とりあえず、明日うーちゃんが帰るので、今日は奈良に行きました。
予定を変更して、高畑方面へ行くことにして循環バスに乗りました。
まずは奈良市写真美術館へ…ここはこの4月から「入江泰吉記念奈良市写真美術館」という名称になっていました。
入江さんは、戦争の時に「疎開」のために運ばれる仏像を見て、仏像を守ろう、奈良の文化を守ろうと決意され、大和路の風物や仏像を撮り続けた写真家として大変有名な方です。
奈良市に作品のすべてを寄贈され、この写真館が開館しました。
私にはたったひとりときどき手紙を交わす人がいるのですが、いつも入江さんの絵はがきでお送りすると、大変喜んでくださって、また在住の京都から京都の風景の絵はがきが届きます。
メール全盛になった今、この「文通」はちょっとした楽しみです。
今日は、入江さんより前に奈良を撮っておられる写真家・工藤利三郎さんという方の写真も展示されていました。
工藤さんの写真は、明治時代に撮影された奈良の風景や仏像ばかりで、入江さんの写真とは違った感動がありました。
あと、奈良出身の津田洋甫さんという方も…こちらは奈良の風景ではありませんでしたが、とても斬新で素敵な写真でした。
ここからすぐ裏手の新薬師寺へ。(ずっと以前に来たときは改装中でした)
新薬師寺で有名なのは本尊の薬師如来より十二神将のうちの【バサラ大将】です。
そこから【ならまち】へ。
格子の並ぶ町並みと庚申さん(厄よけのさるの人形)で有名です。
十輪院
元興寺塔跡
奈良で主要な社寺はほぼ周り尽くしている私も、ならまち方面はなかなか行く機会がありませんでした。
様々な色や形の花が風情を添えつつ、この時期にしては混雑しない高畑-ならまち界隈めぐりは心洗われる1日でした。
全部は回れなかったので、また行ってみたいと思います。