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【もっとも肝心なもの】

2014-01-12 10:08:24 | 
【もっとも肝心なもの】


中村天風師の心に響く言葉より…


ここに面白い話があります。

古代神話です。


昔、悪魔がある町に現れて、

「今日から、お前たちのものをすべて俺は奪い取ることにする。

しかし悪魔にも情けはある。

明日までに残しておいてほしいものを一つだけ書き出せ。

それ以外のものは一切、俺が奪い去るからな」

と言い残して、悪魔はひとまず立ち去った。


さあ、町の人はてんやわんやの大騒ぎ。

「俺はお金だ」「俺は食いもの」「私は家だ」「いや、私は名誉だ」「私は宝石よ」と、それぞれいろいろなものを書き出した。


あなた方だったらどうする?

悪魔はたった一つだけしか見逃してくれないんだぜ。

さてさて、一夜明けてみると、その町にはなんと、たった一人の人間だけしかいなくなっていたとさ。


もうわかったね。

金だ、家屋敷だ、やれ宝石だ、やれ何だと書き出した人々は、もっとも肝心な「命」を忘れていたんだね。

たった一人だけが「命」と書いていたので生き残ったというお話です。


金だ、家だ、仕事だ、名誉だ、愛だ、って、確かにみんな大切なものではありますが、命あってのものでしょう。

それ以外は所詮は人生の一部でしかないんですぜ。

罰当たりな現代人よ、人生の一部が手に入った入らないで、悩んでいないか…。

『ほんとうの心の力』PHP研究所



どんなひどい困難に出会おうと、病気や事故になろうと、死ぬことと比べたらすべては「カスリ傷」のようなもの。

もし、明日死ぬ、とわかったら、多くの人が、今ある何げない当たり前のような幸せに感謝することだろう。

歩けること、空気が吸えること、友や家族と語らえること、大喧嘩(おおげんか)したことでさえ、愛(いとお)しくなる。


金も、家も、名誉も、宝石も、いかに大切なものであろうと、死んだらこの世に置いていかなければならない。

それなのに、悲しいかな人間は、目の前のモノや金や名誉をもっともっと、と欲しがってしまう。


もっとも肝心な、「生かされている」ということに比べたら、すべてはちっぽけなこと。

すべてのことに感謝して、ありがたさをかみしめ生きていきたい。






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2 コメント

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少し間抜けな話だなって思ったよ (かぜ)
2014-01-12 12:27:15
街から誰もいなくなって、独り取り残されても仕方がないでしょう。
人があってこそ生きていることが、豊かで実り多い日々を過ごせるんですよね。

人がいなくって、自分一人残ってしまったことが果たして良かったのかしら。。。と思うのは、うがっているかしら?

もしこの人が、【人】と書くことが出来たら、結果はどうだったんだろうな。
そんなことを思ったのだった。
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かぜさん (ころりん)
2014-01-17 11:52:51
コメントありがとうございます。
自分ひとり 残るのって・・・
私も みんなと 一緒が いいです。
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