今週は京都美山町案内の記事のみでした。

書きたい記事もあったのですが、時間がありませんでした。

少し触れてみます。
ＪＲ西宝塚線脱線転覆事故における漏えい問題です。

このブログではＪＲ西宝塚線脱線転覆事故を追ってきました。
ここにきて、漏えい問題が発覚したのはご存じの通りです。
原因追及のため第三者委最終報告書が作成され、おかげで事故原因の「本丸」に迫ったように思います。
怪我の功名のようでもありますが、敵失なくしてここまでの報告書はできなかったでしょう。

朝日新聞の記事（11月19日付）でも納得のできる解説が掲載されています。
見出しを上げてみましょう。

・ＪＲ西は井手商会
・人事掌握、鶴の一声、「ものいえば唇寒し」
　コンプラ特別委は、87年民営化以後の井手正敬元社長の「経営上の最大の失敗」といわれる
「上に対して物を申さぬ文化、現場を知ろうとしない経営体質を作り上げた」が事故の間接的要因と指摘した。

・上場や高速化　功績も
　収益優先の結果、高速化は秒刻みの過密高速ダイヤをつくってしまい、日勤教育という精神論で克服しようとした。
そのひずみが大事故を起こしてしまった。

最後の最後まで逃げまどった経営陣だった。
本当に再建できるだろうか。

空の日航、陸のＪＲ西から目が離せない。

※写真は美山町かやぶきの里。