Yes, we can！

試験は昼からだったので、ギリギリまでネットの問題をやったりしてあがいてた。

それにしても会場はすごい人。

精神だけは全国で7カ所、近畿圏では大阪でしかないので、遠くの人は大変だろうなあと思う。

今年は会場が大学じゃなかったのと半日だったので気持ち的には楽だった。

まあそれに、今は合否と仕事や生活は直接関係ないので、ダメならまた来年があるさ、今の職場は幸いにも、身近で学ぶ機会も多いし、と結構お気楽だったりする。

でもとりあえず解放されて、ほっとするというか、今回はすごーく肩の荷が下りた気がした。



帰ってきてchieeとコインゲームをしに行くことになった。

「あ～終わった終わった」

と何度も繰り返していると、

「試験てやだよね」

とchieeが自転車の後ろで労を労ってくれた。

「うん、やだけどね、勉強ができるって幸せなんだよ。世界には勉強したくてもできない人もたくさんいるし、ましてやおかあさんの歳で勉強できるって本当に幸せなことなんだよ」

「うん、そだね」



ゲームセンターに行くと人が多くてchieeは自分のやりたいのができない。

少し時間をずらして行くと、やっとお目当てのゲームができた…

のはいいんだけど、今度はchieeがいつまで経っても終わってくれない。

「ねえ。早く帰ってご飯食べようよ。宿題終えないと明日ＵＳＪに行けないよ」

明日は現在持ってるパスポートの最終日なのだ。

「うん、わかってるよ。帰ったら宿題するよ」

「この分じゃ無理と思うけど…」

「いいえ！私はやるときはやるのよ！

　　　　…そう！ Yes, we can! なんだから!」

「はあ…」

あんたって、応用利くね…



さあて、終わったら終わったで、やることは山積みなのだ。