名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

東海北陸自動車道で合掌集落へ

2008年07月10日 | セカンドルーム

 

7月5日に開通した、東海北陸自動車道の飛騨清見JC~白川郷IC間をドライブしてきた。
高山市街から白川郷へは、中部縦貫道(現在は無料)の高山ICから飛騨清見JC経由で、30分ほどで行ける。
今までは回りくねった細い国道を、2時間ほど掛けて行ったのに比べれば、ずいぶん近くなった。
高山に下宿していた高校生も通学が可能になり、通院や通勤も楽になったと、地元の人たちは喜んでいる。

 

世界文化遺産・合掌集落の人気が高速の開通でいっそう高まり、たくさんの観光客がやって来ることだろう。
都会の喧騒が持ち込まれる狭い集落で、秘境とか、静かな山村風景を求めることが難しくなっていく。
白川村は、急増する観光客への対応の遅れや、住民の利害関係の調整など、人気先行の陰で様々な問題も抱えているようだ。
町村合併を見送り、岐阜県下唯一の村として存続を決めた白川村の、今後の行政手腕が問われている。

 

隣の五箇山は、周辺の町村が合併して、富山県南砺市となった。
ここの合掌集落は、白川郷とは対照的に目障りな人工物や、不釣合いな店もなく、のどかな山村風景が楽しめる。
時間が止まったような静かな佇まいは、平家の人たちが住みついた頃の息遣いが聞こえてくるようだ。

コメント (2)
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