昨夜は雪が降ったようで、まわりの野山は薄化粧をしていた。
散歩に出かける時の外の気温はマイナス7度で、春寒とは程遠い厳寒の朝だった。
天気予報は曇りのち雪であったが、日が昇ると予想外の青空が広がっていた。
少々寒くても、日なたを求めて歩くのは気分が良い。
家にも陽射しが届くようになったので、部屋の中もずいぶん明るくなった。
思わぬ青空のプレゼントに気を良くして、座敷や台所、玄関、トイレなどの掃除をした。
寒くて暗い日に、掃除などをする気にならないが、重い腰が上がるのも太陽の恵みかもしれない。
雲ひとつ無い青空に、天気予報が外れたかと思っていたが、掃除が終わった頃には黒い雲に覆われ雪が降り出した。
山に登っていて、青空に一片の雲が現れたと思う間もなく吹雪に見舞われることがある。
ここは山岳気象の影響を受けるので、青空が続くと信じていると思わぬ失敗をする。