
ゆうべグラチャンバレーで日本はロシアと闘った。第1セットは取ったもののあとの3セットを連取されて負けた。
それは予想されたことだが日本の監督、中田久美の存在感にぐっと来た。
現役のとき賢いセンスのいい選手だったが年を取って容貌も雰囲気もさらに凄みを増した。
最近テレビを見ていて若くて美しい女性は次から次へ登場するが、中田久美ほど凄み、渋み、存在感を持っている女性は久しぶりである。いい年の取り方をしている。
選手たちよりこの監督を見ていた。
試合中にあまり選手に細かい指示をしないらしい。「指示待ちの選手は大成しない」が持論らしく、自分で考えなければ世界に通用しない、との高い意識をお持ちのようである。
冷たい美しさに黒が映える。


現役時代、セッターとして光った中田久美
中田久美の美しさは英国のこの二人のそれと通底する。どちらも「氷の女王(the Ice Queen)」と呼ばれたマーガレット・サッチャー首相とテリーザ・メイ首相。
<美しさは冷たさにあり妥協しないことにある>を体言する二人、そして中田久美。
