↑ 愛知学院大学キャンパス
もと新聞記者の友人に誘われて
「震災・原発と私たち」がテーマのシンポジュームに参加してきた。
昨年、愛知学院大学の研究者が
放射能被害地域を訪れ
震災時と震災後のコミュニティの対応や復興の様子を語った。
サブタイトルは「安全という神話にどう向き合う?」であるが
時間切れのためか、そこへの踏み込みはなかった。
最も関心がある部分であっただけに
消化不良が残念だった。
もう一つの報告の中で、印象に残ったのは
津波に流されて荒涼とした原野の向こうに
巨大な防波堤工事が進められている光景だった。
自然豊かな海と切り離されて
浦々の小さな漁村が消えていくようでは
真の復興と言えない。
また、復興商店街には客はなく
復興住宅も狭い場所に隔離されているようであったり
避難区域の家族やコミュニティがバラバラになったとの報告もあった。
昨日行われた、安倍首相の施政方針演説では
「福島の皆さんにも一日も早くふる里に戻っていただきたい」と、語り掛けていた。
新たな東北の姿を、「創造と可能性の地」として
世界に向けて発信しようとも言っていた。
演説だけで終わらないことを、切に願いたい。
原発事故は過信していた面もあるのでしょうね。
今回の福島はチェルノブイリ事故と同じレベル(国際原子力事故の評価度)と知りびっくりいたしました。
何年か前知り合いの息子さんが(中筋純さん災害写真家)
「廃墟・チェルノブイリ」を刊行され私も一冊持っています。
これ以上の廃墟はないくらいで衝撃を受けました。
回復は何十年、何百年レベルと聞くと恐ろしくなりました。
せめて被災された方に日本政府は手厚い支援をしてあげてほしいです。
形はどうあれ、津波被害の復興は進んでいるようですが、
放射能被害地の復興は、未だに先が見えませんね。
都知事選挙でも大きは争点になっていますが、
都民の下す審判が興味深いです。
いずれにしても、人間の力でコントロールできないエネルギーに頼るのは不安だし、
廃棄物の処理方法が定まらない原子力発電は、問題が多すぎます。
世論は、脱原発に向かうのでしょうか。
都知事選には関心があります。
原発反対の細川さんどうですかねー・・・・?8
好きでない候補が先行しているようなので、脱原発ガンバレです。
日本の将来を占う選挙になりそうですね。