古美術 崎陽

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長崎で活躍した人~シーボルト関連補足~楠本イネ

2010-02-25 14:45:19 | 長崎の歴史
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シーボルトの娘「楠本イネ」~4


明治17年(1884)医術開業試験の

門戸が女性にも開かれるが、

既に57歳になっていたため合格の望みは薄いと判断、

以後は産婆として開業する。

62歳の時、娘高子一家と同居のために

長崎の産院も閉鎖し再上京、

医者を完全に廃業した。

以後は弟ハインリッヒの世話となり余生を送った。

1903年、鰻と西瓜の食べ合せによる食中毒のため

東京の麻布で亡くなる。

享年77。墓所は長崎市晧台寺にある。

イネは生涯独身だったが、

石井宗謙との間に、娘の楠本高子(タダ)がいる。

楠本高子の懐妊は、

石井宗謙にレイプされたためのものである。

彼女は師事していた石井宗謙に深く失望し、

一人出産し、生まれてきた私生児を

「ただの一度で出来た子・タダ」と名付けた。

後年、タダは宇和島藩主伊達宗城により、

改名を指示され「高」と名乗る。

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