
テレビのライブ映像にくぎ付けになった準決勝と決勝。
東京ドームでの一次リーグはホームでもあり、長いゲームを最後まで見ることはなかった。
誰しもが思ったように、私もマイアミでのゲームの厳しさは格別だろうと思った。
アメリカの選手はもちろんメキシコの選手にとってもマイアミはホームと言っていい。
そしてほとんどの選手は大リーグを経験している。
一方、日本チームには大リーガーは3人。
その他の選手は日本リーグでプレイしている。
昨年ワールドカップで活躍したサッカーの日本チームとは状況が異なる。
まさに日本リーグの力が試されることになった(もちろん大谷、ダルビッシュがいなければ勝てなかったが)。
日本チームには他のチームが持ち合わせない特徴があった。
野球伝来150年の歴史が創り上げてきたことである。
そう、日ごろ見ている野球に体現されていることだ。
日本独自に進化した野球だ。
日本流にいえば、ようやくアメリカに「恩返し」ができたのだ。
パワーを身につけた。鬼に金棒だ。
準決の吉田選手の3ラン。172㎝という平均的日本人の身長であのパワー。
まさしく鍛え抜かれた心身だということがわかる。
日本選手に言われ続けた身体的な細さを克服している。
相撲の世界でも同様のことが起こっている。
現在も幕内優勝を競っている翠富士も吉田選手と同じ172㎝と言われている。
彼も巨漢力士に力負けしない。
そのような幕内力士が当たり前になっている。
もちろん、サッカー、ラグビーにも当てはまる。
本来、技術的に優れている日本人選手がその身体でも世界で戦えることが証明されてきている。
日本的風土の賜物でもあるチームワーク野球、つなぐ野球、諦めない野球が開花するためにも必要な条件だった。
思い出すのは、女子サッカーW杯決勝で日本チームが米国を破ったゲーム。
1点ビハインドから同点に追いつき、ペナルティキック戦で日本が勝利した。
その時にアメリカ選手が語った言葉。
「いつもなら先制されると勢いのなくなる日本チームがあの時は強烈に向かってきた」。
当時の日本女子サッカーチームの素晴らしさが蘇ってきた。
余談か。
ブルペンに向かう大谷選手
8回はダルビッシュ
9回の日本チームの守備陣、ヌートバーが左翼へ
大谷投手を見守る佐々木選手たち
マクニール選手にフォアボール。
ベッツ選手に併殺打を打たせ、トラウト選手と歴史的対決へ
トラウト選手
いつもの表情、栗山監督
カウントを重ねる
ダルビッシュ選手は2009年のクローザー。
フルカウント!
トラウト選手、空振り三振!
野球少年!!
見事な栗山采配でした。
お読みいただきありがとうございました。
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