サラリーマン活力再生

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162660 竹中元郵政民営化担当大臣がいう「国民にもたらす4つのメリット」を斬る

2007年10月03日 | アメリカ→官邸・電通→マスコミの日本支配
162660 竹中元郵政民営化担当大臣がいう「国民にもたらす4つのメリット」を斬る
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 07/10/03 PM09


竹中元郵政民営化担当大臣だった時に、HP「これでも「郵政民営化」に反対しますか」リンクに「国民にもたらす4つのメリット」なる記載がありますが、それを「ΩBloger chan3or1の極私的日記」さんのブログ
リンクが斬っています。以下、部分転載します。
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【竹中曰く】

[1]350兆円が民間のものになる

いま、郵政は、郵貯を240兆円持っている。これは、日本のメガバンクの合計よりも多い。そして簡保は、最大の日本生命の3倍規模だ。両方あわせると 350兆円である。いま国のものになっているこの巨大な資産が民間のものになるということの意味は大きい。

[2]2万4000のコンビニチェーン

主に三つの商品に限定されている郵便局という名前のコンビニがある。それが民営化され、民間と同じ競争レベルに立つと、多くの商品を扱うようになったり長時間営業が可能になったりする。それだけ国民の利便性は増すだろう。

[3]公務員が減る

公務員として日本郵政公社で働いている人員は現在28万人だ。この28万人が公務員でなくなるわけだから、「公務員を減らして小さな政府に」という基本姿勢に一致する。

[4]国の財政に貢献する

よく、郵政は国鉄とちがって、税投入をしていないから、民営化の必要がないという意見を聞く。しかし、たとえば、郵政は税金も預金保険料も払っていない。つまり、国民は見えない形で税負担をしていることになる。それが民営になれば、これらの支払い義務が生じる。結果として、日本の財政に貢献することになるだろう。

【上記に対する意見】

[1]350兆円が民間のものになる

確かに全てが日本国民のために使われれば、民間のものになるというのは素晴しいことだが現在の外資の投資の中心は中国である。日本に投資する外資は皆無である。

[2]2万4000のコンビニチェーン

大手コンビにチェーンは1万以上の店舗があるらしいが、それが全て理想的な経営とはいえない。しかも過疎化地域で夜遅くまで営業するコンビにが必要だとはどう考えても思えない。さらに、簡易郵便局が維持できなくなり近くの郵便局がなくなっている。2万4000店舗のうち76.7%が特定郵便局である。特定郵便局はその存在を失い郵便局株式会社が直接管理する郵便局となる。結果特定郵便局だった郵便局も数が減ることになる。2万4000店舗の全てが維持されるわけではない。

[3]公務員が減る

公務員が減る最大のメリットは、国庫の負担が減るということであるが、郵便局の人件費は全て自前で賄われていることが分かっており公務員が減っても国の負担が減るわけではない。

[4]国の財政に貢献する

郵政公社は、利益の50%を国庫に納付することになっており、これは国と地方分を合わせた法人税率より高くなるのである。税収が増えるというのは手数料が増えることも意味しており間接的に国民負担が増えている。
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>…今や独裁者となった小泉首相と、売国奴・竹中平蔵は、この「外資による郵貯・簡保の乗っ取り問題」の指摘に対してだけは、にやけて、笑い顔で、必ず、話をそらしてきた。このことが許せないのである。すべてはこの一点にかかっている。159460 ← これポイントだと思います


162653 欧米の大手銀行が次々赤字を発表している

2007年10月03日 | 経済破局か?市場の軟着陸は可能か?
162653 欧米の大手銀行が次々赤字を発表している
  猛獣王S ( 30代 営業 ) 07/10/03 PM08


『欧米の大手銀行が次々赤字を発表している』(BenjaminFulford)リンクより転載します。
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UBS,CITIBANK、CREDIT SUISSEなどが、米国の不動産危機で何十億ドルずつか損をしたと発表した。

これはこれから大きく流れる赤いインクの川の上流の雫に過ぎない。日本の銀行も近いうちにアメリカでの赤字を発表するだろう。

一部の悲観説によると、アメリカは1930年代以来の最大の経済危機に直面している。借金付けのアメリカは外国から毎年1兆ドルちかく借りないとやっていけない。しかしそれだけ貸せる国はみんなアメリカ離れをしている。

