古美術 崎陽

古唐津 茶碗 他お茶道具等 古美術全般を取り扱う「古美術崎陽」のHP日記

幕末の長崎で活躍した人~山口 尚芳(11)

2010-11-09 11:15:29 | 長崎の歴史
  鹿鳴館


佐賀藩士「山口 尚芳」補足4

~岩倉使節団(4)~

岩倉使節団についての評価はその後もわかれる。

派遣の目的のひとつでもあった条約改正への交渉は

実質的には失敗に終わり、

以降は極端な欧化政策へと方向を転換し、

明治を象徴する鹿鳴館での交渉へと移っていく。


新国家建設のモデルを欧米に求め、

各先進国の中に新しい日本の

進むべき道を探ろうとしたという意味では

まさに近代日本の船出を象徴する事業として

見ることができる。

そして、山口のみならず使節団各員にとっても

世界という目で、

東洋の果てに浮かぶ日本を見る

という視点を培った旅であったようだ。
 
また多くのメンバーがそれぞれの任務を負って分散したため

必ずしも全員が常に行動をともにし

同時に帰国したわけではなかった。

そのような中、山口は最後まで使節団の中にあった。


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