岩清水日記

「あしひきの岩間をつたふ苔水のかすかにわれはすみわたるかも」良寛

9月中旬です。日本をとりまく国際政治を考えてみました。

2017-09-14 10:28:34 | 国民と国会と政治

先日、ある会合で一人の女性の発言に注目しました。

新聞を購読することを止めました。みなさん、新聞以外でどのように情報を得ていますか。教えてください。

では、どの程度の人が新聞を購読しているか、出席者に確認しました。

約8割の人が購読していませんでした。属性でいえば、女性30~50代。裕福な方は少数です。でもネットには強い。

新聞へのアクセスはネットや図書館でもできますが、ネットの新聞は有料、図書館は行く時間的な余裕がない人がほとんどです。

そうすると触れるメディアはネットとテレビ中心になります。ともに深堀や視野の広さに難点があります。

推薦された一つがネットラジオです。私はまだアクセスしていませんのでなんともいえません。

では情報収集になにがいいか。もちろん大きな図書館です。たとえば県立図書館。全国紙、全国の地方紙、多くのの雑誌など見ることができます。でも見れる人は本当に限定されていますよね。

ということで、情報収集は本当に難しいということになります。

 

さて、国際政治についてです。

世界中に大きな困難を抱えています。身近な問題では北朝鮮のミサイル・核開発です。

北朝鮮の脅威といえば米国ということになります。韓国、日本は脅威とは思っていません。

中露も脅威ではありません。

米国が脅威なら、自らが米国の脅威になるか、距離を置くか、友好関係を構築するか、従属するか、という選択になります。

北朝鮮の選択は、米国の脅威になるということでした。もちろん軍事力総体では比較になりません。そこで米国本土に打撃を与えるという妄想ともいえる核・ミサイル開発を考え実行しています。

米国をはじめ周辺各国は「妄想」だと思いたかったのですが、「現実」に近づいてきました。

米国は先手攻撃を選択肢に入れていますが、北朝鮮が反攻すれば大惨事がおこることは明らかです。

戦争を始めることは比較的簡単ですが、収拾することは難しい。朝鮮戦争もまだ終わってません。

いいかげんに学んでもらいたい米国ですが、大統領の裁量となれば、歴史に学ばないトランプ氏では不安です。

そのトランプ氏を無条件で支持している安倍氏も大いに不安です。

核は使えない兵器です。それは国際条約として批准されることでもわかります。

ヒバクシャの訴えは、核被害の実態を明らかにし再び核を使用することが、許されない状況を作っています。

さすがのトランプ氏も無視できません。

一方、北朝鮮はかつての日本帝国を彷彿させるような孤立化を深め、窮鼠猫をかむ状態にあります。

日本帝国の末路から学んでくれればいいのですが難しいことかもしれません。なにしろ玉砕まで学んでいるのですから。

各国の経済封鎖が、日本帝国の暴発の要因と言われています。

昨日発効された国連の対北朝鮮経済制裁もどのような経緯をたどるか注視しなくてはなりません。

安倍氏はロシアに行きました。大した効果はありません。中国や韓国との話し合いも必要です。

もちろん、北朝鮮も同様です。

北朝鮮と話をするように試みてください。

日本はそれが可能な立場だと思います。かつて小泉氏と一緒に38度線を渡った勇気を思い出してください。

※写真は香川県・豊島です。アートスポット「心臓の音アーカイブ」が面している海辺。世界の人々の心音が記録されています。心音が一人ひとり異なるさまに驚きます。一人一人がかけがえのない生物なのです。


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