古美術 崎陽

古唐津 茶碗 他お茶道具等 古美術全般を取り扱う「古美術崎陽」のHP日記

幕末の長崎で活躍した人~小松帯刀(10)

2010-05-17 14:55:08 | 長崎の歴史
「小松清廉」


(10)


琴花は京都祇園で名妓と言われた芸妓で

小松帯刀とは15歳で宴席で出会い、

身請けされ京都の別邸にて

帯刀の上洛時には身の回りの世話をしながら

献身的に尽くします。

一男一女をもうけ、

大阪で小松が亡くなるとき看取っています。

正室の千賀は帯刀の死後、

お琴が産んだ息子安千代を養子にして育てます。

後に小松清直と名を改め小松家の家督を継がせます。

また、わずか4年後に若くして死んだお琴の骨を

小松家の墓に埋葬します。

妾の琴は帯刀清廉の死後、

長男・安千代を鹿児島の千賀に預け

帯刀と親交の厚かった五代邸で長女の壽美とともに暮らした。

当時でも珍しく、正妻、妾が同じ墓所に眠っています。


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