買い出し

土曜日の朝はおフランス風に、焼き立てパンを朝買いに行っておいしいうちに食べてみた～いとお願いしたら、行ってくれました角を曲がった所にある昨日デザートを買ってもらったパン屋さんへ。

　　　　パパちゃんが買ってきてくれたまだぬくぬくのパン。
　　　　　　　
外はカリッカリッで香ばしく、中はも～っちり。味はちょっとすっぱめ。この酸味がたまらん。お手軽に手に入る豊富な種類のチーズを冷蔵庫にストックし、景気よくたっぷり塗って食べます。

　　　　
おフランス風の朝をたらふく楽しんだ後、我が家も土曜日は買い出しの日家族総出で大型スーパーに出陣し、ジャンボカートに山盛り「外人買い」。

今日は午前中、アジアンフード店にも二度目の買い出しに行きました。半月くらいこちらの食材でお料理をしてみて必要だと思うものを買ってもらいました。日本ではおなじみの品ですが、こちらでは贅沢品ばかり・・・

みりん。お味噌。片栗粉。モニョさんの離乳食用に「豆腐の素」みたいなのも買ってみました。以前買った真空パックになってるお豆腐は、かなり長持ちするため保存料が心配だったのと、ちょっとクセがあったので。これはハウスのプリンの素と同じで、お湯を入れて冷ますだけ。ちょっと試してみます

　　　　　

ところで！！この右下に写っているおうどん。コレ注目です！！
「播州　乙姫うどん」となっていたので、パパちゃんと二人「播州だってぇ～、一体どこ～？？」と製造元を見てみると、ぬぁ～～～んと！「T野市東H崎」となってましたすごいね～、すごいね～、出会っちゃったね～。何だか運命を感じて思わず買ってしまった。

買い出しを終え、潤った我が家の食料庫。
　　　　　

一番下の段にあるのは、今日ついに買ってもらった高級日本米「錦」１０kg。海外で生活した経験のある方ならきっとご存知の一品。学生の頃アメリカに留学した時には、親からの援助をかたくなに拒んでいたので、とにかく貧乏でこの「錦」はまさに雲の上の存在でした。その当時はスーパーのいろいろ混じったようなお米でも満足して食べていましたが、今や「スーパーのお米まずい～～。「錦」食べたい～」という贅沢さ歳とったなぁ・・。モニョさんもこれで真っ白なお粥が食べられるよ～


あれ？「錦」さまの奥にいつの間にかワインセラー設置されてますケド・・・

　　　　　

お医者さま

モニョさんがお腹にいる時におフランス行きが本格的に決まって、真っ先に、そして最も不安に思ったのはモニョさんの病気や予防接種のことでした。

そうでなくても新米ママちゃん＆パパちゃん。熱を出したり、発疹が出たりしたらどうしていいやら・・・　予防接種だって、普通に受けていても、風邪をひいたりタイミングが悪かったりして集団接種ができなかったりするみたいで、先輩ママちゃんズが頭を悩ませていたのを見ていたので、ちゃんと必要なものが受けられるのか心配でした

幸いこれまでお熱も出ることなく、予防接種も自宅のある町から県外接種の依頼書を出してもらって、実家のある市で市民と同じく無料で２種類も受けさせてもらったし、できる限りのことはして来たつもりです。

でもおかげさまで、パパちゃんがこちらでフランスの国からお給料をもらっていることもあって、社会保障の対象となるため、病院での診察も薬局で買うお薬も、眼鏡をつくるときの代金まで保障に含まれるそうで、モニョさんの予防接種も問題なくしてもらえることになりました

今日は６ヶ月の検診と予防接種の相談もかねて初めてこちらの診療所へどうもつい最近始まった新制度により、緊急の場合をのぞき、まず診療所に行って診察を受け、ドクターが必要と判断したら書類を出してもらって病院へ行くようです。ドクターに会うのはすべて予約制になっているみたいで、私たちはパパちゃんのお仕事場の上司の方についてきていただいて、その方の掛り付けのお医者様に見てもらいました。

住宅街の中にある外見は普通のお家のような建物　入り口の柱にはこちらでよく見かける、黒地に金色の文字のプレートが３枚程着いています。このプレートがその建物にお医者様がいる目印。金色の文字で名前と専門の分野と思われるものが彫ってあるのです。待合室で待っていると、中からチェックのシャツを着た大きな貫録ある先生が。案内されてお部屋に入ってみると、ごくごく普通のお家のお部屋。そこに書斎のように机がおいてあり、手前の壁ぎわに不釣り合いな診察台が突然おいてあります。先生は白衣もなし。普通におしゃれ

