考えるのが好きだった

徒然でなくても誰だっていろんなことを考える考える考える。だからそれを書きたい。

はじめに

 このブログは、ほり(管理人)が、自分の思考を深めるために設置したブログです。私のものの見方を興味深く思う方は、どうぞお楽しみください。 / 書かれていることは、ほりが思考訓練として書き連ねた仮説が多く、実証的なものでありませんが、読み方によって、けっこう面白いと思います。 / 内容については、事実であっても、時空を変えて表現している場合が多々ありますので、リアルの世界を字面通りに解釈しないでください。何年か前の事実をまるで今起こっているかのように書いたものもあります。 / また、記事をUPしてから何度も推敲することがあります。記事の中には、コメントを戴いて書き換えを避けたものもありますが、どんどん書き換えたものも交ざっています。それで、コメント内容との整合性がないものがあります。 / なお、管理人は、高校生以下の方がこのブログを訪れることを好みません。ご自分自身のリアルの世界を大事にしていただきたいと思っているからです。本でも、学校でも、手触りのあるご自分の学校の先生や友人の方が、はるかに得るものがありますよ。嗅覚や触覚などを含めた身体全体で感じ取る感覚を育ててくれるのはリアルの世界です。リアルの世界で、しっかりと身体全体で感じ取れる感覚や感性を育ててください。

私の英語

2006年10月05日 | 教育
 たまには、多少は真面目に授業をしていることを書こう。と言って、「へん、この程度か」と思われそうだが。(笑)

 私は、まず、英文は「主語+動詞」だと教える。
 「訳がわからない」と言ったら、英語の文には必ず何があるかを問う。SVが英文の基本であることを確認させるためだ。(しかし、「SV」というコトバがなかなかでてこない。)で、次にさせるのはVを捜させることだ。放っておくと生徒はSを捜そうとする。しかし、Vのほうが英文の根幹をなすし、手っ取り早いのである。で、この際も、「SVがわからないときはどうするの?」と聞く。しかし、「Vから捜す」がなかなか出てこない。(授業ではいつもそう教えてのに。)で、捜させる。待ってられないときは言っちゃうが、なるべく捜させる。「わからない」と言ったら、1語1語アタマから全ての語について検討させる。このときは、動詞かな?とアヤシイものを全て抜き出させるのである。その上で、「SVのV」を捜させる。SVのVになる動詞は、必ず、時制がわかるか、助動詞がついているか、のどちらかである。この段階で不定詞やing形は除外される。
 細かいことを言うと、まだ多少あるが、Vが特定できたら、そのVに対応するSを捜させる。(複文の時だってあるし。)まあ、ここでまた多少あるが、それでやっと、S+Vの確認が終わって、全体を見渡し、構造の理解をさせる。意味を取りながらすることもある、まあ、細かいことは、その時々。最後は「頑張れ。」(笑)なるべく答えを言わないで、考えさせる。その過程で、自分は英語の何の知識がないからわからなかったのかなどもつかませる。

 これだけの指導でも、結構大変なんだよ~。いちいち「Theは動詞?」「違う」「appleは動詞?」「違う」など、丁寧に言ってやらないと、自分ではできない子も多いし。で、こういうのは、最初は丁寧に綿密にしないと、絶対にできるようにならない(と思うのだ)。できない子は目がキョロキョロ、定まらない。飛ばし読みをして綿密さがない。自分がわかっていることと分かってないことをしっかり区別できないのである。これではいつまでたっても勉強はできるようにならない。とにかく、英語の文には必ずSVがある、と気付かせるだけで半年以上掛かる。

 イヤしかし、授業に関しては語学春秋社の実況中継のいくつかに世話になりました。(笑)
 でも、上記は、違うよ。私が高校生の時からやっていたことです。私、高校生の時、文構造をつかむのだけは得意でした。わからなかった文構造は、まず、なかったです。関係代名詞、挿入、that節が多用され、入り組んだ構造のクイズのような悪文、当時「受験英語」と非難されていた悪文が大好きだった変わり者です。(笑)思考法が入れ子構造のわけですよ。
 
 あ、でも、授業内容はこれだけじゃないよ。内容読解もするから。段落の構成とか、文と文の繋がりとか。自分で最も手薄だと思うのが、単語、語法の指導。しないワケじゃないが、英々辞典をつかってるわけでないし。(だから、私はホントは「英語教師」じゃないんだよね。)

 新出単語カルタとか、ヒマだったらできると良いんだけれど、作るのが面倒。とにかく、1クラスで4人一組、材料は10組必要。作るのが大変なの。以前やったとき、生徒は喜んでいた。できる子もできない子も。

 文の並べ替え(次の各語を並べ替えて英文を作れ、の類)も、本当は、語をカードに書いて並べ替えをさせるとよくわかるようだ。指を使って、カードを動かすのが良いみたい。(お試しあれ。)
 文章の並べ替えも、楽しくできる。教科書の文章でも、接続詞や代名詞に注目しないとできないから、これ、結構アタマを使うのだ。
 いずれにしろ、材料を作るのが面倒。(生徒に作らせても良いんだけれど、なかなかきれいに作ってくれない。)

 今は面倒だから、しない。(笑)しなくても、何とかなっているという現実がある。(以前は、なんともならなかったってわけ。)やっぱり、リーダーは「ノートに訳」が一番よ。これに耐えられる生徒を育てるのが一番よ。絵を描こうと思ったら、色が付いた紙に上手に絵を描こうと努力するよりも、まずは白い紙を用意する。その方が、上手に思った通りに描ける。白い紙は忍耐力と、根本的にある考え方。そっちが先。


やっほー

2006年10月05日 | 養老孟司
サイン貰っちゃった。って、接待役の親戚が、勇気をふるって気を利かせて貰ってくれたのです。わ~い、ありがと! 「ほう、高校の先生ですか」って。何にかって? へっ、へっ、へっ、内緒♪♪♪ 送ってくれるって。早く着かないかなぁ~♪