goo blog サービス終了のお知らせ 

天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

大相撲審判部の大ちょんぼ

2025-01-18 07:52:11 | 大相撲

琴櫻の足が土俵を割る前に手をあげた朝日山親方の大失態


大相撲初場所6日目。
琴櫻は熱海富士に2連敗した。
まず熱海富士が寄り切りで勝って勝名乗りを受け賞金を手にしようとしたとき構内がざわついた。審判が物言いの手を上げたのだ。
小生は何が問題かわからなかった。
勝負がつく前、琴櫻の足が土俵の外に出る前に審判の朝日山親方(元関脇・琴錦の)が手を挙げたらしい。それが問題となり、取り直しとなる異例の事態に館内が騒然となった。協議の結果「行司軍配は熱海富士にあがりましたが、勝負がつく前に審判が手をあげたため、取り直しといたします」とアナウンス。
勝っていたはずの熱海富士、軍配をあげた行事はたまったものではない。審判の失態である。失態であったけれど審判が手を上げなくても琴櫻の挽回は不可であった。あと1秒で足は外へ出た流れである。
ならば「流せ」ばいい。ほかの競技、たとえばラグビーで相手が反則を犯しても攻める側に分があるときそのままゲームを続けることは常道である。今回の取組の内容とは意味が異なるが、審判の失態をさらに拡大して「取り直し」にするのは馬鹿げている。
熱海富士は気の毒だと思った。彼もなんとも言えぬ困った顔をしていた。
そりゃあそうだ。先場所、対豊昇龍で「勇み足」で負けにされている。あの勇み足のとき豊昇龍の体は完全に死んでいた、挽回不可というのが小生の見立て。あれは熱海富士の寄り切り勝ちであったはず。熱海富士に不運がつきまとう。
もう一度とれば上位力士が勝つというのが相撲界の定石。
ああ、熱海富士、負けるだろう、気の毒にと思って見ていたら、横綱をめざすはずの琴櫻にまるで気力がなくあっさり「極め出し」で敗れた。よかったよ、熱海富士。
君はなぜか協会から冷遇されている。
マスコミはなぜか大相撲協会の不祥事を追求しない。皇室に配慮するように大相撲協会の不祥事に手心を加える。国技という看板のせいなのか。1番1番の白黒で飯を食っていい力士の身になってみろ、と言いたい。そういう審判の不始末であった。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宇良のイナバウアー

2025-01-16 06:39:58 | 大相撲

右の宇良にもはや勝機はないと思われた劣勢であったが……


大相撲初場所4日目。
横綱を狙う大関・琴櫻はきのうも負けて1勝3敗。横綱・照ノ富士もふらふらしていて負けで2勝2敗。もうひとつ負けたら休場が濃厚。もう一人の若い大関・大の里も負けて2勝2敗。上位陣で唯一好調なのが大関・豊昇龍。きのうは隆の勝の猛攻に土俵に詰まり反身になったが強い足腰を利して突き落として4連勝とした。豊昇龍はひと皮剝けたか。
上位陣の動向が気になる中、異彩を放つのが宇良である。前にプロレスがすぐできる力士と書いたその実のこなしはきのうも冴えた。

〇宇良(前頭4) 伝え反り●高安(前頭6)

決り手の「伝え反り(つたえぞり)」を初めて知った。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
伝え反り(つたえぞり)とは、相撲の決まり手のひとつである。相手の腋の下を潜り抜け、相手を後ろに反り倒す技。2000年12月に追加された技の一つである。
2000年に決まり手に制定されて以降、2025年1月場所までに幕内では4度この決まり手が記録されており、2002年9月場所3日目で朝青龍が貴ノ浪に、2022年9月場所4日目で宇良が宝富士に、2024年1月場所千秋楽で宇良が竜電に、2025年1月場所4日目で宇良が高安に、それぞれこの技を決めている。また、十両では2度記録されており、2006年3月場所12日目で里山が琉鵬に、2007年11月場所10日目で里山が栃乃花に、それぞれ決めている。このときは同じような体勢で上体をそらし、トリノオリンピックで金メダルを獲得したフィギュアスケート選手の荒川静香の得意技に掛けて、「イナバウアー」ともてはやされた。(以上、Wikipediaより)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


宇良(右)は全身でひねっている


ビデオを何度も見たが最後のところがよくわからない。
気がついたら両者が倒れ込んでいた。まるで雪崩のあとのようである。宇良はいろいろ楽しませてくれる。期待している。


宇良(左)が高安の上になって勝ち

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熱海富士の勇み足にもの申す

2024-11-16 07:13:01 | 大相撲

<九州場所6日目>熱海富士(右)の勇み足で豊昇龍(左)は辛くも勝利した(行司は木村庄太郎)(撮影・成瀬 徹/スポーツニッポン新聞社)