一番多く貸した日本は今、アメリカの運命を握っている。戦争中毒を禁断させる条件の上で、貸すべきだと思います。
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162610 『石油で読み解く「完敗の太平洋戦争」』岩間敏著

2007年10月03日 | アメリカ:闇の支配勢力と略奪闘争
162610 『石油で読み解く「完敗の太平洋戦争」』岩間敏著
「戦争は「石油」に始まり「石油」で決まる」
  猛獣王S ( 30代 東京 営業 ) 07/10/03 AM00


『石油で読み解く「完敗の太平洋戦争」』(岩間敏/著)
リンク

カマヤンの虚業日記さんが本書を紹介されています。

「岩間敏『石油で読み解く「完敗の太平洋戦争」』(朝日新書、2007年)」リンクより転載します。
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岩間敏『石油で読み解く「完敗の太平洋戦争」』(朝日新書、2007年)を読了。ごく粗く内容をまとめる。

1;太平洋戦争の直接のきっかけは、日本が石油輸入を依存していたアメリカに対して挑発を続けた日本が、アメリカから石油禁輸され、世界初の「石油危機」 に日本が陥ったため。しかし日本軍は「石油危機をどうにかする戦争」だとは考えなかったので、エネルギー枯渇してボロ負けした(本書より)。

2;太平洋戦争において、アメリカは日本に「兵糧攻め」戦略で臨んだ。「海上封鎖」し、つまり中国大陸朝鮮半島から日本への食料供給を止め、東南アジア油田地帯からの日本への石油供給を止めた。日本軍は、「戦争とは正規軍対正規軍による決戦のはずだ」としか考えていなかったので、食料とエネルギーの兵糧攻めに対して全く無頓着であり、食料とエネルギーが枯渇してボロ負けした(本書より)。

この本に書いてあったわけではないが、この「兵糧攻め」対「武勇こそが戦争」という図式で前者が後者に勝つってのは、近代以前の戦争でも繰り返し行なわれている。太平洋戦争の場合、我々は細部情報ばかり拡大連呼されているので、この根幹図式に存外気づかない。

3;現在の日本の石油環境・エネルギー環境もたいへんに脆弱である。世界のエネルギー産業は欧米諸国が握り続けている(本書より)。

この本に直接書いてはなかったが、日本はエネルギー独立するのはたいへんに困難な地理にあり、よって戦争遂行が基本的に不可能な地理に存在する。現在もマラッカ海峡とホルムズ海峡を敵国に押さえられたらたちまちエネルギー的に兵糧攻めに陥る。

4;日本はサハリン油田からの天然ガスパイプライン構想にも消極的でありリンク、ロシアからの太平洋パイプライン構想にも消極的でありリンク リンク、1999年にイランで発掘されたアザデガン油田の「優先的交渉権」を日本は得ていたのに、「操業権」を放棄し、権益比率を75%から10%へ縮小した(本書より)。リンク

日本はエネルギー独立がたいへんに困難な地理にあるが、どうもその上、エネルギー的に独立できない状況にわざわざ自分を追い込むことにはわりと積極的なようだ。

5;2002年「エネルギー政策基本法」ならびに2006年「新・国家エネルギー戦略」では「原子力立国計画」を掲げ、核燃料サイクルや高速増殖炉を推進している(本書より)。リンク

これもこの本に書いてあったわけではないが、原子力発電は全然石油の代わりにならないし、国防的には日本をどんどん弱点だらけにする愚策で、原子炉の排水がたとえば三陸海岸の魚を汚染し、自分で自分の食料的国防をぶち壊すことになるわけだが、日本は国防的に脆弱化することならびに日本国民の生活を困窮させることにはたいへん熱心であるようだ。

リンクに記したエネルギー国防関連の記述は、改めて正しさが証明されたようだ。…中学受験社会程度の知識で書いたものだから、書いたときはけっこう不安だったのだけど。我々は中学受験社会程度の知識はそれぞれ断片的に保有はしているが、その知識を改めて有機的に見つめるという作業に乏しいと思われる。

エネルギー国防関連 リンク リンク リンク リンク
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