ママちゃんへの道

モニョモニョくんとの未知なる世界

絵本のある毎日

2008-08-31 23:54:30 | モニョモニョくん
    
          「夜寝る時に読むの?」


と、聞かれる事がよくありますが、いいえ、朝も昼も夜もつまり概ね一日中読んでいるのですよ。特に最近は、前ほど車車車と一人黙々と車で遊んだり、車の本を見たりという時間がなくなり、朝から晩まで絵本のわんこそばなのです。

朝、私がバタバタと朝の家事をこなしている間は自分であれこれと出してきては読み、(えぇ、だから覚えているんです。ほとんど全部。私に読んでもらう必要はないのですよ、お坊ちゃま。)私がちょっとスキを見せると「お母さん、お手てひらいた?ねぇ、ひらいた?」と自分の両手をチョウチョのようにパッと開いてみせて聞きます。最初は意味が分からなかったのですが、これ「お母さん、今、手が空いてないから、ごめんね~。」という私のお決まりの言葉への問いかけなのです。つまり彼は「お手てOPEN?」と思っているらしい。「CLOSED」の看板ぶらさげとくか・・・。

昼、ご飯を食べた後は危険な時間です。暑くなる前はこの時間に昼のお散歩に出かけていたのですが、夏の暑い間はさすがに倒れそうなので、夕方5時頃まではおとなしく家にいることが多かったのです。救世主のことちゃんがテレビに現れるまでの2時間強、ここで読まされ読まされ読まされまくります。(しかも、高校総体だの、甲子園だの、夏はいろいろな落とし穴が。)

夜、ご飯を食べた後から再び仕事に出かけるまでの間のパパちゃんはまるで朗読拷問です。私が洗い物など夕飯の片付けをパタパタとしている間にみるみる読んだ後の絵本タワーが積み上がります。時間が来ると逃げるようにそそくさと仕事に出かけるパパちゃん。・・・あぁ、逃げられる人はいいよね・・・。お風呂に入るまでの時間、お風呂からあがって寝るまでの時間、読んで読んで読みまくって、「あと一冊読んだら寝ようか。」と言うと、「え~っとね。じゃぁ、これと~これ。」と必ず二冊持ってきて私の膝に座る。絶対わざと。

実家に帰省している間はこれが全部じーちゃんばーちゃんにのしかかる。実家にはこのシリーズがあるのです。毎回毎回帰省の度にこればっかり。朝から晩までこればっかり。もう読むのすら飽きる。いや、表紙を見るのすら。思い切って捨てる?じーちゃんばーちゃん本当にご苦労さまです。

あんまりにも「ふたごのこねずみ」ばかりで気がおかしくなりそうだったので、実家の近くに出来た絵本ばかりが凄い数置いてある絵本図書館にせっせと出かけたのですが、恐ろしいほど次から次へ読みたい絵本を持ってきて、朗読マシーンの機械はショート、目と頭は読んでいるのに口が思うように動かず最後は本当に声が出ないこともありました。脳が完全に拒否しているのです。ははは・・・本望ですぞ。


しかし、絵本を好きになってくれるのはとっても喜ばしいことなのですが、絵本選びを慎重にしないと、良い事も悪いこともおもしろいほどに全部吸収してしまいます。お話には「悪キャラ」みたいなのが出てくることも多く、そのセリフや悪態、意味もタイミングもなぜかバッチリすぎるほどつかみ取り、然るべき時に然るべき使い方で活用なさいます。「ふたごのこねずみ」のシリーズもそれぞれの悪セリフ乱用のため現在2冊朗読禁止。

  「お母さんなんて大っ嫌い!」

  「そんなもんゴミさ!」

これ、外で言われるとかなり恥ずかしいです。


そんなわけで、絵本に助けられ、絵本に翻弄され、絵本に支配されている我が家。つい昨日、パパちゃんとなにやらもめて大きな声で泣きながら言ったモニョさんの一言。

 「おとうさんを うまれたもりに かえそうと けっしんしました。」

     


・・・どうも決心したらしい。



夏の本

2008-08-18 22:42:06 | 
       

どこの本屋さんへ行っても、ネットを見ても、コレ一押しです。
大して中身も知らないまま、「クワガタを採りに行く話」という大まかな内容と「ページをめくるたびに夏が溢れ出す。」「描かれた絵が物語る「夏の空気」に圧倒される。」というレビューから伝わってくる絵のきれいさだけを頼りに、夜な夜なポチッとな。なぜなら、毎日のように夕方二人でいそいそとカブトムシ&クワガタ探しに出かける我が家の男子チームにぴったりだと思ったからです。

しかし、夜ポチをしたのが実家へ帰る直前だったので、実物を見ないまま名古屋の本屋さんで「イチ押しっっ!!」のプラカードと共に目立つところに立ててあるこの本発見。手に取って中を見てみる。鮮やかな色使い。そして確かにクワガタを採りに行く話。しかし、これといって心に来る所なし。・・・本屋たちよ、なぜこの本をそこまで押す?