スポーツニッポン新聞社が、熱海富士のと豊昇龍の一戦を以下のように伝える。
熱海富士は過去2勝4敗で最近の対戦で3連敗中と苦手にしていた。「やりにくさはないけど、負けた相撲は全部胸が合ってしまった」。この日も出足鋭く踏み込んでいくが、右を抱えられ喉輪で後退し、俵に詰まった。土俵際で、懸命に相手の右腕をたぐって粘り、先に土俵を割ったかにも見えたが、行司の軍配をもらった。物言いがつき、審判団が協議した結果、熱海富士の左爪先が先に土俵を割ったと判断され、勇み足で勝ち名乗りを受けた。

行司・木村庄太郎の軍配を小生は信じたが、物言いがつき協議の結果、「勇み足」で熱海富士の負けとなった。
小生はこの判定が不服である。
熱海富士の足が俵を越えて土に触れたとき豊昇龍の体(たい)は完全に死んでいたのではないか。挽回不可の体勢であった。そう思ったから行事軍配通りだと思ったら「差し違い」となって豊昇龍が勝ち名乗りを受けるではないか。
唖然とした。
熱海富士にとって最悪、取り直しと思った。
相手が死に体となって崩れていくとき攻める側が手をつく。それは「かばい手」となる。熱海富士の踏み越しを同様に感じた。あのとき豊昇龍の体は「残っている」という状況ではない。すでに死んでいた。
大相撲協会の首脳と「死に体」について突っ込んだ議論をしたい気分である。
まあ、物言いをつけなくてはならぬ一番をそうとう見逃している疑惑があるから、物言いをつけたことは評価する。
大相撲にまつわることでメディアがこういった事態にあまり騒ぎ立てないのは国技という遠慮があるのか。舞の海さんあたりが何か言ってほしい気分である。大相撲は国技という名前ではたからの追及を免れている気はする。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宇良スープレックス失敗

2024-11-13 03:10:33 | 大相撲




大相撲九州場所三日目。横綱を目指す新大関・大の里に注目が集まる。彼は正代に立ち合いから圧倒して完勝して3連勝。
小生は、小結・若元春と前頭二枚目・宇良の一戦に注目した。宇良という力士は毎度なにかするので目が離せない。
きのうは若元春のふところ深く潜る形となった。有利のはずだが首が決まっている形で動きにくいだろう。さてどうする、と見ていると、なんと「反り投げ」を企てた。上体を一気に反って相手を後ろへ放り投げようとした。プロレスでいう「スープレックス」である。
すっぽ抜けて失敗。倒れて若元春の「押し倒し」となった。
宇良は大相撲で先行きあやしくなったらプロレスで十分活躍できる力士である。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大の里時代到来

2024-09-22 05:01:28 | 大相撲




大相撲秋場所14日目、注目の関脇大の里が大関豊昇龍を破り13勝1敗で優勝を決めた。
小生は、下手投げで3連敗している豊昇龍戦が横綱を張れるかどうかの試金石を見ていた。鋭い立ち合いから大関に何もさせずに一気に押し出した。13日目は大関琴櫻戦であった。最初の一番立ち合い負けして差されて寄られて危ない相撲を凌いで取り直した。取り直して琴櫻に正対して寄り切ったとき自力で凌駕しているのを感じた。大関二人よりを凌ぐ地力をつけたことを目の当たりにした。

大の里9連勝したとき全勝してほしいと思ったが12日目、若隆景の足腰のよさと粘りに敗れた。もったいないと思った。今日誰が相手でも勝って14勝で締めくくってほしい。久々の14勝の優勝を見たい。
巷では新大関誕生と騒ぐがその先の横綱になる器である。できることなら11月場所、来年の初場所と連覇して春場所に綱を巻いて欲しい。遅くとも夏場所には横綱を期待する。怪我や故障のないかぎりそうなる可能性は大。久々に大相撲界に表れたスターである。大相撲の大谷翔平である。
野球は日本でもやるが本場はアメリカのメジャーである。日本で活躍した有為の選手がメジャーを目指す。その象徴に大谷がいる。本塁打50本打って盗塁50を決めた。その数字をさらに伸ばしている。彼にとって日本の野球は箱庭のようなものだった。アメリカの大きい舞台が似合っている。
世界のスーパーマンである。

振り返って大相撲が日本の固有のものでありほかのどこにもこれをやっているところがないことに安堵する。
せっかく生まれたスターがよその相撲がいいと言って数場所で移籍されたらまた大相撲の魅力が衰退してしまう。大相撲が日本のものであることがこんなにうれしいことはない。大の里はどこへも出て行かない日本のスターである。
スターが日本人であることに小生はそう拘らないが移籍する心配がないことに安堵する。
大の里が長いこと綱を張ってくれることを期待している。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする