ママちゃんへの道

モニョモニョくんとの未知なる世界

おにいちゃん

2013-03-15 23:40:29 | モニョモニョくん
夕飯の支度のまっただ中、おんぶで動きを封じ込められたベベ子さん。


だんだん眠くなって参りまして、おきまりの台詞を連呼しはじめた。


          「あっぱっぱ!あっぱっぱ!あっぱっぱ!」


これ、おっぱい下さいってことです。眠いから、おんぶだけじゃ眠れないから、おっぱい飲んで気持ち良く眠りたいのよ~ってことなんです。


伝わってはいるんですけどねぇ・・・もうちょっと待ってもらえませんかねぇ。あと、これを切ったら、あとこれを炒めたら、あとこれを洗ってしまったら、あとこれを・・・なんて思いながら、「待っててね~。あとちょっとね~。」と背中に向かってなだめつつ、時計との勝負で夕飯の支度に必死な私。「あとちょっと」って、どのくらい?ってくらいなかなか区切りがつかなくて、そのうち体をくねらせてグズグズ言い始めるわけです。


夕方はお兄ちゃんも勝負の時。宿題に全力を注ぐべき時間帯なのですが、べべ子がグズり始めると、宿題そっちのけで宿題をしているちょっと離れたダイニングテーブルのところから、「ベベ子~♪ベベ子~♪いないいないばぁ♪」としてくれたり、変な顔をしてみせたり、アンパンマンのぬいぐるみを持って来てわたしてくれたり、ベベ子をあやすのにそれはそれは一生懸命。(あの・・・嬉しいんですケド・・・宿題やってもらえません?)


で、ようやく、本当にようやく、一段落ついて、おんぶ紐からおろしてあげるのですが、このおんぶからおろした時っていうのが、おしっこのタイミングでもあるので(おんぶ中は我慢しているのでしょうか?)、おっぱいを待ちわびているのは充分分かりつつも、


「は~い、まずおトイレ行って来ようね~。」


なんてオムツをはずそうとすると、待ちぼうけのベベ子さんは絶望の大泣きをするわけなのです。



そんな母に向かって、お兄ちゃんの一喝。


「お母さん、やってあげてよ!ベベ子、待っててくれたんだよ。おトイレなんて、行かなきゃいけないってわけじゃないでしょ?パンツはいているわけじゃないんだから、オムツなんだから、いいんだよ!早くおっぱいあげてやってよ。」




ごもっともです。はい。




同じ日の夕飯の時、私とバトンタッチしてベベ子に食べさせてくれていたお父さん。

最近ポイポイとスプーンやらお皿やらおかずの中の野菜やらを投げまくって遊んでいるベベ子さんにちょっとキレ気味で、「ベベ子さん!ダメだよ!投げちゃダメ!」とちょいと声を荒げた瞬間、



「お父さん、怒らないであげて!仕方ないの!ベベ子はまだ赤ちゃんなんだから。これからね、地層の様に積み重なって段々分かる様になるんだから、それまで待ってあげて!」




あのぉ・・・・地層のくだりあたり、一体どこからの???すごいね、1年生。








白い日 2013

2013-03-14 13:42:25 | モニョモニョくん

      


「今年はクッキーじゃなくてケーキにしようかな~?だって、毎年クッキーじゃ、「え?今年もクッキー?」って思われるでしょ?ケーキはね、下がチョコで上が普通のスポンジの二層構造にして、上にチョコチップかクリームのコーティングなんてどうかな?」


と、全く勝手なことを申しまして・・・・。母慌てるの巻。


なんとか説得してマドレーヌでお互い手を打ちました。
平日の作業になるので、宿題やお稽古事などの時間との戦い。1から10まで全部自分でやりたいお年頃なのですが、いかんせん時間が足りず家族全員夕飯抜きになってしまうので、材料だけ測ってバターを溶かしてあげておいたら自分でほとんどできました。あ、もちろん隣で母の解説は付きますが。

