ママちゃんへの道

モニョモニョくんとの未知なる世界

小児科

2006-11-29 01:39:18 | モニョモニョくん
昨日、卵アレルギーの血液検査をしてきました。何だか腑に落ちないまま検査。でも致し方なく検査。今でもまだ疑問がモヤモヤと残っています。日本の小児科に対して、ちょっとバリアーができてしまいました。

日本に帰ってきて以来、常に心にあるのはモニョさんの予防接種のこと。結局町の保健センターからは、三種混合については五種混合の3回を日本の三種混合の3回と見なすこと、ポリオについては向こうで受けた不活性ワクチンは認められず、生ワクチンの2回目を受けてください。との回答を貰ったのですが、これについては自分の中でまだ調べる必要があると思い考え中。それ以外で今受けなければならないもの、それは風疹と麻疹の混合ワクチン。

町の保健センターからは、今の時期インフルエンザを先に受けたほうがいいと言われたのですが、心強い嫁のアドバイスを聞き、手元にある予防接種の資料を読み漁ったところ、一歳を過ぎたら一日も早く麻疹を受けた方がいいとの内容が書かれてあったので、受けても型がちがえばかかってしまう、すぐに対処すればなんとかなるインフルエンザよりも、こちらを優先させた方がいいと判断し、早速市内の小児科へ電話で問い合わせてみました。

この市で予防接種を受けるのは初めてなので、予約や手続の仕方を聞きたいのはもちろんでしたが、一つ気になっていたことがあったのです。フランスではウイルスを培養する際に卵を使っているため、これらの予防接種を受けるには卵が食べられることが前提。(そのため向こうでは受けられなかった)日本ではどうなのか?もしその場合、卵を食べたことがない時はどうしたらいいのか?

電話では、一応予防接種の準備はして来て、まず先生に診断してもらい、必要であれば血液検査をすることになるかもしれません。というお話でした。この時の看護師さんの対応がとても感じが良かったので、実際行ってみて、良かったらここを掛かり付けにしよう。と思いつつ行きました。


が。
診察室に入ってみたら先生の最初の一言は、

   「卵アレルギーがあるんですね。じゃ、血液検査に出しましょう。」 


?????

卵アレルギーがあるかどうかもわからないこと。普段の肌の状態から、向こうの主治医の先生にも卵は慎重にいった方がいいと言われたこと。卵を食べさせたことがないということ。母乳で私は全く制限はしていないこと。必要な説明をしようとしても、その度に、あくまで物言いは優しいのですが「あ~分かりましたぁ~。じゃ~ね、血液検査してみましょう。そうさせてください。」と私の言葉を遮るように同じ言葉を繰り返されました。

結局、日本のウイルスは卵を使っているかどうかも教えてもらえないまま検査室へ案内され、「じゃ、お子さんお預かりしますね。」と看護師さん。え?!連れて行っちゃうの?!フランスでは、診察も検査も注射も同じ部屋で行い、特に検査や注射など子供が不安に思う場合には、お母さんの抱っこでだったり、そばに居る状態でしていたので、これはかなりショックでした。身の危険を敏感に察知したモニョさん。これ以上ないくらいの不安な表情をして、両手で私の肩のあたりの服をぎゅ~~~~~~っ放しません。それを見て、このまま納得のいかないまま、この子に痛い思いをさせるわけにはいかない!と思いました。

思い切って看護師さんに、血液検査についてまだ疑問があるという旨を伝えると、「え?でも、お母さんがそれを希望して今日ここへ連れてきたんじゃないんですか?!」と言われる。んん~~もっともと言えばもっとも。確かに家をでる時には、血液検査もアリ。と納得してきたし、イヤむしろ検査ではっきり分かった方が安心とさえ思っていたのですが、このあまりの説明のなさにそんな気持ちもすっかりどこかへ行ってしまったのですよ。看護師さん。(心の声)

一体どうすんのよ。ここまで来て何言ってんのよ。という雰囲気をかもしだす看護師さんを前にして、自分自身に問いかけること数十秒。致し方なくモニョさんを差し出しました。奥の部屋から聞こえる針が刺さったと思われる瞬間のすごい泣き声。助けて~~!と言わんばかりの叫び声。私がもっとうまくタンパク質を進めてあげていれば、こんな思いはさせなくて良かったかと思うと、その泣き声が胸に突き刺さり、思わず涙がこみ上げてしまった。帰ってきて以来、涙腺がゆるくなっているようです。

最初にまだ卵を食べさせたことがないと伝えた時の、看護師さんの「え?!一度も?!少しも?!?!」というびっくりした顔。「みなさんどうされているんですか?麻疹を受ける一歳くらいにはもうみなさん卵を食べさせていらっしゃるんですか?」と聞いた時の「普通にみんな食べさせてますよ。」という呆れたような顔。


・・・・そうかなぁ・・・卵は強いから、急がず一歳を過ぎてから始めた方がいい。とよく書いてあるけどなぁ・・・。はたして日本のウイルスも卵を使っているということを、どれくらいのお母さんが知っているんだろう。知らずに打っても大丈夫なくらいなら、この血液検査は本当に必要だったのかなぁ・・・


    モヤモヤ。

         モヤモヤ。
  
              モヤモヤ。



今回、色々感じだことは多かったのですが、一番不信に思ったのは、診察の間、結局先生が一度も私たちの方を見てくれなかったこと。目を合わせるどころか、全くこちらを向かずにイスに座って背中を向けたままだったこと。先生の顔はもちろん、年齢や極端に言えば、性別すらはっきりとは分からないほど、ずっと前をむいたままでした。


先生の左肩にピンで留めてあったフェルトで作ったアンパンマン人形だけが、私たちの方に向かって微笑んでいたのがとても印象的でした。


13ヶ月

2006-11-26 01:51:52 | 成長の記録
ついに日本。新たな子育て再び幕開け。

12ヶ月の間に変わったこと

・日本に帰ってきました。
・つたい歩きを始めました。
・たっちも数秒できるようになりました。
・ハイハイ&つかまり立ち&つたい歩きで自由自在。
・よくパチパチと拍手をします。
  ・たっちが長くできたりすると、自分でパチパチ。
  ・誰かが拍手をすると一緒にパチパチ。
  ・テレビで拍手をしていても一緒にパチパチ。
  ・気に入った音楽が流れる時もパチパチ。
・テレビの音楽にあわせて体を動かしたり手拍子をしたりしています。
・リモコンやおもちゃを耳にあてて電話のようなポーズをします。
・朝ご機嫌に目が覚めると、寝室から自分でハイハイをして起きてきます。
・「オッパイ!」とはっきり要求するようになりました。
・よく、ちょこんと正座をしています。
・カーテンを使って「いないいないばぁ」をする遊びを自分で発見しました。
・テレビとリモコン、蛍光灯とリモコンの関係を分かっているようです。
・私がキッチンで戸棚や扉を開けていると、じぃーーーっと観察しています。
・私がリモコンを操作したり、他の部屋に出入りしていたり、モニョさんの残
 したジュースを飲んだりしていると、「モーたん!モーたん!」と自分もや
 りたいことを主張します。
・絵本を自分でめくるのが大好きです。
・お気に入りの絵本(今は「おやゆびひめ」)をいつまででも一人で黙々とめ
 くっています。
・なぜか決まって絵本は上下さかさまです。
・男の宿命?やっぱりミニカーが好きなようです。
・食パン&うどん&日本のお米が大変お気に召した様子。
・急にまんまを食べる量が増えました。
・昼間はオッパイのことを忘れていることもあります。
・ストローを上手に使えるようになりました。
・ストローを使うことで、子供用ジュースやお茶など、おっぱい以外の水分も
 嫌がらずにとれるようになりました。
・少し長めの麺類をちゅるっと吸えるようになりました。
・日本に帰ってきて以来、急にお喋りをあまりしなくなりました。
・しかし最近、今まで発したことのない音(意味はない)を急にたくさん言う
 ようになりました。(日本語モードに切り替わったか?)
・初公園しました(avec 兄一家)
・初動物園しました
・初ファミレスしました(ちびっ子プレートをペロリ)
・初風邪ひきました
・初下痢しました


変化の大きかったひと月。モニョさんは何を感じているのでしょう。
日本はどうだい?モニョさん。


美しい国

2006-11-24 14:59:12 | おフランス
季節がらか、最近テレビで京都を特集した番組を良く目にします。

日本の美しい秋の紅葉、和風建築物、日本庭園、料理、そして素晴らしい心遣いのおもてなし。日本てなんて素敵な国なんでしょ。

最近信じられないようなニュースが毎日のようにテレビで報道され、それを紹介しているワイドショーのキャスターまでが、「日本は腐っている。」と言い切っているのを見て、とても悲しい気持ちになりました。

日本はこんなに素敵な国なのに。こんなに美しい国なのに。日本人はもっともっと日本を好きになるべきだし、この素敵な国に住む日本人だということを誇りに思うべきだと思います。

モニョさんには、きれいなものを見るたびに「きれいだねー。日本は素敵な国だねー。」と口癖のように言っています。この素敵な文化や美しい言葉を持つ国を好きになってもらいたいと思っています。

ぱたぱた

2006-11-24 00:54:13 | おフランス
モニョさん初の体調不良&パパちゃんの体調不良&その他の諸事情により、家の中が少しパタついてます。毎日な~んにもできないまま一日が過ぎて行くのを悲しく見送る日々です。あぁ・・・ 

そうでなくても、まだいまいち生活のリズムがつかめていないし、モニョさんも絶好調ではない様子。むこうにいる頃に比べて、明らかにお喋りがストップ・・・というよりも、むしろ後退している気がします。意味のない音ばかり発するようになり、あんなにハッキリ言っていた「おとうさん」ですら、ほとんど言わなくなってしまいました。

