ぽんぽこ山ふくろう亭

日々の出来事+時々猫

3年ぶりの…

2012-08-20 | 橙色の花
○オニユリ(鬼百合):中国原産のユリ科の多年草
この花も夏の代表種だろうか。
鮮やかなオレンジ色が目にも眩しいユリの花。
北海道から帰ってきたら、我が家の庭中至る所でこれが咲いていた。
出かける前、娘がこれのムカゴをむしり取っていたが、種と勘違いしていたみたい。
といっても、これでも繁殖するわけだから、種と同じ役割をしているわけだが。
よく似た花にコオニユリやクルマユリがある。
北海道の道ばたで見かけたのはこれらだ。
コオニユリはムカゴがなく、クルマユリは葉が車の車輪のように円形に広がる。


今日も朝から晴天。
日射しが強くて暑さが堪える。
軽い熱射病にでもなっているのか、軽い頭痛も。
でも、この頭痛の原因は暑さだけではない。

3年ぶりにだんなが持ち帰ってくれたこの子らのせいだ。

昨日の夕方、自転車で海岸までサイクリングに出かけただんなと娘。
最中とサブレを保護した場所で、娘が見つけてしまった。
すぐに家に戻り、缶詰を持って引き返し、結局、家にお持ち帰り。
夕飯時にだんなと喧嘩になりましたよ。

麦を保護した頃とは状況が全く異なっている現在。
原発だってどうなるか分からないし、大きな余震の不安も残る。
更に扶養家族を増やしてどうすると。

責任が取れないなら保護するのは間違っている。
また里親募集に出せばいいと安直に考えていたようだが、久々にサイトを覗いてみたら、待ちの子猫が多数。
震災後の保護犬猫のこともあって、簡単に話は進みそうにない。
ふてくされただんなは、明日、戻してくるとかブツブツ言っていた。

今朝、起き出してきたらだんなはいない。
てっきり、子猫たちをどうにかしてくれたのかと思っていたのだが大間違い。
一応、戻すつもりでいたらしいが、食事をとって元気になったせいで捕まらなかったらしい。
仕方なく車庫に見に行って、2匹と対面してしまった。
見てしまうと情が移るからと、昨日は子猫を見るのを我慢していたのに。
やっぱり…。

推定一ヶ月の白とサバトラのチビさん。
白はおそらく雌。

サバトラは雄。

小さな声で威嚇をしてくれるが、ほとんど無意味。
戻すにしてもすぐに捕獲できねば意味がないので、だんなが出勤後、隠居の玄関に移動した。

一連のやり取りを見ていた義父には、山へ捨ててこいと言われたが、見てしまった以上、猫好きとしてはきつい。
だったら、自分でと言ったって、それも後味が悪いからとやっちゃくれないしね。

そのままにしておこうかと思ったが、病気を持ってて先住猫に何かあったら嫌。
午前は用事があったので、午後一で行きつけの病院へと連れて行った。
15時半から診療開始だが、ものすごく混むので14時半前に家を出発。
40分に到着で、今日は一番乗り(ラッキー)。

「久々にまた保護してしまいました」
うちがここに連れてきている猫は、那智以外、みんなこんな経緯である。
先生は苦笑しながら白から診察。
背中のうっすら灰色になっている部分、柄かと思っていたら何と蚤の糞!!!
外から見て模様かと思えるほどに糞まみれだったわけ(子猫写真の一枚目参照)。
アルコール臭が凄まじい薬剤を散布したら、蚤が次から次へと診察台に転げ落ちてくる。

今まで数多くの猫を保護してきたけど、こんだけ蚤まみれだったのはこの2匹が初めて。
「こんな小さな体にこれだけの蚤がいたら、貧血を起こしてもおかしくない」
先生はそんなことを言いながら、サバトラにも薬剤を振りかけていた。

サバトラは保護時、最中のように右目が塞がっていた。
今朝は開いていたのだけど、軟膏の目薬を塗られていた。
本日の診察代、子猫用のカリカリと薬代のみで1575円也。
保護猫の場合、初回の診察代をいつもサービスしてくれるこの先生には、毎度頭が下がる。
最中たちを最初に連れて行った病院だったら、今回も汚らしいものを扱うような診察だったろう。
で、「この猫、どうするんですか?」なんて言い、暴利な診察料を取るのである。

帰宅後、蚤の件があるので、大きめの段ボールにペットシーツを敷いて、そちらに入れた。

白の体やペットシーツの上に見える、黒い点々が蚤だ。

明日まで放置して、午後には体を洗ってあげようと思っている。

5匹を飼うのは正直しんどい。
できれば、里親が見つかってくれるといい。
いずれにしても、ワクチンを打てる一月後までは面倒を見なければなるまい。
とはいえ、麦と違って離乳が済んでいるのはありがたい。
暫定的に白は大福(仮)、サバトラは月餅(仮)になったが、変更の可能性は大きい(笑)。
娘に「女の子なのに大福は変」と猛抗議を受けたしね。
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