卵アレルギ-がまだ少し残るモニョさん、生卵を割るのはこれまで控えさせていたので最初の1個は見事に玉砕していましたが、2個目からはいきなりコツをつかんだようで、ヒョイヒョイ割っておりました。自分でも嬉しかったみたい。(1個目の卵がついた手・・・見事に後からブツブツができカイカイに。ちゃんと洗ってねー。)粉をふるうのも、泡立てながら混ぜるのも、ゴムベラで切る様に混ぜるのも、型に流し入れるのでさえ、予想以上に良い手つき。これもきっとテレビの料理番組のおかげなのでしょう。相変わらずなんでもテレビから知識を吸収するモニョさん。宿題をサクッと済ませる方法もテレビでやってくれないかしらん?


平日の夜遅くに焼き上がった今年の作品。ご本人も満足そうで、「みんな喜んでくれるかなぁ?」と楽しみにしていました。



昨日、一日早くお友達のみんなの家にお届けに行った車の中、



           「おんなも おとこも たいへんだね。」



ですって。

「おかあさんも」も入れといてもらえます?






質問

2013-01-11 08:29:07 | モニョモニョくん
最近の我が家の1年生、一緒に車に乗っていてフと思い出した様に尋ねてくることも段々高度なものになってきました。

ついこの間の質問はこれ。



          「お母さん、"神出鬼没” って何?」

 
            「じゃあ、”痛快” は?」




・・・・・。


ドラえもんの辞書、買ってあげましたよね?
セルフでお願いします。





おいも

2012-09-27 21:54:15 | モニョモニョくん

      

    一昨日、モニョ兄さんが学校の芋掘りから持って帰って来てくれた巨大なお芋。


なんでも、自分で掘ったのを持って帰って来たかったらしいのですが、分からなくなってしまい、代わりにデッカいのを持って帰って来てくれたんだとか。なんと一個で800gぐらいありました。(皮含まず)


お芋掘りに行ってくると「スイートポテト作ってね♪」がお決まりのモニョさん。


今日学校に行っている間に、どどーんと800g茹でてつぶしておきましたよ。
茹でただけで何とも言えない黄金色に光って、食べてみると極甘。
砂糖やらなんやら入れるのがもったいないくらいでしたが、リクエスト通り全量スイートポテトに。ボール一杯になったスイートポテトの種に学校から帰って来たモニョさん大ウケ。



オーブンで焼いて網でさましていると、ちょうど窓から西日が入ってポテト君たちを照らし、それを見たモニョさん、宿題をやりながら嬉しそうに、

 

        「お母さんのお料理は、ピカピカに光っているね。」




こんな一言があるから、母は頑張れるのです。



明日の夕飯の予定はコロッケ。さぁ、明日もつぶしますぞ。





自由研究(1年生)

2012-09-03 10:10:08 | モニョモニョくん

          

               色を塗られた球体が数個。
                これはなんでしょう?



宿題、宿題、宿題の毎日を繰り返していたら終わった夏休み。
私の記憶では、結構夏休みって楽しかったけどなぁ・・・。


モニョさんの夏休みは、本当に宿題に追われておりました。

夏休みが始まる前から「宿題が山の様に出る。」と恐怖の噂に怯えさせられていたので、終業式の前日に「夏の友」と倒れそうなくらいの宿題の一覧表を持って帰って来た時には、もうその日からさせてしまおうと、「やろう!やろう!今日からやろうっ!」と誘ってみたのですが、「えー!ダメなんだよー。これは夏休みに入ってからするんだよー。」とこんな時だけ子供らしく常識的な受け答えをしてくるモニョさんに「チッ。」と思いつつ、終業式の日からは、「終業式が終わったということは夏休みですよーってことだよっ!」という、かなりゴリゴリの強行突破でドドドドーーーーーっと、大物は1週間でやっつけました。

だって実家に宿題持って行くなんて絶対嫌だったので。
せっかくの夏休み(私の)台無しじゃん。


ところがどっこい。大物が済んでも、ちっとも子供達を解放してくれないモニョさんの小学校の残酷な宿題システム。毎日の絵日記と毎日の計算カード、毎日の朝顔観察、そして毎日の「早寝早起き&歯磨きチェック」の色塗り(しかもクラス版と保健室版で2種類も!)。どれもこれも、単調な作業を繰り返しこなすのが苦手なモニョさんにとって、全くワクワクしない且つみじんもやりたい気持ちを駆り立てられない物ばかりで、これをやらせるのが毎日毎日最高に苦痛でした。


毎朝、「そろそろ始めなさいよ~。」と声を掛けると、「ちょっと待ってよぉ~~~~。」と憂鬱な声を漏らして急に床にゴロゴロしだし、ちょっと緊迫した声を私が出し始めると、「ピアノ行ってくる。」とまずはピアノの練習へ逃げ、そのピアノの練習もたいがいのダラダラぶり。ピアノが終わったら終わったで、また「ちょっと待ってぇ。」ゴロゴロのふりだしに戻る・・・・。しばらくして、「何時だと思ってんのっっ?!」と私が声をあげると、宿題用具をまとめた手提げをズルズルと持っては来るものの、テーブルの上に絵日記のノートと筆箱を出しただけで、また「ちょっとまってぇ。」でゴロゴロ。やっと始めたかと思えば、またおもむろにウロウロと動き回るので、何かと思えば、「消しゴムがない~。」だの「鉛筆削ってくる~。」だの、その途中で急に図鑑を見始めて自分の世界に旅立ってしまったりだの、取りかかりだけでざっと数十分。やっと絵日記が始まったよ。と思っていると、「8」だけ書いてボ~。「月」だけかいてボ~。日にちを書くだけでまた数十分。たまりかねてこの辺りで、


       「いい加減にしなさぁーーーーーーーーーいいっっっっっ!!!」


のゲキが飛ぶ訳です。


で、書けないかというとそうでもなくて、文の内容やレベルはさておき、書き始めればサーっと書いてしまうことが多いので、このゴロゴロダラダラキー!キー!の過程は、絶対人生の無駄だと思ってしまうのです。


さて、そんなモニョさんの宿題対策管理、全て私が致しました。本当なら子供自身にスケジュールをたてさせたり、終わったもの終わってないものの確認をさせたり、するべきだと思うことは思うのですが、それをやってたらモニョさんの場合、絶対にいつまでたっても終わらない。断言。1年生だし、まずは初めての夏休み、宿題はパーッと最初に終わってしまう。というのを当たり前として刷り込ませようと。特に、帰省前にやってしまった大物達に関しては、きっちりスケジュールを立てて、やらなくても良いものはバッサリ省略。やってもやらなくても良いもの?そんなんやらないやらない。


その「やってもらやらなくても良いもの」の中に自由研究がありました。俄然そういうことの好きなモニョさんのことなので、他の宿題そっちのけで真っ先にそれに取り組もうとされたら厄介だな。と、その宿題の存在すら告げないようにしていた私。夏休み終了一週間前に行った登校日の際に、クラスのほとんどのお友達が思い思いの自由研究なるものを持って来たのを見て、


           「モニョくんもやりたい。」



と、言い出した。やっぱりね。



何やるの?と聞いてみると、最初は恐竜を作るだのなんだのちょっと言っていましたが、すぐに大変思いがけない言葉が。


          「モニョくん、太陽系にするよ。」
         


ん??太陽系?太陽系って、惑星とかってこと? それまた突然ですね。

普段からさして天体や星に興味があるわけでもなく(実はあるのか?)、今回それを作るにあたって初めて『水・金・地・火・木・土・天・海・冥』なんていう呪文を知ったくらいのモニョさんなのに、なぜ突然そんなものを作りたかったのか、いまだに不思議なのですが、自由研究の対策本なども全く見たりすることもなく、ほとんど迷わずに太陽系を作ることに決めました。

しかも、モニョさんの中にはものすごいハッキリしたイメージがあるらしく、ネットでちょっと調べて「こういう風にしたら?」「こんな感じでいいんじゃない?」と勧めてみると、


      「いや、そぉ~~いうのはモニョくんのイメージに一致しないんだよね。」


と、非常に言いにくそうにお断りされてしまい、パパさんも出来るだけ簡単にできるような方法を提案したりしていましたが、すべて却下されてしまうので、もうモニョさんの頭の中にあるイメージで勝手にやってもらうことにしました。もし、失敗して完成しなくても、別に出さなきゃいけない宿題でもないので、いっか。ってことで。


モニョさんの中のイメージを形にするため、100円ショップで紙粘土やら針金やら発泡スチロール製のブロックやら球体やら、必要なものを選ばせたら、なんと1000円越しの大出費でしたが、(ケチケチばーさん、「キミの宿題お金かかるねーーー。」と嫌みの一つもポツリ。)材料を手に入れたその日から、パパさんに手を借りながら、モリモリと作業をして、自分の納得のいく作品ができあがったようです。


     



     



注目してもらいたいのは、左下の端にある球体ではないグレーの物体。作業途中のパーツを作っている段階でこれを見つけて、「これは何?」と聞いてみると、「小惑星。イトカワ。」だそう。実は普段から天体に興味あり??


夏休み最後の週末だというのに、この作業をするために特に出掛けなかったり、最終日の夜なんかは結局11時半までかかって仕上げていたので、見ているこっちがハラハラしていましたが、他のことは結構泣きわめいて途中でくじけそうになってしまうモニョさんですが、こういう自分の好きなことに関しては、時々はグズグズしたりしていても、結局最後は「絶対やるんだ!」という気合いが感じられて、大変良いです。

それから、これを作るためにあれこれと惑星に関する本や図鑑を見ながらやっていたので、惑星の順番や大きさ、色の違いだけではなく、どの惑星には輪っかがあるだの、どの惑星の輪っかは縦についているだの、この惑星は重いんだよ、だの、これとこれは最初は同じように出来たから同じ大きさなんだけど、その後二つは全く違うものになったんだよ、だの、相変わらずの図鑑好きがまたモニョさんに新たな分野の知識を与えてくれたようで、出来上がったこの模型だけにとどまらず、本当の意味で自由な良い研究が出来てよかったな。と思いました。




          「来年は深海とか作ってみようかなぁ?」





と、早速次の研究にむけて構想を練るモニョ博士。来年の絵日記はサクッと終わらせようぜ。




ちなみに、黒いゴミ袋を使うところだけは私のアイデア♪ナイスでしょ? :)



理系男子

2012-07-02 00:32:50 | モニョモニョくん
今日の夕飯はアイデアがなさすぎて、ここは一つ斬新にカレー鍋。

鍋、楽だし。

我が家は真夏でも、汗ダラダラかきながら味噌煮込みうどん鍋、とかします。嫌がらせ?とか思いながら汗をかきかきグツグツ煮込むのですが、いやナニどうして、良い感じで箸が進みます。食べた後は、ちょっと軽い運動をした後のような緩い疲労感。これがやめられません。


書きたいのは我が家のしょぼい夕飯のメニューではなくって、今日のお鍋に入れたウインナーの話なのでございます。


鍋にしても、天ぷらにしても、ポトフにしても、とにかく我が家の人々にとって、一番のお宝はウインナー。天ぷらに至っては、王者えび天様に失礼なくらい、ウインナーの方が確実に取り合いになるのです。ちょっとダシのつもりで入れたり、残っているのを入れたり、かさ増しに使うために入れても、「ウインナーもっと買ってくれば良いのに。」と必ずクレームが出ます。


で、取り合いになってウインナートラブルが勃発するといけないので、必ずウインナーは数を数えていれることにしています。(しかも数を少しでも多く見せるため、必ず半分に切る。)各々心得て、あと何個食べて良いんだ。と自分で個数管理するのです。なので、今夜もウインナーが入っていると分かり、パパさんが早速聞きました。(←この人が一番怪しい)


        「ウインナーいくつ食べて良いの?」


なので、一人4つずつだよと言うと、モニョさんがほんの一呼吸後に普通にこう言いました。


        「ふーん、12個入れたんだね。」



「うん、そうだよ。」と、サラリと流しそうになるくらい自然に答えるので、よく流しそうになってしまいますが、モニョさんはこういうことがどうも得意なようです。小さい頃は数字に興味がないというか、数の仕組みに対する理解がモニョさんの言語的なそれと比べるといまいち鈍い感じがして、この子は私に似て文系タイプなのかな?となんとなく思ったりもしていたのですが、幼稚園の終わり頃から急に頭の霧が晴れた様に仕組みが分かったような感じが明らかにあります。

一体どうやってやっているの?と聞いてみると、頭の中で4の塊が3つ見えて、4+4をまずやって、それが8だからそれにまた急いで4を足している。のだそうだ。へぇ~。説明もなかなかいいね。


日頃からウインナーケチっているのも、ちょっと役立っているのかもね。








宿題

2012-05-22 15:27:35 | モニョモニョくん

          


我が家の新一年生。
毎日、宿題がんばっております。
自分の頃にはこんなに宿題あったかな?と思うほど。

学校から帰って来て、オヤツを食べながら今日学校であったことを少し話して、宿題をやって、ちょっと本を読んだりして、ピアノの練習をしたら、もう外に遊びに行く時間はほとんど残っていません。それがちょっと可哀相。せっかく小学生になったし、もっと遊びたいだろうな。


     ・絵日記
     ・ひらがなプリント1~2枚
     ・教科書の音読
     ・算数ドリル1~2ページ


だいたいこんな感じで毎日宿題が出ています。





写真はひらがなプリント「り」。
文字の練習をした後、「り」の付く言葉を集めるのですが・・・。


世の中には「リボン」とか、「リス」とか、かわいい言葉もっとありますよ。




ちなみにこの「り」は少し前のこと。
今日のプリントは「せ」。



  「 ”せ” かぁ~。
        
    セーラー服、セレモニーホール、セカンドハウス、セントラルパーク だなっ。」



”だなっ”って、どんな一体センス?

しかも、なんでそんなに一気に出てくる? 



”セカンドハウス” のあたりなんて、もはや出所すら謎でございます。




新たな世界

2012-04-11 09:07:56 | モニョモニョくん

          


         「幼稚園とは早くオサラバして小学校へ行きたい♪」


と、なんとも罰当たりなことを言うほど小学校へ行くのを楽しみにしていたモニョさん。自分で選んだピカピカのランドセルを嬉しそうに背負って、毎日100点満点の笑顔で登校。ついこの間まで幼稚園に行っていたなんて不思議なくらい、もうすっかり小学生です。


憧れの四角い名札。通学ワッペン。防犯ホイッスル。そしてこの環境ならではの熊よけの鈴。教科書に宿題。筆箱に消しゴム。今までの制服とは違う私服の通学服、大きめの通学帽。何もかも、どれもこれも、嬉しくて新しくてドキドキでワクワクで、見ている家族でさえも自然と心弾む毎日。本人のモニョさんの心の中は、いわんやをや です。


おかげさまで入学式の日もお天気に恵まれ、新しい出発にぴったりのポカポカと暖かい春らしい日になりました。1学年たった16人の新入生ですが、ピリリと心引き締まる立派なお式をして迎えてもらい、晴れて小学生へと仲間入り。

スーツは七五三や他の行事にも何度も着たことのある親戚からのお下がりですが、一緒にもらったグレーのシャツが小さくなって着れなくなってしまったこともあり、この日のために春らしく晴れやかなイメージでピンクストライプのドレスシャツを作って着せました。(モニョさんのリクエストで襟とカフスを白にしてクレリックシャツに。)限られた時間の中、散々苦手な入学グッズを作った後だったので、気持ち的にもかなり焦っていて、最後はステッチもボロボロ。途中、あまりにも挫折しそうになって、ジャ○コで2000円のシャツ(なんとネクタイ付き)を握りしめてかなりブンブンと心揺さぶられていましたが、傍らからの「買わずに帰ったらきっと出来るよ。」ともはや催眠術のような母の言葉を受けて、後ろ髪引かれながらも買わずに帰りなんとか形にはなりました。