日本での予防接種の制度と種類、モニョさんがこれまで受けた履歴を英語に直して見せると、それに合わせてフランスの予防接種の制度内でできる限り日本のものに合うように予定をたてて下さいました。こちらでは処方せんを出してもらって予防接種の日に合わせて薬局でワクチンを買い、冷蔵庫に冷やしておいて、予定日が来たらそれを持ってまたお医者様のところに行って打ってもらうという個人接種。

これだと熱が出たら延ばせるし、自分で接種の予定が立てられるので、とっても効率的だと思いました。うまくいけば、日本に帰るころには日本にいる場合よりもたくさん受けられるかも？ただ心配なのは、３回受けるもののうち、２回だけで帰国の日を迎えるものがあることや、日本で一回接種してきたポリオの生ワクチンが、こちらでは効果がないとされているらしく、日本での接種をカウントせずまた最初から３回注射で接種しなおすと言われたこと。どうしたものか・・・

一通り予防接種の話が終わると、身長・体重・頭周の計測や日本でやってもらえるのと同じ聴覚、視覚、反応、首の持ち上がり、股関節などなど検診をしてもらえました。こちらに来て以来体重も測っていなかったので、増えているかどうか心配でしたが、心配ご無用体重も身長もばっちり増えてましたさすがモニョさん。おフランスでもどんとこい！です。検診の結果は問題なし。セ・ボンだそうです。

とにかく信頼できる掛り付けのお医者様が見つかって、本当に一安心。大人もそのお医者様に診てもらえるので、同時に我々の掛り付けにもなります。日本にいても病気は不安なもの。これで気持ち的にもかなり落ち着きました

問題はお医者先生もフランス語だということですが・・・。どのくらい英語が通じるのかはまだ不明


そんなこともあって、今日はお昼に帰ってきたパパちゃん。パパちゃんのお昼ご飯を買いに、前からとっても気になっていた近所のパン屋さんへ行って、ママちゃんもデザートを買ってもらいました

手前のがママちゃんが食べたルパーブ（フキのような植物）のタルト。
奥のがパパちゃんがトロける～って絶賛して食べたラズベリーのタルト。



あーおいしかった。あーよかった。

６ヶ月

なんとモニョさん、ついに６ヶ月です　いわば、0.5歳。すごい！

５ヶ月の間に変わったこと

　・フランスに来ました。
　・国際線の飛行機に乗りました。
　・初電車（TGV）しました。
　・離乳食を始めました。
　（今日までに食べたもの：１０倍粥、カボチャ、ニンジン、トマト）
　・時々グェ～～っと雄叫びをあげるようになりました。
　・手で支えてたっちさせてあげると、足を屈伸させてピコピコと自分で
　　上下に動いて喜ぶようになりました。
　・興味のある物に積極的に手を伸ばし、握れるようになりました。
　・ママちゃんの姿が見えないと、不安そうに泣いて呼ぶようになりまし
　　た。
　・まだ抱っこして欲しい時やまだおっぱいが欲しい時は左手をパタパタ
　　と羽ばたくように動かして怒るようになりました。
　・90度くらい寝返れるようになりました。
　・ヨダレの量が増えてきました。
　・ここぞという時には泣き声も大きく激しくなりました。
　・ぐずっていてもママちゃんが抱っこするとピタリと止まり、ごきげん
　　になることが増えてきました。
　・パパちゃん抱っこでスヤスヤ眠れるようになりました。パパちゃんが
　　手を握っていてあげるだけで安心して眠れる時もあります。
　・朝７：３０頃起きて、夜９：００頃眠ります。ウンチは朝に決めてい
　　るようです。
　・お風呂で足や手をパチャパチャと活発に動かして水しぶきをあげるよ
　　うになりました。
　・眠りが浅くなった時、目が覚めそうな時、体を器用にクネクネとくね
　　らせてウナギのような動きをするようになりました。
　・両目が二重になりました。（でも時々戻っている）
　・髪の毛がだいぶ伸びて髪の毛らしくなってきました。
　・かぶりの服を着せるときに嫌がらなくなりました。
　・ポリオの予防接種一回目を受けました。
　・お座りさせてあげると喜ぶようになりました。


これまでお熱も出ず、普段はちょっと心配になるくらい大人しくて良い子のモニョさん。おフランスでもスクスク育ってね。


おまけ
途中書きだった4ヶ月の様子もUPしました。

MIKADO

最近テレビでもコマーシャルをしている新発売のお菓子。
ネーミングの経緯について、一度担当者にじっくり話を聞きたい。

窓

我が家の窓からの風景。
　　　　　

　　　　　

到着した頃はほとんど葉っぱもなく枝ばかりの寂しい木でしたが、私の心を映し出すかのように、一日一日緑の葉っぱが増え、今ではほとんど枝の部分が見えなくなるくらい青々と生き生きとしてきました。

