名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

飛騨高山・岩井神社の秋祭り

2012年09月15日 | セカンドルーム

 

 

 

 

今日は集落の氏神様、「岩井神社」で秋祭りが行われた。

朝7時に神社に集合して、神殿や境内の清掃、注連縄や飾りの鯛、房を藁で編み、3ヶ所の旗立てなどの準備が、手分けをして行われる。


祭りの準備が整い、午後1時過ぎに公民館で待機している神官を迎えに、祭列を組んで神社を出発した。


12程ある役割・任務を一人から数人で担い、それぞれの装束を身にまとってこなしている。

神官を伴って再び神社に戻った神殿では、数々の神事と舞や雅楽が執り行われ、境内でも獅子舞や鉦打ちが奉納される。

その後に、祭主は御神輿に乗り移られて、塩撒きを先頭に再び祭列を組んでお旅所へ向かう。

ここでは日が暮れるまで、神々とともに氏子たちは宴を楽しみ、舞や鉦打ち、獅子舞などに打ち興じる。


白山の方向に日が沈むと、乗鞍岳を望む高台のお旅所も夕暮れが迫り、お開きとなって神社への帰途に着いた。

祭列が神社に着いた頃はすっかり夜の帳に包まれ、激しく打ち鳴らす鉦の中で、神官に導かれた祭主は、お神輿から神殿に移られて本祭りの幕が閉じられた。
長い一日と宴のお神酒で半ば朦朧としてしまったが、素朴な時代絵巻に郷愁を感じ、感動を覚える一日となった。

コメント (6)
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