今年に入ってから、新型コロナウイルス感染症についての見聞に多くの時間を割いてきました。
お蔭さまで、国民は多くの情報を知り、知識も増えてきたように思います。
そして、つらつら考えていくと、この国はいままで感染病予防や研究をおろそかにしてきたのではないかと思えてしまいます。
多くの研究者が国内での限界を感じ、海外に出ていって研究をしていることでも分かります。
国内では研究者も医師も少ないのでは。
そして、この方々は一人ひとりがあまりにも考えが違います。
いまだに風邪のようなものという人もいます。
一方、感染し生死を彷徨った医師が、風邪のようなものとは全く違うと話します。
(私も風邪のようなものとはとても思えません)
確かに近年、危険な感染症に襲われることはなかった国であったため、
「感染症のコミュニティ」が細々と生き延びてきたのかもしれません。
PCR検査も軽視してきたように思えます(新型インフル時もPCR検査を途中でやめています)。
一時、医療崩壊を抑えるためにPCR検査を絞ったのが功を奏したという話がありましたが、
今からみれば、検査能力がなかっただけの話でした。
いまだに東京では検査結果が出るまで3日間かかっています。
「検査、検査」の掛け声の中でもこの程度です。
医療スタッフの奮闘で死者が少ないということは事実です。
医療従事者の奮闘には頭が下がります。
しかし、尾身さんをはじめ専門家と言われる方々の能力と見識には疑問符が付きます。
指揮している官邸、政治家はもっとレベルが低いと言わざるを得ません。
今も様子見しかできていません。
神風かファクターXを待っているのでしょう。
本当に8月が恐ろしいです。
お読みいただきありがとうございました。