
京都国立博物館にて開催中です。
ホームページをご覧ください。
まず、京都国立博物館です。
京阪七条駅から東にだらだらと登ります。
三十三間堂の向かいになります。
この辺りは、京都の大仏殿の跡になります。秀頼が建立したという幻の大仏です?
国宝一遍聖絵といえば鎌倉ー室町時代の代表的な絵巻物ですね。
これはありがたいと出かけました。
本当に素晴らしかったです。
でも絶対撮影はできません。
私の前にいた不届き物の若い女性がコートのポケットからすばやくスマホ取り出して撮影していました。
なんということをするのだと思いましたが、直接は注意しませんでした。
当然、すぐに係の人が現れ注意しましたが、ごめんなさいのことばもありません。
しらっとしてました。
私が注意しても、にらまれるのがオチでしょう。
これが美術愛好家かと気分が悪くなりました。
しかし、一遍聖絵を観るのです。邪念は払わなければなりません。
一遍は時宗の祖師といわれますが、時宗自体があまりなじみがありません。
おどり念仏で布教していったことが知られていますね。
伊予の人で、南は鹿児島から北は東北まで歩いています。
だいたい名所と言われるところは行っています。
広島なら宮島、岡山なら吉備津、福岡(長船)、大阪は四天王寺、京都は石清水八幡宮、奈良は熊野権現、和歌山は那智大社、長野善光寺など、仏教徒ですが、神社への参拝が多いのには驚きました。
まさに神仏習合です。当時は当たり前だったのでしょう。
廃仏毀釈は明治時代の愚行です。
ということで、この素晴らしい聖絵は、諸国の観光案内を兼ねて伝教に使われたと勝手に思いました。
この聖絵は丁重に取り扱われていますが、写本や模本を使い布教していったと思います。
私は平日に行きました。とても見やすかったです。
でも連休中は混雑することと思います。
それでもぜひ行っていただきたいですね。
↓考古館です。 以前はここで展示していました。
西を望みます。右手は考える人です。
博物館の前です。
博物館入口よりなにか出てきました。
左は、大丸呉服店の丁稚のようです。大丸京都店の広報の方がサポートしています。
右の虎さんはなにものでしょうか。
なんと、一遍さんのようです。踊念仏です。
楽しんだ後で、博物館の外観です。
入るときに撮影。
2時間後、出るときに撮影。雲行きが怪しく、水が波立っています。
ここは、方広寺の回廊にあたるそうです。
京都タワーが見えます。
一遍さんも歩いた場所ですが、今は昔です。
お読みいただきありがとうございました。