こ も れ び の 里

長崎県鹿町町、真言宗智山派、潮音院のブログです。平戸瀬戸を眼下に望む、人里離れた山寺です。

憲法改正

2008年02月01日 | 教育
この国の食料自給率は、昭和40年に、73%。
平成10年度に、40%となり、
ここ6年は連続して40%と横ばいで推移。
だそう。

また、穀物自給率は、昭和40年に62%、
平成15年度には27%に低下、
3割にも満たない。
こりゃ、食生活の変化で食用油が大量に必要になってきたからか。

この国の自給率は、先進国の中では最低だそうです。
同じように食生活の欧米化が進む韓国も自給率が低下傾向にあると。

こんな食糧問題の話で、最も重要視されなければいけないと思うのが、
この国は、必要以上の食料を供給しているという実体と、
必要以上のエネルギーを消費しているという現実。

平均的な人間が一日に必要なエネルギーは、
せいぜい2000キロカロリーに過ぎないというのに、
自動車や電気製品などに囲まれて生活している人間一人の
一日に消費するエネルギーは約20万キロカロリー。
つまり我々が絶対的に必要とするカロリーの100倍以上を
消費していると聞き及びます。
この搾取されたカロリーのしわ寄せは、
アフリカの諸国をはじめとする、
私たちの知らない国々の人々を苦しめ続けているわけですよ。

これは明らかに「不殺生戒」と「不偸盗戒」を踏みにじる人間生活です。
日本国憲法には、この十善戒の理念を強く打ち出してほしいと思います。

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