パソコンを開ける時間もほとんどなく、寝る前にほんの一瞬メールをチェックするのみ。通常運転に乗せるまで、もうしばらくふんばります。

新たな試練

2006-11-08 15:48:06 | おフランス
早速保健センターへ電話しました。これは向こうにいる間からずっと考えていたこと。予防接種のこと。離乳食のこと。町の検診などのこと。帰ったらすぐに相談して、これからのことを考えていこうと思っていました。特に予防接種に関しては、ややこしいことになることは分かっていたし、うまく続きを受けられるのか、それとも受け直しになるのか、その受け直しすらできるのか、という私たち親子にとっては大きな問題でした。

前日に予め電話をして事情を話し、相談したい内容などもお伝えして担当者の方からの電話を待つことに。しかしながら掛かってきた電話は・・・。


まずは私が前日話しておいた内容がほとんど伝わっていなかった。

 保:「予防接種についてお問い合わせですよね?」
 私:「予防接種ももちろんですが、他にも離乳食の進め方や検診の・・・」
 保:「え?!でももう一歳ですよね?!離乳食っていうかお食事ですよね?」

 私:「・・・・・・・・」


 私:「向こうであまり食材が思うように手に入らなかったので・・」  
 保:「あぁ、つまりたいしてなんも食べさせてないってことやね。」

 私:「・・・・・・・・はい」

   
 
その後、保健センターに伺うことに。まずは栄養士の方とのお話。でも、申し訳ないけれど私が本で読んだことのある、ごくごく普通の基本的な進め方を少しお話され小さな冊子を一冊いただいただけでした。

次に予防接種の担当の方。「地元の元気な働くおばちゃん」という感じの方でした。言われたとおり準備していった母子手帳と向こうで受けた予防接種の詳しい情報を見せると、最初の一言がこうでした。


            「なんじゃこりゃ?!」


ぐっとこらえ、その内容を自分で日本語に訳しておいた紙を見せながらどれがどの注射の記録かを説明すると。コピーをとらせてと言われたのでお願いしますというと、それらの資料を持って事務所へ入って行かれました。ドアを開け、事務所に入る瞬間、私にも聞こえるような大きな声で中にいる方全員に向かってこう叫ばれました。

          「ワ~ケわ~からへ~~~ん。」


日本に帰ってくればなんとかなる。言葉が通じるからなんとかなる。それを心のささえのようにしていたのですが。

正直フランスで言葉も分からなくて、やみくもにがんばっていた頃よりもずっとずっと深く傷つきました。言葉が分かるからこそ辛いことがあるなんて。フラリとやってきた訳でもなく、事前に事情をお話して、自分から相談したいから、困っているからと電話をしてやってきたのに、この扱いとは。


ここで泣いてたまるか。とグッと噛みしめました。


ア ジャポン

2006-11-07 11:43:24 | おフランス
少しだけ落ち着いてきました。


・・・玄関にドドーンと積み上げられているSAL便で到着した段ボール箱たちのことは考えたくありません


連休中にさっそく実家の母が会いに来てくれたり、兄一家がモニョさんを連れて公園に遊びにいってくれたりしてくれたので、その間にお掃除をしながらおウチの家具の配列や電気コード類など、モニョさんが出来る限りおもいっきり動いたり遊んだり楽しく過ごせるように改革。フランスにいた頃のように不自由をさせることなくのびのび楽しそうに遊ばせることができること、それが何より嬉しいです。

しかし、ある意味少しつらいことも。帰ってきて以来、長旅の疲れか、環境の激変からか、モニョさんは前ほどお喋りをしません。外でジャジャ(他の子供)を見かけても、前のように自分から話しかけたりすることもあまりありません。前は手を持ってあげると喜んでしていたたっちもほとんどしなくなりました。


ま。少しずつ。少しずつ。


ちなみに、モニョさま日本の食事に関してはフランスにいる頃の10倍は楽しんでおられます

ただいま

2006-11-04 03:02:33 | おフランス
少々時差ボケ気味のかえるです。おかげさまで無事帰国いたしました。
今は日本のおウチで足の踏み場のないほどの荷物をかき分けつつうんざりしています・・・。


しかし、帰ってきてパパちゃんとしきりに何度も叫んでいるのは、

ニッポン最高!ブラボー日本!ワンダフルジャポ~ン!!

        あぁ~やっぱいいわ、日本


モニョさんは問題なく長旅を乗り切り、どうやら日本のおウチがお気に召したご様子。帰ってきて以来、ハッスルしっぱなし。フィーバーしまくり。日本の種類豊富なベビーフードをもりもり食べ、外食先で日本のお米をもりもり食べ、私のうどんまでもりもりもりもり、最後はもっとちょうだ~~~い!!と泣き叫ぶのをべりっと引き離さなければいけないほど、日本の食&生活を満喫しています。やっぱり日本人よね。我々。

帰国直前のバタバタぶり&到着時のびっくりハッピーサプライズについては、またゆっくりじっくり。落ち着くまでにはもう少し時間が必要のようです。引っ越しって大変なのね・・・。

取り急ぎ無事到着のご報告。
お友達のみなさーん、おいおい連絡しまする