日脚が少しづつ伸びて
夜明けの時間もいくらか早くなった。
散歩がてら柳橋市場に寄って
イワシとサバを買ってきた。
イワシは丸干しにし
サバは3枚におろして酢締めにした。
どちらも数日は保存がきくし
食品添加物を使わないので
おかずの一品として安心して食べられる。
ユキ(柴犬)を見送って
早くも10日が過ぎ
生活のリズムが少しずつ変わってきた。
朝の早いユキに合わせて
暗いうちから散歩に出かけていたが
今はすっかり夜が明けてから1日が始まる。
毎日の散歩も
人や車の少ない道を選んで公園に通っていたが
今はメインストリートを
職場へ急ぐ人たちの早い歩調に合わせて歩いている。
散歩の時間は1時間ほどで同じだが
目の不自由なユキと一緒の頃に比べると、倍以上の距離になった。
飛騨に居た頃の思い出は山のようにあるが
1年足らずの名古屋にもユキが生きていた証は残っている。
主のいない小屋は
玄関の脇にそのまま残っていて
時々中から出て来そうな気がする。
花壇の植木鉢も
ユキが中で休んでいたままで
押しつぶされた草花もそのまま残っている。
パソコンを開くたびに
デスクトップからユキが現れ
こちらをじっと見つめている。
まだしばらくは
ユキと一緒の暮らしが続きそうだ。
猫はコタツで丸くなる、
ユキちゃん植木鉢で丸くなる~
ビルの谷間のユキちゃんより、やはり雪やお山を背景のほうが似合いますね。
そう思うのは歳月が長かったからでしょうか?
土の感触が好きなユキは、名古屋へ来ると花壇や植木鉢で寝そべっていました。
生まれ育った雪国が馴染みやすかったようです。
飼い主もそうですが、年を取ると新しい環境は難しいかもしれませんね。