          「わぁ~♪お母さんのてづくりぃ~?♪」

と最高の笑顔で袖を通してくれたモニョさんの顔を見たら、なんとか出来上がってよかったな。と。ホっ。お母さんも通学服これからがんばって作りますよ。



魔法のような1年生効果で、今のところ”超”がつくほど「良い子」レンジャーに変身中。朝は6時すぎに自分で起きるし、今まで「お母さんやってー。やってー。」とダラダラしていたお着替えも、気がつくとサッサカサッサカ終わっています。早起きするのでご飯もモリモリ。何をするにも一個一個ダラダラダラダラしたり、遊んでみたりテレビを見てみたりしていたので、ずーーーーっとキーキー言っていなければならなかったストレスフルな朝も、一気におだやか&爽やかな朝に。


この「良い子」はいつまで続くか分からないけれど、この新鮮なピカピカの春を忘れないでいてあげよう。


がんばれ一年生。







祝卒園

2012-03-21 10:03:07 | モニョモニョくん

           

              2つの卒園コサージュ。

     モニョさん、光栄にも二つの幼稚園の卒園式に出席させてもらいました。


一つは3年間通った自宅近くの幼稚園。もう一つは里帰り出産中に1学期間だけ通った幼稚園。同じような私立の宗教系(キリスト教系と仏教系)の幼稚園ですが、雰囲気も先生たちもお友達も方針も全く違う二つの幼稚園です。

あまり詳しくは触れたくないのですが、こちらで通っていた幼稚園には、3年間を通して本当に優しく思いやりを持って接して頂き、大きな感謝の気持ちがある反面、あのモニョさんに果たして合っていたのだろうか?という疑問が残ることや、私自身も特にある時期とてもしんどい思いをしたことなど、欲を言えば少なからず心残りがあります。(幼稚園の問題ではなく、我が子に合っていたのかどうか)そんな中で、実家から通わせてもらった幼稚園が本当に気持ちが良いほど衝撃的に熱血だったこと、一人一人の個性を大事にしてくれたこと、あのモニョさんの良い面も悪い面も一発で見抜いてどちらともしっかりと認めて下さったこと、この時期限定で毎日の生活の一部としての存在にとどまらず、明らかに人生の一部として、卒園児達の心にしっかりと根を残していく大きな存在であること、たった4ヶ月だけでも、そんな存在に出会えたことを心から嬉しく思っています。

モニョさんにも同じような思いはあるようで、むこうの幼稚園の卒園式が別の日だと話すと、「みんなと一緒に卒園したい。」と自分から言い出しました。その前から卒園アルバムや卒園文集、卒園製作にも有り難いことに参加させて頂いていたので、最初は祝電だけでも、と思っていたのですが、この言葉を聞いて失礼を承知でむこうの園長先生にお聞きしてみました。

「みんなと同じ卒業証書や歌は無理かもしれませんが、何らかの形で参加してもらえたらと思っています。お待ちしてます。」

というお返事でした。

こちらの幼稚園を一日お休みして前日に実家入り、まさにぶっつけ本番の卒園式です。


当日の朝、あらかじめお借りしていた制服を着て久しぶりの幼稚園に行くと、思いもよらないような光景が待っていました。

        「モニョくん!モニョくん!モニョくーーーーーん!!!」


まるで角砂糖にアリが群がる様に、モニョさんの周りにはあっという間にくろやまの人だかりが。モニョさん自体が全く見えないくらい。そのモニョくんコールは段々大きくなり、照れているせいなのか、そのうちモニョさんが走って逃げ出す。それをみんなが付いて行って追いかける。また逃げ出す、そして追いかける。の繰り返し。幼稚園内をモニョさんを先頭にした行列があっちへゾロゾロ、こっちへバタバタ。大げさでもなく、ジャニーズのアイドルなみの大歓迎をしてもらい、先頭を走るモニョさんの顔には最高の笑顔がありました。

