ママちゃんへの道

モニョモニョくんとの未知なる世界

実家でのモニョさん

2010-04-06 23:51:22 | モニョモニョくん
久々にたっぷり実家に帰っておりました。

近年、毎回のように身にしみて感じるのですが、年々実家までの道のりが遠くなっていっているような気がするのです。この山奥の自宅から実家まで帰るには、公共交通機関を使うとなると、気が遠くなるほどの乗り換えに次ぐ乗り換えと、公の場ですきあらば老若男女を問わずナンパをくり返そうとする4歳児の存在が避けられない為、大量の荷物も気にせず積み込める便利さもあって、毎回モニョさんと二人、車で帰っているのですが、近年しみじみ遠いなぁ・・・と思う様になりました。

それこそ独身の頃は、金曜の残業後にアパートに帰り、そこからのそのそ荷造り&車への積み込みを済ませ、夜9時や10時にこちらを出発することもざらで、それでもノンストップで270キロほどをぶっ飛ばし、夜中に到着しても一晩寝たら次の日にはイソイソと友達に会いに繰り出していたりしたものですが。今や帰った後は少なくとも3、4日は疲れが残ってダラダラ無駄な時間を過ごしてしまいます。


そんな母のダラダラとはうってかわって、モニョ殿は到着の瞬間からいつにも増してキビキビ活動。限りある滞在期間、じじばばに最大限に遊んでもらわねば損損。


そんな中、実家でもモニョらしい出来事をいくつか。


<やはり”0”の概念>
実家に着いてしばらく(数時間)ダラダラと過ごし、フと壁のカレンダーに目をやると、すでに「アノ方」の手が入れられていました。



あぁ・・・気になりましたか・・・そうですか・・。

写真が悪いのでほとんど見えませんが、う~~~っすらとピンクの”0”が「日Sunday」の下に書き込まれています。

自宅に貼ってある唯一のカレンダーは「おかあさんの聖域」キッチンスペースに貼ってある上、スケジュール帳兼、記録用紙になっているため、いくら「アノ方」でも手を出せないことになっています。なので今までこういうオモロイ添削はされたことはなかったのですが、気になったんでしょうね。しかも、カレンダーが貼ってあった高さはモニョさんの手の届く高さではなかったので、どうもイスを持ってくるという作業をしてまでも書き足したかったと思われます・・・。

日にちに0はないのです。残念でした。ナイストライ。


<テレビの力>
実家で新聞に入ってきたチラシを見ていたモニョさん。そこにはあの有名人のあの有名すぎるポーズの挿絵が。

「あー。さかもとりょうまー。」

(ほう。良く知ってるね。最近テレビで良く特集してるしね。)

「えー・・・っと、この右手に握っているのはなんだっけ?なんだっけ?・・・えーっとぉ・・・そうだ!鈴だったね。そうだそうだ。」(←一人でなんだか納得の様子)


右手って・・・この着物の下に隠されてるこれですか?なぜにそんなことを知っている?またテレビのしわざに違いない。


<相変わらずの惨敗>
私が子供の頃に使ったオセロが実家にあったので、戯れにやってみました。・・・再び惨敗でした。母、14個しか取れず・・・・。なんだかもはや、自分が情けない。


<飛行機三昧>
実家にいる間は、暇を見つけては元の職場があったところの近くにある、航空記念館みたいなところに通いシュミレーター(しかも無料)しまくってました。関空のほど素敵なのじゃなかったですが・・・。実家はそうでなくても、常に飛行機のエンジン音やヘリコプターのプロペラ音が聞こえている場所、ご飯を食べていてもテレビを見ていても、ゴーだのババババだの音がすると、窓をガラッ!と開けて行き交う飛行物体を確認していらっしゃいました。

お休みの日にはじじ&ばばに、「かがみがはら航空宇宙博物館」(ココ→)にもお弁当付き(もちろん ばば作)で連れて行ってもらい、豪華なジャンボ機のオモチャまで買ってもらって、満足満足ご満足のモニョ殿。せっかく航空宇宙博物館に連れて行ってもらうので、上下とも飛行機の服でキメキメでお出かけとなりました。上に着ていったベストは、少し前に幼稚園に行くのを嫌がっていた頃に、少しでも楽しく幼稚園に行ける様にと作ったもの。毎日毎日ものすごい数の飛行機の絵を描きまくるので、何かの形で残してあげられたらという思いもあって、モニョさんが描いた飛行機の絵をトレーシングペーパーで写しアップリケに。羽根の部分のバランスに少し手を加えただけで、機体の形や大きさも、窓の形や位置も、ギアの数や形も、すべてモニョさんが描いた絵にできるだけ忠実にしてあるのですが、ノーズギアがぐるぐる渦巻きになっていたり、ちっちゃいランディングギアがニョキニョキといっぱい生えてところ(数にはこだわりが感じられる)なんかは、大人ではどう頑張っても思いつかないデザインで、作りながらも妙にワクワクしました。


     

     


<第六感>
長い滞在を終えて家出ほどの荷物を車に積み込み、途中で飲む飲み物やオヤツまで母に持たせてもらって、モニョさんと共にいざ出発。いつも通り「じーちゃん、ばーちゃん、元気でね。お仕事がんばってね。モニョくん、また来るからね。」と普通に手を振って別れたはずのモニョさん、最寄りの高速の入り口に向けて出発から5分ほど経った頃、後部座席の様子がどうも変です。

信号で止まった時に後ろを振り返ってみると、なんとシクシクポロポロ声を殺して泣いております。

 「え?????ナニナニ?!?!?どうしたの???」

と、私が気がついたことで、今まで抑えていた悲しみがものすごい勢いで溢れ出てしまい、意味が分からないまま車内は号泣号泣の嵐、号泣というよりは少しパニック状態になってしまったモニョさんをどうにも止められません。こんなに泣いたのを見たのはこれが初めて。車を止めて聞いてみると、滞在があまりに楽しくて寂しくなったと言うのです。

困って実家に電話をしてみたものの、さすが母「もう一晩泊まって行ってももちろんいいけど、このまま帰ってきたら次の時にも同じことにならない?」・・・んーなるほど。

しかし、泣き方が尋常ではない。もう自分でもどうしていいか分からないほどのパニック状態のようで、何度聞いても「高速は嫌!高速は嫌!」と激しく叫ぶ様に取り憑かれたように繰りかえすばかり。

実はここまでひどくはないのですが、たまに家族でお出かけをしようと高速を目指していると、「高速は嫌!」とひどく嫌がることがあります。それもいつもではないのです。モニョさんは小さい頃からもしかしたら第六感のようなものが強いのでは?と思う部分があり、そういう時にはモニョさんの意見を聞いて高速を使うのをやめるようにしています。バカバカしく聞こえるかもしれませんが、何かあってからでは、後悔してもしきれません。

結局、高速入り口直前でUターン。30分もかけて積み込んだ荷物も、また逆戻りです。

翌朝、何事もなかった様に高速にのってご機嫌で帰ってきたモニョさん。一体あれはなんだったのでしょう?しかし、おかげさまで無事に帰れましたよ。





と、いった感じで過ごした実家帰省。今回はたっぷり帰省だったので、地元のお友達にもたくさん会えて楽しかった。みなさま、またお会いしましょう♪