子供たちが民主的に話し合って決める時代となって、どうなっているのか? 

 団塊と団塊ジュニア世代の自意識過剰な、それでいて自信の無いヘナチョコさを見ていると、笑うしかない。

 家はバラバラ、個々の家ではナニも決められないようになり果てて、そこに社会や国家が居座ってしまい、メディアを使った集団洗脳と集団煽動の間抜けな光景になっている。

 右翼も左翼もおなじことで、相対的なモノを用意していること自体、嘘だと知るべきだ。

 世界の人類の大転換期を迎えているというのに、この国では猿と猿の小さな我欲から発する芝居ゴッコが花盛り。

 

 さて、一年前、アメリカの住宅ローン金利は30年物だと2%台だったが、一年後の今は7%を超えて来ている。

 30年以上も前に日本の不動産バブルをど真ん中で味わった者から言うと、不動産の好景気は終わってるだろう。

 総量規制とも似ている強い利上げが続いている。

 インフレを抑えるために、実物経済はまだまだ体力があるから利上げは大丈夫、これがアメリカFRBの言い分だが、では強い利上げを続けて居ればインフレは収まるのか? という問いには、確たる自信が無い。

 いまのインフレの要因はアメリカ国内の話なんかではなく、ウクライナを発端にしてロシアをその気にさせて、中国も敵に回して、世界の資源国がすべて反米英で固まってしまってることが一番の要因だ。

 ドル基軸通貨とは別の貿易通貨をすでに準備して使い始めている資源国間では、ドルは過去の決済通貨になってる。

 ドル防衛と世界覇権の維持を目論むアメリカは、すでにトランプを支持する反大メディア・反左翼民主派で分裂してしまっており、戻れない道へと入ってしまった。

 米英西側諸国が先進国だった時代の終わりが、植民地化して暴利を貪って奴隷を平気で玩具にされていた後進資源国のまとまりが原因で、進んで行ってることは、とても良いことではある。

 

 ドル防衛の為に、姑息なインチキを使って金(ゴールド)の頭を押さえる行動が続いているが、これも終わるだろうよ・・・残念だったな。

 人類の世界では、幾らでも印刷できる紙幣よりも、限りのある資源の方が、価値と信用を得る、当たり前過ぎる結論がある。