天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

ラグビー頂上決戦

2024-03-10 08:04:57 | スポーツ

青・埼玉の怒濤の攻め

きのうラグビーのリーグワンの1位埼玉パナソニックワイルドナイツと2位東芝ブレイブルーパス東京の全勝対決が行われた。これを地上波の日本テレビが中継したことに拍手したい。結果、埼玉が東芝を36-24で破り、9連勝とした。
負けた東芝だが見せ場は作った。開始そうそう35秒、10番リッチー・モウンガが60m以上独走してトライ。モウンガは壁をすり抜けて前で出る才能を持っている。網の間をそれにかすりもせず通り抜ける魚のよう。10番は人を動かす役目だがモウンガは走り抜けてから人を動かす。壁を崩すタイプのスタンドオフである。埼玉の松田がキックに優れているのとは違い走力による局面の打開が彼の妙味である。



リッチー・モウンガの独走トライ


埼玉は風上の有利を生かし松田のPKで加点して前半を29-10とした。このとき埼玉の勝利を確信した。しかし東芝が65分、69分と続けてトライ、29-24となったとき驚いた。この食い下がりに東芝の成長を見た。この時間帯に埼玉が14点も失点するなど最近見ていない。もしや埼玉の壁が瓦解してさらに東芝のトライが生まれるかも、と期待した。当然わが町の企業・東芝を応援している。
けれど埼玉はやはり崩れなかった。ここで底力を見せるのが埼玉である。78分にトライして東芝を突き放した。
埼玉の強さはまず防御に穴が開かないこと。後半の埼玉の14失点は東芝の強さであった。
東芝が勝てなかったのは、接点の攻防で埼玉の圧力の強さで反則を犯したこと。ぶつかり合いの最前線で埼玉は明らかに上回った。レフェリーの笛が鳴るとき9割方東芝が反則を取られた。東芝は強くなったが埼玉はその上を行った、という試合であった。東芝に勝った埼玉にもはや負ける相手は見当たらない。



 長田智希(左・埼玉)のトライ成立

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