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岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

『一遍聖絵と時宗の名宝展』観ましたよ。

2019-04-20 21:11:42 | 京都・奈良

京都国立博物館にて開催中です。

ホームページをご覧ください。

まず、京都国立博物館です。

京阪七条駅から東にだらだらと登ります。

三十三間堂の向かいになります。

この辺りは、京都の大仏殿の跡になります。秀頼が建立したという幻の大仏です?

国宝一遍聖絵といえば鎌倉ー室町時代の代表的な絵巻物ですね。

これはありがたいと出かけました。

本当に素晴らしかったです。

でも絶対撮影はできません。

私の前にいた不届き物の若い女性がコートのポケットからすばやくスマホ取り出して撮影していました。

なんということをするのだと思いましたが、直接は注意しませんでした。

当然、すぐに係の人が現れ注意しましたが、ごめんなさいのことばもありません。

しらっとしてました。

私が注意しても、にらまれるのがオチでしょう。

これが美術愛好家かと気分が悪くなりました。

しかし、一遍聖絵を観るのです。邪念は払わなければなりません。

一遍は時宗の祖師といわれますが、時宗自体があまりなじみがありません。

おどり念仏で布教していったことが知られていますね。

伊予の人で、南は鹿児島から北は東北まで歩いています。

だいたい名所と言われるところは行っています。

広島なら宮島、岡山なら吉備津、福岡(長船)、大阪は四天王寺、京都は石清水八幡宮、奈良は熊野権現、和歌山は那智大社、長野善光寺など、仏教徒ですが、神社への参拝が多いのには驚きました。

まさに神仏習合です。当時は当たり前だったのでしょう。

廃仏毀釈は明治時代の愚行です。

ということで、この素晴らしい聖絵は、諸国の観光案内を兼ねて伝教に使われたと勝手に思いました。

この聖絵は丁重に取り扱われていますが、写本や模本を使い布教していったと思います。

私は平日に行きました。とても見やすかったです。

でも連休中は混雑することと思います。

それでもぜひ行っていただきたいですね。

↓考古館です。 以前はここで展示していました。

西を望みます。右手は考える人です。

博物館の前です。

博物館入口よりなにか出てきました。

左は、大丸呉服店の丁稚のようです。大丸京都店の広報の方がサポートしています。

右の虎さんはなにものでしょうか。

なんと、一遍さんのようです。踊念仏です。

楽しんだ後で、博物館の外観です。

入るときに撮影。

2時間後、出るときに撮影。雲行きが怪しく、水が波立っています。

ここは、方広寺の回廊にあたるそうです。

京都タワーが見えます。

一遍さんも歩いた場所ですが、今は昔です。

お読みいただきありがとうございました。


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