街中に住んでいても、この大きな木のおかげで毎日随分癒されます。

週末の過ごし方

こちらの生活も２回目の週末を迎え、最初の絶望に比べれば随分落ち着いて気持ちも穏やかになって来ました。先週辺りから明るく暖かい春らしい日が多くなって来たのもその理由のひとつになっているかもしれません。

こちらでは日曜日はお店もすっかりしまってしまうので、買い物などは土曜日にすませ、閉まったお店を外から覗くウインドウショッピングを楽しみつつ、カフェや公園でのんびりと過ごす人が多いようです

お休みの日はたまにはお出かけもいいけど、できればのんびりゆったり過ごしたいママちゃんにはピッタリ　「お出かけしよう！お出かけしよう！車で遠出しよう！」というパパちゃんを横目に、もうちょっと慣れてからね～。と言って今日はダウンタウン（徒歩で行ける近所です）でこんな１日

まずはお昼ご飯にこんなもの食べたり。


同じお店で続けざまにデザートにこんなもの食べたり。


少し街中をお散歩したあと、おやつにこんなもの飲んだり。


こんなもの食べたり。



一番上は、私たちが現在住んでいるブルターニュ地方が発祥の地であるそば粉のガレット。クレープ部分は甘くなくて、中に塩気のある具をトッピングするおかずクレープ。これはパパちゃんが食べたハム・マッシュルーム・目玉焼きのせ。私は目玉焼きのかわりにチーズにしました。

二番目は、小麦粉でできた甘いデザートクレープ。いっぱいあって迷ったけど、クレープの王道チョコバナナにしました。おいしぃ～～～～日本のものにくらべてクレープ部分が薄く繊細で上品。あーいいねぇ～いいねぇ～。

三番目は、カフェで飲んだカプチーノこちらで「Cafe」と頼むと基本はエスプレッソが出てくるみたい。たまにはいいけど、濃いので違うものが飲みたいな。と思っていたらこれがありました。これまた見かけ通りうまい！

四番目は、カプチーノと一緒に頼んだアップルパイ。もっとごついのがドド～ンと出てくると思っていたので、出てきた時にはなんか肩すかしな感じがしたけど、食べてみたら極上の逸品っっっ！！！ナニナニ？ナニこのおいしさはっっっ！！！パイの下のお皿にこっそりキャラメルクリームが塗ってありました。えぇ～ママちゃんまた食べるの～？ってあきれ顔だったパパちゃんも絶賛。横からフォークが数回伸びてきました。

あぁ～どれもこれもおいしかった～。
おフランスのうまい物満喫。夢のような１日～満足満足。


でも、まだ牛丼一杯くらい入るな

はじめてのお友達

手荷物には唯一黄色いガラガラを一つだけ。だったので、周りにおもちゃもなくさみしかったモニョさん。やっとお友達ができました。

フランスといえばぞうの国の王様ババール。 仲良くしてね。

フランス人とパン

フランス人は本当にパンを持ってウロウロします。

パン屋でバケットを買うと、ちっちゃい紙をくるりと真ん中に巻いてくれるだけでパンは裸でポンとくれます。

　　　　　　　


それをどうするかというと、そのまま紙の部分を手に持ってパンで風を切りつつ歩きます。おじさんとかは２本持っている人も見かけます。でも、なぜ袋とかに入れないんでしょう？？

あと驚くのは、いわゆるフランスパンのミニサイズのものにハムなどをはさんだサンドイッチを、多くの人が食べながら街を歩いています。しかもみんなすごいスピード。これが若い人だけじゃないんです。いいお年のムッシューも、きちんとした格好のマダムも、品の良いおばあちゃまさえ、ぱくぱくビュンビュンテクテク。みんなそんなに忙しいんでしょうか？？

到着以来そんな疑問を抱いていた私も、ついに裸バゲットで風を切り、ハムサンドイッチをパクつきながら歩く時が今日いきなりやってきました。しかも思いがけず。

バゲットはすっかりそのことを忘れてて、パン屋で買ったらその状態だったため。サンドイッチはウチに持って帰って食べるつもりが、その場でパニーニのようにプレスして焼いてくれて、いかにもすぐ食べてねって感じのハンディタイプの包装で渡されたため。

郷に入っては郷に従え

食べました。うまかったぁぁぁ～～～～～～！！　外はパリパリサクサクで香ばしく、中はチーズがとろ～り。左手に裸バゲット、右手にサンドイッチ、前にはスリングの中にモニョさん、の東洋人が、自分の子供の頭の上でパクパクポロポロパン粉を落としつつ風を切って街をかっぽ。街ゆく人みんなに見られているようで恥ずかしかったけど、いやぁ～ホントにうまかったぁ～

