ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

ご婦人と床屋と

2015-01-22 | ほとほと日記
今日は仕事はお休みでした。


昨日おとといと気持ちの上でハードな仕事が続きました。
明日からは四日間勤務が続きます。
ですから、この休みは貴重です。


朝から冷たい雨が降っていましたが、自転車を漕いでスポーツクラブにいきました。
スポーツクラブでも、自転車漕ぎを一時間。
テレビで錦織圭選手の全豪オープンの試合を観ながら漕いでいました。

隣で漕いでいる六十代半ばくらいのご婦人も、中継を観ています。
ご婦人は、錦織選手がポイントを決めるたびに小さくガッツポーズをする。
ニシコリ人気を改めて感じました。
ご婦人の隣には同年輩のご婦人がいて、やはりテニス中継を観ています。
二人で自転車を漕ぎながら応援しています。

途中、ニュースになり、イスラム国で人質になっている日本人の画像が映りました。
あの画像を観ると、私は心がひどく強張ります。
でもご婦人たちは「何なのかしらね、この人たち」と、ふだん着の口調で非難しました。
またテニス中継に戻ると、錦織選手の調子は今一つのようでした。
ご婦人たちは「調子ワルイわね、今日」なんて言っている。
そして急に自転車漕ぎをやめると、二人してエアロビクスの始まるスタジオに行ってしまいました。
(やっぱりおばちゃんはタフだなア)と、敵わない気持ちがしました。


午後からは床屋に行きました。
私の収入からして月に一度の床屋は決して少なくない出費です。
でも、ていねいに髪を刈り、顔を剃り、肩を揉み、鼻毛まで切ってくれる小一時間は、私にとって貴重な癒しの時間でもあります。

私は男性にしては髪の伸びが早く、それは秘かな自慢でした。
ところが、半年くらい前から変化を感じていました。
短く刈り込む形は変わらないのに、切られた髪の量が明らかに少なくなってきたのです。
この一、二か月で、それは確信に変わりました。
こんなところにも老化が現れて来ました。

でも老化は自然現象で、抗うものでなく共存すべきものです。
そう考えるより仕方がありません。

明日からは東京はしばらく晴れるようです。

お粗末さまでした。