ほとほと通信

89歳の母と二人暮らしの61歳男性の日記。老人ホームでケアマネジャーをしています。

ニュース記事から

2015-01-19 | 独居中高年
今日は仕事はお休みでした。

新宿に行って通風治療を受ける日でしたので、朝8時半の電車に乗りました。
平日のそんな時間に電車に乗ることはめったにないので、緊張しました。
幸い検査数値は良好で、次の受診は2カ月後になりました。


午後はいつものようにテレビやネットを眺めて過ごしました。
すると、「独身者の高血圧の割合は既婚者の1.7倍」というニュース記事がありました。
厚生労働省が発表したデータです。
「上140以上、下90以上」の高血圧の指標で既婚者と未婚者を調査したところ、前者の48%に対し後者は68%だった…ということです。

単身者はバランスの取れた食事を摂りにくい…というのをその主な理由にあげています。
でも私は、いくらバランスに気をつけた食事を摂っていたとしても、独りで生活をし続けていると心身の健康を崩しやすい…と感じています。

私の仕事がらみの話になりますが、ホームのお年寄りも、居室で一人で過ごす時間が長くなると、認知症が進むことを実感しています。
認知面だけでなく、身体的な抵抗力も落ち、つまりは亡くなりやすくなります。
もちろんデータを取ったわけではありませんが、それは本当に日々実感しています。


独身者の寿命は既婚者より平均で十数年短い…というデータもあります。
これはアメリカのルイスビル大学が世界五億人(!)を調査した結果だそうです。
五億人というサンプルが多すぎる気もしますが、世界中どこでも未婚の主要な理由に「経済的問題=貧困」がありますから、当然だろうなア…とも思います。

ただ私は、独身か既婚かよりも、孤立しているか繋がりを持てているかの方が重要だ…と感じています。
人は独りだと判断を誤ります。頑張る根拠が持てません。
そして、寂しいと心身の免疫力が落ちるのです。

ですから、既婚、未婚に関わらず「生き延び合う」ことを意識して関わりを持っていきたい…と思うのです。


お粗末さまでした。