買い食い部、また活動の幅が広がったね。

絵本

絵本を買いました。２冊

モニョさん絵本が大好きなので、他のおもちゃはおいて来ても絵本だけはたくさんもって来てあげたかったのですが、荷物の関係で一番お気に入りの「しろくまちゃんのほっとけーき」と「いないいないばぁ」だけを手荷物で持ってきて、他は送ったのでまだ当分着きません。しかも送料ケチって船便。最低１ヶ月はかかるでしょう。いや２ヶ月・・？もしかしたら届かないかも・・

なるべく色々な刺激をあげたい。と思い、ダウンタウンの大きな本屋さんへ。広々とした絵本コーナーにはかわいい絵本がいっぱい。

　　　　　　　　　あ、これかわいい。

と手に取ったのは、赤いくまがなんともフランスっぽいこぐまの絵本。シリーズで３冊でていたので、家族のお話と食べ物のお話の２冊に決めました。




　　　　　　　　　・・・ん？

よく見てみると作者が「Utako Yamada」になっています。ありゃ。日本の絵本の翻訳か。『なんともフランスっぽい』な～んて思った自分が一人で恥ずかしくなった　よく見てみると、他のものも作者だったり、絵だったり、日本人の名前のついたものがたくさん　けっしてジャパニーズフェアーをしているわけではありません。他の絵本をおさえてかなりたくさん平積みにされてます。そういえば、以前私のフィンランド時代のお友達が姪っ子のRに送ってくれたフィンランド語の絵本も日本人の作品だったなぁ

日本人活躍してるな～と嬉しくなりました。

私のフランス語の勉強にもなるし、絵を見ながらお話を作って聞かせてあげてもいいな。と思い結局赤いくまの絵本を購入。辞書をひきひき内容をふむふむと把握したあと、ネットでも検索してみました。便利な世の中だなぁ～

山田詩子さん。本業は東京・吉祥寺にある紅茶店の代表をされているようです。この方の作品を紹介しているページもあったので覗いてみたけど、かわいくてやさしい絵。色もカラフルなので、ちびっ子は好きみたい。でも、日本語よりもフランス語の方が合う感じだなぁと思いました。←懲りずに『なんともフランスっぽい』論を主張

モニョさんもお昼寝から目覚めたあと、テーブルに置いてあったこの絵本を見つけて、
　
　　　　　　　　　「ナニ？ナニ？！これナニ？？？」

って感じで手足をパタつかせ、口をとがらせつつ身を乗り出し、興奮ぎみでした。お気に召したご様子

笑えたのは、食べ物の中でどう見てもおにぎりを食べている絵のページがあるのですが、辞書によると「ココナッツケーキ」とフランス語訳されており、くまの感想も「んん～！とっても甘～い！」になってました。・・・よっぽど苦しかったんでしょう　でも、この黒い部分（海苔）はどう説明するのだ？？ショコラか？？ん？

問題のページ。



お仕事から帰ってきたパパちゃん、絵本を見つけて。

　　　　「あの絵本どうしたの～？なんか日本ぽいじゃん。」

だから、『なんともフランスっぽい』んだってばっっ！！

トマト

モニョさん、初トマトです。

これまでは、日本で食べたことのある食材をあげていたのですが、そろそろカボチャもニンジンも飽きたろう・・と思っていたところで、スーパーでおいしそうな赤い赤い赤いトマトを見つけました。

　　　

深い赤色でつやつやしてます。香りがお届けできないのが残念なほど、まるで果物のような甘い香り。切って食べるだけではそれほどでもないのですが、モニョさん用にトロトロにしたものを味見してみたら甘～～い！！

　　　

そのモニョさん、離乳食に関して困ったことが一つ。
どうしてもオッパイがいいらしく、彼の中では「まずはオッパイ、その後デザートにまんま。」と思っているようで、お食事よだれかけをつけるだけで大泣き。でも、オッパイをあげた後ならパクパクたくさん食べます

これじゃあ”離乳”にならないじゃ～ん
先輩ママちゃんズのみなさ～ん！何かアドバイスがあれば是非！


今日もポカポカいい天気。お買い物に行く途中、タボール庭園にお散歩に行ってみました。入り口に大型観光バスが一台。日本人観光客がぎっしり。うちの父母くらいの年代の方々でしょうか？

今までの私だったら、なるべく日本人観光客は避けたいと思っていたと思うのに、今日はその方々を見て、急に日本が恋しく日本人との触れ合いが恋しく、思わず声を掛けてしまいそうでした。これまで好き勝手に行っていた外国生活との明らかな自分の気持ちの違いに、自分自身が一番戸惑い、そしてそれを無視できずにいます。

庭園内を一周して帰ってきたら、入り口にあったバスはいなくなっていました。「行っちゃったね、モニョさん。」とモニョさんに語りかけつつ、実際は自分に向かって言っていたのかもしれません。