古美術 崎陽

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長崎で活躍した人~「ケンペル」~4

2013-01-18 05:45:17 | 長崎の歴史
その頃ちょうどバンダール・アッバースに

オランダの艦隊が入港していた。

彼はその機会を捉え、

使節団と別れて船医としてインドに渡る決意をする。

こうして1年ほどオランダ東インド会社の船医として勤務。

その後東インド会社の基地がある

オランダ領東インドのバタヴィアへ渡り、

そこで医院を開業しようとしたがうまくいかず、

行き詰まりを感じていた彼に巡ってきたのが、

当時鎖国により情報が乏しかった日本への船だった。

こうして彼はシャム(タイ)を経由して日本に渡る。

1690年(元禄3)オランダ商館付の医師として、

約2年間出島に滞在した。

1691年と1692年に連続して、江戸参府を経験し

徳川綱吉にも謁見した。

滞日中、オランダ語通訳今村源右衛門の協力を得て

精力的に資料を収集した。



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