正直、こちらにその思いがあっても、片思いだったら・・・と思っていたのですが、幼稚園のみんなも同じ思いでクラスの一員としてちゃんと待っていてくれたようです。同級生のお母さんがたにも「みんなすごく楽しみにしていましたよ。」と声を掛けて頂き、あぁ、モニョくん、両思いで本当に良かったね。とあまりの感激に自然と胸が熱くなったのでした。


ぶっつけ本番の卒園式は、まさに粛々と進み、卒園証書授与の時がやってきました。モニョさんの分はないはず、と思って気を抜いていると、いつのまにか舞台上にいるではありませんか!慌ててカメラを構える。前の子達がやっていたのを見ていたのか、ちゃんとお作法もみんなと同じ様に見劣りしないほど上手に受け取り、しっかりした足取りで席に戻ります。「やっちゃったよ。本当にぶっつけ本番で。」と思っていると、他の歌や卒園生の言葉なども、みんなと一緒になんとかやっていました。さすがに卒園生の言葉はその場で初めて聞く文言なので、真っ赤な顔をして口パクをしていたので、それを見ると急に可哀相になり、私のやったことは良かったのかな?と思い始めていたところ、いよいよ退場の時がやってきました。

退場は意外なことに先生たちは真っ先に退場してしまいます。モニョさんは列の最後に並んでいたので、いわば大トリ。間違えたらめちゃめちゃ目立ちます。とにかくどこにも「幼稚園だから」というような隙のない、キビキビと本当に完成された卒園式だったので、モニョさんの間違えようによっては式自体が台無しになってしまうようなビリビリとする緊張感の中、その場であまりのプレッシャーに柄にもなく泣き出したくなりそうな母を横目に、それはそれは素晴らしく最後の最後まで立派にやってのけてしまったのです。(後で担任の先生に伺ったら、ちゃんと床についている印までちゃんと守って止まったり、待ったりできていたそうです。)


    「「モニョくんならやっちゃうよね♪」って先生方とも話していたんです。」


と、式の後、今までに味わったことのない究極の緊張感がとけ思わずホロホロと涙を流してしまった私に、笑顔でサラッと言って下さった園長先生。「信じてあげればあの子なら何でもできますよ。」と力強くおっしゃって下さいました。


感謝。



卒園証書の代わりに頂いたのは、「新しい風を吹き入れてくれてありがとう!」という内容の、色画用紙で作った先生手作りの『感謝状』でした。その内容にも涙。


感動を胸に週末のうちにとんぼ返りで自宅に戻り、月曜日にはこちらの幼稚園の卒園式に出席しましたが、なんと戻って来た日曜日の夜になって急に40度の熱を出してしまいました。疲れたのか、それとも頑張りすぎた知恵熱か。ウソみたいな話ですが、熱でうなされながら、「うまくできたよ・・・。うまくできたよ・・・。」と寝言を言っていたので、きっと後者なのでしょう。プレッシャーなんて全然感じていないへっちゃら顔をしていたけれど、きっとものすごく緊張してがんばったのだと思います。



写真の二つのコサージュは、モニョさんが経験した大きく違う2種類の幼稚園生活を、そのまま表している象徴的な感じがして、並べてみました。幼稚園児にしては上品すぎるほど、この上なく上品な蘭の花のコサージュについた長い葉っぱが、卒園式の間中顔に当たって「かゆいー。かゆいー。」と嫌がっていたモニョさん。通っている間は、それほどに思っていませんでしたが、今振り返ってみれば、モニョさんの3年間の幼稚園生活はそんな感じだったのかもしれません。よくがんばったな。と改めて思い、家に帰ってからギュッとして頭をなでてあげました。




二つの卒園式を無事に終え、いよいよ大きな門出の時。

思いっきり飛び立てるといいね。




       

