
今日は時間を見つけては『瞬間を生きる哲学』を読んでいます。
「瞬間を生きる」こともなかなか難しい。
近代になって、時が直線的になり、無意識のうちにコントロールされているという認識はとてもよくわかる。
特に「社会的活動」をしているときは、分単位でコントロールされている。
私自身の経験からいえば、地域包括支援センターで業務をしていたときは、時間にがんじがらめにされていたように思う。
限られて時間を効率的に使うことを強いられ、予定と記録の間に、支援業務があるという感じだった。
月単位に縛られ、週や日単位でも縛られる。
介護保険制度に関わる前は、もっと自由に時間が流れることを楽しんできたことがあるが。
給付管理が強いる月単位業務によって、支援業務が阻害されていると感じる日々でした。
これはどう考えてもマイナスの効果しか生まない。
「瞬間を生きることができない」
とまれ、
生活を続けることは、ある意味時間とのやり取りだが、この本に書かれているように、
瞬間を生きる技法を会得して、時間からもできるだけ自由に生きたいと思う。
せめて、空白の時間があることが不安になるという病理からは自由になりたい。
何かに熱中していて時間の感覚からも自由になる状態を日々の中で持つこと。
それは芸術に触れることだ、著者はいわれているようだ。
