日時:7月14日(土)13:00~17:00
会場:イング 3階第2会議室(西武新宿線・田無駅南口徒歩2分)
出句数:1句~8句
俳句に関心のある方が入りやすくするため1句あれば参加OKとします。見学も可ですが、見学するより1句出して関わるほうがずっとおもしろいでしょう。馬券は100円、俳句は1句から。
参加費:1000円
指導:天地わたる(鷹同人)
【冒頭講義:飯島晴子はどのように季語と付きあったか】
飯島晴子の約1200字のエッセイ「再会」(『飯島晴子読本』富士見書房刊)を味読し季語の本意、それを実作者はどう活用すればいいかを考える。
彼女が育った京都は日常生活のなかで当然のごとく季語的生活がなされていた。立春の声を聞くと毛のシャツはさっさと脱がされて春物を着させられた。その結果、風邪をしばしば引いた。しかしそんなことを気にする母ではない。生活の中で季語を遵奉することに反発した少女の晴子は後年、俳句をやることでその生活にあった季語の意味を懐かしく思い出す。
飯島晴子はこの小文で、季語というものの本質(虚構性)に鋭く切り込んでいる。これに小生が言葉を加え、また図解して解説する。うまくいかなかった先月の二三句を引用して、どのようにしたら季語を打開できるかをも考える。
飯島晴子の言いたいこと要約すると、「季語は虚構の世界へ祭り上げることにより光彩を放つ」。
【口論乙駁の合評】
合評句会につき座長のみの発言ではさびしい。座長に対する反論、異論、疑問など大いに歓迎します。それが考えるきっかけになります。
一人一人の発言が文化を創っていくと考えます。
座長も一人でえんえんと喋りつづけるのはエネルギーが要ります。誰かの発言があるとそれが反論であっても息を入れるタイミングができて、運営しやすくなります。
【てのひらを太陽に】
当句会のテーマソングは「てのひらを太陽に」(やなせたかし作詞、いずみたく作曲)。
アンパンマンの作者でもあるやなせたかしを一級の俳句精神の持ち主と崇め奉ります。
特にすばらしいのは、
ミミズだって オケラだって アメンボだって
みんなみんな生きているんだ
友だちなんだ
このくだりは、命の平等を説いています。人間だけが特別ではなくあらゆる命を尊ぶ思想が込められていてこれぞ俳句の真髄なのです。
【参加を希望する方へ】
はじめてだが参加したい方、3ヶ月以上ご無沙汰していて参加したい方など挨拶したい方は、ぼくのパソコンyouyouhiker@jcom.home.ne.jpへご連絡ください。
お待ちしております。
【句会後の懇親会】
田無駅北口のレストランで時間のある方と軽く飲食しましょう。~18:30。