通勤の帰りの電車の中に関西の留守宅に残っている夫から
携帯に写メールが送られてきた。
亡きお姑さんが健在な頃はお庭には四季折々のお花を
咲かせるのが趣味の一つで土いじりが大好きだった。
昨年まだ健在の頃に今年の夏も朝顔を見たいと
足腰悪くて自分の手では種を蒔く事も出来ない不自由な身体なので
ヘルパーさんに頼み
種を蒔いて頂き大きな花が一杯咲いた、その季節を待たずに
あ~っと言う間に天国に旅立った。
その花を見るのを楽しみにしていたのにこの世を五月に去った。
大きな花がお空に向かって一生懸命に咲き誇り見せてあげたかった。
哀しみがました夏であった
今年は母の希望した朝顔を植える事は出来なかった
お姑さんには申し訳ないが
神奈川の自宅と関西の留守宅には半月づつしか夫は滞在しないので
種を蒔いてもお世話する事と色々諸事情も重なりこの夏の
朝顔は諦めた。
お盆で帰省した折に庭にひっそりとゆりの蕾が
今にも咲きそうな様子だった。(少し栄養不足で花も小さい)
そのゆりもお姑さんが植えて育てていたお花の一つだ。
留守がちで庭の草花の手入れもままならずにいる中で
主のいなくなった庭先にも手をかけてあげないのに
しおらしくお花が咲いた
お庭のあちらこちらに咲いていると夫のメールに書いてあった。