          家に帰ってから、すぐに作ってくれた勲章。

            「おかあさんがんばったね」賞

          お弁当がんばって作ったご褒美だそうです。







創作活動

2012-03-12 14:15:57 | モニョモニョくん
      

お母さんは本当にケチなので、オモチャを滅多に買ってくれません。

100円のゴーカイジャーのぬりえすら買ってくれないので、お店の中でしばらくぬりえを手にもってアピールしてみましたが、結局買ってくれず、「じゃあいいよ!作るからっっ!!」と言って、家に帰って来るなり裏紙を切って作ってあるお母さんのメモ用紙を二つ折りにして何枚かを一緒にホチキスで止め製本し、自分で絵をかいて表紙に「ぬりえ」と書いて作ったこともありました。 (←後日、掃除の時に発見され、お母さんは一人で腹をかかえて笑うことになる。)


そんな環境なので、何か欲しい物や興味のある物があるとたいがい自分でなんとか作っています。仮面ライダーのベルトやスイッチ、レンジャーもののサーベルや銃、ドラえもんのひみつ道具や、ワンピースに出てくるサニー号、麦わら帽子やベスト、スマートフォンやパソコンまで、テレビを見ながらテレビに出て来た物を作るのは本当にごくごく日常的な光景。このドラえもんもテレビを見ていた時に、「分かった!モニョくんできるよ!できるよ!」と言いながらほんの数秒で作ってしまった作品。

ほぉ。

その早業からは考えられないほどの的確な仕上がりでちょっと驚いた。へー。へー。へー。中に手を入れられる構造になっているので、指人形のようにも遊べます。へー。へー。へー。




2、3日後、またテレビを見ていたモニョさんの近くに、コレ↓が置いてあったのを発見。

          


いつのまにか体が付いている・・・・。

すごいじゃん。と声をかけると、「うん、鶴の折り方をいじった。」と言う。え?もしかして、これ一枚で出来てる??見せてもらうと、体は一枚の折り紙で上手く折ってある。ナント。上手い具合に手と足とお腹の部分の白いところを見せるようになっているではないですか。お尻にはご丁寧に赤いしっぽも書いてありました。

幼稚園でちょっと前に折り紙が流行っていたような感じではあったけど、最近実家の母が折り紙の本をくれたのをきっかけに猛烈にその本を見ながら各ページ折りまくっていて、ある時にはどうやったらこんなに?と思うほどたった一日の間に山の様に折り紙の作品が生まれたりしていました。折り紙がもったいないなぁ・・・とこれまたケチな発想をしていた私でしたが、モニョさん的には、それは「折り方」の各技を身に着ける行為だったようで、その折り方を応用してあれこれ自分の作りたい物を自由に作れるようになったようです。


そのまた2、3日後のこと。
いつものように幼稚園に行っている間にリビングのいつもモニョさんが遊んでいるあたりを掃除していると、何やら黄色い物が・・・

        

おぉ!ドラミちゃんではないですか!
なるほどね。同じ折り方で黄色でね。あのヒトおもろいわー。
りぼんも折り紙の本の「りぼん」の折り方を見てちゃんとりぼんに作ってある。しかも頭の大きさに合わせて折り紙を4分の1の大きさに切って作っているようです。


あー。おもしろかった。


と、引き続き掃除をしているとこんなん出て来ました↓




       

                 !!!




あまりの衝撃に、驚くやら笑えるやら、見ては笑い、またじっくりと見直しては笑い、もう一回見ては笑い。何度この肌色の骨川スネ夫くんを持って笑ったことか。この上、ジャイアンが出て来たら・・・と思うとある意味怖くなって掃除はそこそこに切り上げました。




またある時には、「色画用紙の白ちょうだい。」と言うので、白なら自分の自由画帳でいいじゃん。と言うと、「だって作りたいものがあるんだもん。」としょぼん。仕方がないので、しぶしぶ私の色画用紙をかなり恩着せがましく分け与えると、この時も作りたい物がはっきりしていたからか、みるみるうちに一枚のただの紙からこんな作品が生まれていました。

       

       

       



この技、なんとか活かしていけませんかね?