今日は朝からスケジュールがいっぱいで、
受診→なんば(美術展)→新大阪(事例研究会)→お通夜
の予定でしたが、クリニックで久しぶりに友人に会い、なんばは通り過ぎて梅田でご飯を食べて新大阪に向いました。
本当は医療者向けの研究会はclosedなので患者の立場で参加することはできないのですが、この研究会は藤田敬之助先生が主宰なので、藤田先生にご了解をいただいて参加させてもらっています。
今日は私が関わっている小児思春期発症2型の支援などについてのお話がありました。
2型の場合、治療の中断が即座に生命の危機に関わらないことや、治療の選択肢も多いこと、モチベーションの維持など2型特有の課題があります。
また心理・社会的な背景が強く影響することも2型の特徴です。
生活習慣や肥満との関連性については、もちろん否定はできませんが、あくまでもリスク群であって、これを患者と直結することで患者が罪悪感や自罰感ばかり持つことはマイナスの要素しかありません。
今日は発言の機会をいただき、少し患者としての心情をお話ししたのですが、短い時間にはすべてをお伝えすることは難しく、アンビバレンスな思いはどのように表現したらいいのでしょうか。
医療はどうしても目の前にある病状や病態へのアプローチが主となりますが、実は患者を取り巻くその背景にこそその病態を作り出した根深い原因があることが少なくありません。
時間もマンパワーにも限界のある状況でだれがどのように支援していくか。
これはどの分野の、どの課題でも、スティグマ(負い目)になりやすい困難事例で共通することで、親の意識改革、家族支援がとても重要になってくるのではないかと思います。
みなさん十分に解っていると思います…でもドクターにとってもいろんな点において重い課題なのです。
緊張しいの私には場違いなところなのですが(もちろん発言するなんてとんでもなく)、この研究会に参加されるドクターのほとんどは顔見知りなので、休憩時間にもどなたかが声をかけてくださるのでほっとします。
でも今日参加されているドクターの面々を見ていて、すごいメンバーだなあと改めて思っていました。
来週のシンポジウムではこの日に参加されていた20人のドクターのうち4人が講演をされます。
ちなみにうちの先生は今日は参加してなかったのですが、今から東京で、会議?研究会?で南先生ともお会いすると言っていました。
ドクターはみなさんノンストップなのですね。
私もそろろそDMオフから脱出しなきゃ!