考えるのが好きだった

徒然でなくても誰だっていろんなことを考える考える考える。だからそれを書きたい。

はじめに

 このブログは、ほり(管理人)が、自分の思考を深めるために設置したブログです。私のものの見方を興味深く思う方は、どうぞお楽しみください。 / 書かれていることは、ほりが思考訓練として書き連ねた仮説が多く、実証的なものでありませんが、読み方によって、けっこう面白いと思います。 / 内容については、事実であっても、時空を変えて表現している場合が多々ありますので、リアルの世界を字面通りに解釈しないでください。何年か前の事実をまるで今起こっているかのように書いたものもあります。 / また、記事をUPしてから何度も推敲することがあります。記事の中には、コメントを戴いて書き換えを避けたものもありますが、どんどん書き換えたものも交ざっています。それで、コメント内容との整合性がないものがあります。 / なお、管理人は、高校生以下の方がこのブログを訪れることを好みません。ご自分自身のリアルの世界を大事にしていただきたいと思っているからです。本でも、学校でも、手触りのあるご自分の学校の先生や友人の方が、はるかに得るものがありますよ。嗅覚や触覚などを含めた身体全体で感じ取る感覚を育ててくれるのはリアルの世界です。リアルの世界で、しっかりと身体全体で感じ取れる感覚や感性を育ててください。

邪道(?)の進路指導

2006年10月24日 | 教育
 とってもアタマが良さそうで、研究者向きじゃないかと思う女子がいるが、たぶん親御さんや親戚は大学に行っていないと思う。本人は、大学に行く気はあまりない。というか、大学に行くのは、実業のための「資格」を取るためだと思っている節がある。(世間一般でもその傾向はあるだろうが。)だから、大学で自分がしたいと思うことはないし、など、大学進学にはやや消極的。かつ、なかなか器用で、アクセサリー作りやお菓子作り、料理なども好きなようで、卒業後は専門学校へ行って、お菓子職人か料理人になりたいとも言う。たぶん、彼女の身近にあるもので、彼女の興味関心をひくものがそういうものだけだったのだろう。

 ああ、もったいない。(←進学校教員の下品)模試の成績だって、とってもいいんだよ。(易しい旧帝大を狙っていけるほどである。)

 しかし、話を聞くと、「上を狙いたい」から進学校である本校に来た。そのために勉強をしたらしい。

 よし。
 ならば、と・・・ついに言ってしまった。(大学へは、資格のためだけに行くわけではないよ、はもちろん言いましたが、それ以外に。)

 男だったら、旧帝大を狙えと絶対に言う。就職に有利だ、というのがその理由である。しかるに、女の子の人生は、なんだかんだ言って、なかなか一筋縄にはいかないのが現実である。いろいろ左右される部分がやはり大きいのである。
 しかし、実は、女子が「とても良い大学」に行くと、「人生が大きく変わる」ことになる場合がかなりあるのだ。特にこの子の場合は、そうなる可能性が高い。最終的にはお菓子職人や料理人を目指すにしても、高卒でなるのとは全く違う歩み方で、苦労しても(苦労はどんな場合にもつきものであろう)人生を大きく広げてうまくやれる可能性が、かなりの確率で生じるのだ。(まあ、仕事だけが人生ではないということである。)こーゆーことは、男性教員は、まず気が付かないと思うけど。
 えっ? もちろん、本人には気をつけるべき点も含めて(笑)露骨に言いましたよ。