名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

中京テレビ 「グッと!地球便」を見て

2009年06月21日 | セカンドルーム

 

昨夜来の激しい雨も午前中に上がったが、湿度が90%を越す蒸し暑さになった。


午後は薄日が射すこともあったが、黒い雲が時々空を覆う、はっきりしない一日だった。
朝のうちは作業場に入って、下塗りの終わった家具の研磨と中塗りをした。


午前のテレビ番組で、旧友の家族が出ることを聞き、部屋へ戻って中京テレビの「グッと!地球便」を見た。
この番組は、日本の家族と遠く離れて海外で暮らす家族をつなぐドキュメンタリーで、その国の文化や生活などもあわせて伝えている。
11年前に南米の民族楽器「チャランゴ」を修得するため、単身アルゼンチンに渡った女性とその母親や亡き父親の想いをつないでいた。
今は本場のアルゼンチンでチャランゴの独自の演奏スタイルを確立したが、父親はそれを知らないまま還らぬ人となってしまった。
アルゼンチン行きを大反対した父に成功を見せられなかったこと、溝が埋まらなかったことが心残りだと言う彼女に、母親の「亡くなる前に活躍を聞いてホッとしていた。天国できっと喜んでいる。」という言葉で番組を締めくくっていた。
彼女の父親とは高校以来の友達で、商社マンとしてスペインや中南米を中心に活躍し、帰国後も事あるごとに旧交を温めていた。
ラテン系のような明るさと逞しさを持った彼は、常にエネルギッシュで、突然の訃報を聞いた時の衝撃は大きかった。


11年ぶりの再会で、お互いに語り合うことは出来なかったが、彼の逞しさを娘さんが受け継いでいることを知り安堵した。

コメント (10)
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