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ウクライナ軍総司令官が「反攻作戦は期待を裏切った」と認める 装備不足、人手不足のウクライナ軍にもはや打つ手はない

2023年11月04日 05時52分26秒 | 日記

ウクライナ軍総司令官が「反攻作戦は期待を裏切った」と認める 装備不足、人手不足のウクライナ軍にもはや打つ手はない

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《ニュース》

ウクライナのザルジニー軍総司令官がこのほど、英誌「ザ・エコノミスト」に寄稿し、反攻作戦の期待を裏切ったことを認め、「消耗戦の間にロシアに軍事力増強の猶予を与えてしまう」と危機感を露わにしています。

 

 

《詳細》

ザルジニー氏は、現在の戦況は戦車などの機動力に重点を置く「機動戦」から、戦線が膠着し局面を打開できない「陣地戦」に入っているとし、それにより、ロシアに軍事力を増強させる猶予を与えてしまうと警告しました。その結果、ウクライナを徐々に脅かすことになるだろうと述べています。

 

そこで、ミサイルや砲弾などの基本的な装備は不可欠としたうえで、この戦況を打開するためのカギとなるいくつかの軍事装備や技術が必要だと提案し、同盟国に支援を呼びかけています。そのうち、最も重要なものが空軍だといいます。

 

これまでウクライナ軍は550を超える防空システムを破壊するなど、ロシアに対して莫大な損害をもたらしてきたとする一方で、依然としてロシアが有利であるとしています。ウクライナ軍は開戦時に120機の戦闘機を持っていましたが、その3分の1しか使用できていないといいます。そこで、ドローンが効力を発揮するだろうとも述べています。

 

それ以外にも、電子戦や対砲兵射撃、地雷処理技術の重要性を指摘したほか、最後に「予備戦力」についても言及しています。ウクライナでは自国内での訓練能力も限られており、前線の兵士の交代を容易には行えていないといいます。また、法律の欠陥として、国民が自らの兵役義務を回避することが可能となっていることについて懸念を示しました(これは大学に入ることで徴兵が免除されることを念頭に置いているだろうが、現実に、賄賂によって富裕層は兵役を免れ、それができない一般国民が路上で軍に強引に連れていかれるケースが多発している)。

 

そこで、「統一徴兵制度」を導入し、訓練・動員できる国民の範囲を広げようとしているといいます(現時点でも手足を失った障害者が戦場に駆り出されるケースが散見され、HIV患者や精神障害者も動員される懸念が高まっており、さらに65才の老人も動員する法案が議論されている)。また、「戦闘インターンシップ」の導入によって、新しく動員され訓練された人々を前線に派遣して、実地訓練を行うこと(事実上まともな訓練もせず、いきなり前線に送り込むということか)も可能になると述べています。


中国企業がリチウム採掘のためにチベット高原を乱開発 「安価なEV」が少数民族弾圧の上に成り立っている実情

2023年11月04日 05時51分25秒 | 日記

中国企業がリチウム採掘のためにチベット高原を乱開発 「安価なEV」が少数民族弾圧の上に成り立っている実情

<picture>中国企業がリチウム採掘のためにチベット高原を乱開発 「安価なEV」が少数民族弾圧の上に成り立っている実情</picture>

 

《ニュース》

電気自動車(EV)バッテリーの原料であるリチウムを、中国企業がチベット高原で乱開発している実態について、チベット人研究者のグループ「ターコイズ・ルーフ」が報告書を発表しました。

 

《詳細》

中国は1950年代以降、チベットを侵略していますが、その理由の一つに「鉱物資源の豊富さ」があります。リチウムに関していえば、チベット高原には中国国内のリチウムの約85%が眠っているとの研究結果が出ています。

 

同グループは、今年5月、チベット高原でリチウム採掘のために中国人投資家から土地をめぐり数千件の入札があったことを指摘。ところが地元のチベット人は「自分たちの牧草地が売りに出されていることも知らされず、土地の採掘について何ら相談もされていない」といった状況だったことを報告しています。

 

中国の採掘業者は、リチウムの抽出・加工をスピードと低コスト重視で行っているために環境汚染が深刻化しており、四川省のチベット自治州では川の魚が大量死するなどの影響も出ているといいます。こうした中、EVで世界シェアトップのテスラ社や、中国EV大手の比亜迪(BYD)などがチベットのリチウムへの依存度を高めていると指摘しました。

 

また、かつて地元の川や家畜に汚染が起きたために閉鎖されていた鉱山で、再び環境汚染を引き起こすような方法でリチウムの採掘・加工が行われている可能性が高いことを指摘。2013年と16年には、カム県の鉱山開発に対する抗議運動が「容赦なく弾圧された」ことも取り上げています。