ママちゃんへの道

モニョモニョくんとの未知なる世界

かこさんの本

2010-02-10 01:13:30 | 
          

一体この人は何者?と思うくらい広域の才能に驚く加古里子さんですが、いつもいつも様々な本でお世話になっております。


この本は今図書館で借りてきているもの。ドクター好きなモニョさんにどうかしら?と思って中もろくに見ずに借りてきたのですが、相変わらずとっても良いです。モニョさんも、今借りてきているものの中で一番気に入っているようで、毎晩のように寝る前にこれを選んできては私の膝に座ります。


救急病院という普通の病院とは違う病院の緊迫感や、扱う患者さんの緊急性・重大性、しかし中には、酔っぱらいのおじさんが電柱を自分で蹴飛ばして足の骨を折って運ばれてくるなど、ちょっとスパイスを効かせつつも、本当に様々な患者さんが運ばれてくる様子が短いお話の中でとても良くわかる様になっていて、読んでいても楽しいです。また、最後にいつの間にか夜が明けていくあたりや先生や看護師さんたちもついうとうとしてしまう場面では一言もそういう説明は文として出てこないのにも関わらず、病院が24時間態勢であること、お医者さんや看護婦さんが夜だからといって眠ってしまうと大変なことになることが自然と分かり、同時に「お話」という面でも、しっかりとした起承転結、山あり谷ありで良くまとまっているものだと本当に感心します。


かこさんの本の楽しみは「あとがき」にもあるのですが、この本のあとがきにはこんなことがかいてありました。

 「いま、日本の医学は、非常に高い水準にあるといわれています。ところがいったん病気になると、治療も施設も看護も、入院も費用も対応も相談も、なかなか満足のいく状態になっていないことがわかります。  保険制度や大学病院は立派でも、最後は個人の力によらなければならないというのは、非常に残念なことです。 「病人になったら、まず医療状態をなおさないと直らない」のでは、困ったものです。  こうした問題を考えてもらうため、最も医療の原点である救急医療の活動を描きました。 かこさとし 」


1986年に初版されているこの本、出来たら買いたいと思って調べてみましたがおそらく絶版?

24年の時が流れ、本自体は手に入らなくなってしまっても、今も変わらない問題がそこにあることを加古さんはどう感じていらっしゃるのでしょうか。

どんな方なのか、一度お目にかかりたい方の一人です。




ぽちぽち

2010-02-10 01:12:37 | モニョモニョくん
だいたい察しはついていたのですが、この手のヒトはやはり予想通りこういうゲームが好きです。

          
オセロを買いました。


前から興味はあったものの「ルール」が苦手なモニョさん、まだ無理だろうと思って控えていました。が、つい先日、なんの話からだったかご近所の同じ学年のお友達のママが、「うちの子DSでやってるよ♪モニョくんもやり方教えてあげたらきっとすぐ覚えるよ~。」と言ってくれたのもあって、いずれ買うなら買ってみるか・・・とダメもとのつもりでこの間の日曜日に買ってみました。


意外や意外、難関だと思っていた「ルール」も、特に詳しく説明したわけでもなさそうなのに(パパさん担当)、何となく理解してやっているようです。買った当日はもう嬉しくて嬉しくて、3、4回パパさん相手に対戦し、翌日幼稚園に行く時にも「帰ってきたら昨日楽しかったぽちぽちするアレやる~♪」と意気込んでバスに乗り込んで行ったほど。


で、その購入後2日目の夜。


対戦が始まるなり、パパさんが変な笑い方をしています。何かと思って夕食の後片付けをしながら聞いてみると、


「・・・なぜか強くなってる・・・。」


と言うのです。前の日はサポートしつつヒントを与えつつ相手をしていたらしいのですが、その日は最初から一人でぐんぐん良いポイントを攻めてきたそうです。一晩たって熟成したのか???


私が育った家族は両親がお店をしていたこともあり、小さい頃に家族旅行に行ったり遊園地に連れて行ってもらった記憶はほとんどなく、家族写真らしい写真すらろくにありません。しかし今考えてみれば日曜日やお正月、お盆など、お店が休みの日には家族みんなでトランプをしたり、ゲームをしたり、かるたをしたり、その都度親も悔しがったり、思いっきり笑ったり、手をたたいて喜んだり、本気になって相手をしてくれていたような気がします。当時はごくごくあたり前すぎたその時間、むしろ他の友達と比べるとかわいそうな自分だと思っていた時間が、今となってはとても有り難い記憶となり、私のそしてきっと兄の心や体の一部になってくれているんだろうな。と感じています。

親として子供の中に何を残してあげられるかは人それぞれ、家庭それぞれ。いつかモニョさんが大人になった時にほんの少しでも何かの足しになれればと、くる日も来る日も洗濯機をまわし掃除機をかけご飯を炊く毎日です。:)


発熱と記憶力

2010-02-10 01:11:59 | モニョモニョくん

             


珍しく熱が出ました。えーっと、私が。

幼稚園の役員会がとても寒かったのが原因か、とにかく2、3日寒くて寒くて、普段はよっぽど雨や雪でも降っていない限り可能な限り開けっ放しにしておきたい”空気入れ替え魔”な私なのですが、上も下もダルマさんのように着込んで毛布にくるまりストーブの前のベスポジで丸くなって陣取るほど。

寒さが続いて2日もしてからパ~っとなんだか楽になったと思ったら、38度超えの発熱でした。


熱は一晩で下がったのですが、我が家の男子チーム、有り難いことにあれこれお世話をしてくれます。小さい方の人なんかは、「なんか飲む?」「お熱はかる?」「冷えピタはる?」「毛布かけたげよっか?」とせっせとせっせと働いてくれて、タオルをびっしゃびしゃに濡らしてしぼろうとしていたところを丁重にお断りして止めたくらい。


そんな中、パパさんが買ってきてくれたこのジュース。ちょうどりんごが飲みたかったんだよぉ~~~~。って時で以心伝心具合に驚きました。なかなかナイスチョイスです。


で、このジュースを見たモニョさん。


「これ、昔のんだよね。ピエロのいるところで。」


と言うのです。昔?ピエロ?・・・・それって2歳の記憶です。2歳のゴールデンウイークに博多のキャナルシティーに遊びに行って、中庭に大道芸みたいなのがやっていた時、確かにそれを見ながら飲みました。普段あまりジュースを飲ませていないことは飲ませていないのですが、それにしても、鮮明すぎない?その記憶。しかも、こう続きます・・・


「その時はちっちゃかったから、ピエロって分からなかったんだけど、今は分かる。」


ですって。子供でも、そんな反復作業しているんですね。
・・・っちゅうか、キミ今でもちっちゃいしっ。



いつどこでどの銘柄のジュースを飲んだか、実は全部覚えていたりして・・・って考えると怖いのでやめておきます。