そう思いつつ実家暮らしを終えて自宅へ戻り留守の間に届いていた実物とご対面。その良さを知ったのはモニョさんに声を出して読んであげた瞬間でした。

音にしてこそこのリズミカルなテンポが不思議なほど生きる話。良いです!非常に良いです!!モニョさんも一回目からもう心をワシ掴み!!その後は「コレ読んで!コレ読んで!」の連続でした。音の良さが溢れ出すと、それに伴う映像の良さも動き出す。絵もイイ!まるで吸い込まれるようなコントラスト。本棚に立てたって、背表紙だけでほら・・カッコイー!!

本屋たち、この本押すべし。どんどん押すべし。




ついでに名古屋で買った本たち。


        

縦です。何がって、開きが。えーっと、だから、この絵でいくと上から下へ。ただでさえかなりの大型本、開くと長ーい見開きページになるわけです。ただただ、それが面白くてお買い上げ。ストーリーはあってないようなもの。でも、なにげに1から100まで数を数えたり、つぎのページは誰が住んでいるか?と記憶クイズになったり、チビッコの心くすぐる細かいあれこれが良かったようで、ヒットです。

 「どんぐりのジュースのんでかない?」「うわぁ、まずい!」

がモニョ様のお気に入り。絵はほのぼの。あとがきを見てみたら「いない○ないばぁ!」のオープニングアニメーション担当の方だそう。そういえば、かたつむりに面影あり。

ちなみにモニョ様、この絵本の第一印象は、

「大~きなご本だね。」「お母さん、今度はもっと小さいの買ってね♪」

でした。スンマセン。



       

なぜか高層マンション系が隣通し並んでいたので、何となく勢いで買ってしまった一冊。取り立ててどう。っていう訳でもないのですが、悪い要素も特になし。・・・と、思っていたら、どうもこれには第一弾となる前作がある模様。

   


買ってみるべし?





夏の思い出(2)

2008-08-17 23:27:33 | おでかけ
      

          

     

 

流れ行く命のともしび。


毎年この時期になると、テレビのニュースで一度は見る光景。一度は実際に見てみたいと思っていたこともあり、あまりにも幻想的で思わず「きれい。」と思ってしまう。そのぼんやりと浮かび上がるような明かりを目に焼き付けようと、川の高い塀を覗き込んでみると、何メートルも下からボワっと熱風が立ち上り不意に顔をなで驚かされる。

死してなお燃え続ける命の火の強さ。この夏、突然身内の不幸な知らせを受けた私にとって、その暖かさに強さになぜか心救われたような気さえしました。

燃えているのだ。今もなお。




夏の思い出(1)

2008-08-17 23:26:22 | おでかけ

今年の夏休みは。

       
          ちょっくらオランダに。


えぇ、オランダですから。街中にこんなものも落ちてます。


広大すぎる敷地、15キロの「抱っこちゃん」を抱えて歩くのは考えるだけで気が遠くなりそうだったので、無料で気楽に借りられるベビ-バギーを一か八か借りてみました。本当に久しぶりにベビーカー類に乗るモニョさま。(帰国してから1、2回乗ったでしょうか?しかも数分。)さすがに暑いのか、また、落ち着いて座っていられる形だったのもあって、驚くほどにおとなしく座ってらっしゃいました。助かった。ほ~。
久々にモニョさまを乗せて、ヨーロッパの雰囲気漂う風景の中、石畳の上をカタカタとベビーバギーを押しながら、あの頃のことを懐かしく思い出したひとときでもありました。


↓一番高い塔から見た景色。敷地内には分譲住宅もあるそうで、本格的な洋館の自宅前にクルーザーをつけてあったり、そこから釣りをしたり、見られることを前提に「オランダ」での暮らしを楽しまれている様子。意外なことに価格も手頃、アパートタイプもありました。ただし洗濯物は見える所に干すのはNG。

   
   

行く前は、大人向け。のイメージでしたが、思いのほかモニョさんを含め家族全員楽しめました。ただ、信じられないほど熱くて痛いほどの強い日差し。熱射病との戦いでしたが。

特にこの塔からの景色は、お坊ちゃま、いたく気に入ったご様子。ある方向をさして「おぉ~~~~~~~っっっ!!!」と叫んでおられます。ナニナニ?!何があるの?!と身を乗り出してみると、



     
       「コマツPC200ガレオだよ!!



・・・・・。

母、これでコンパクトカメラのズームいっぱいいっぱいですが。



ちなみに、他に喜んだのは、ブルーナショップ内のシーソー&ミッフィーちゃんのビデオ上映。メリーゴーラウンド。チーズとパンチェッタの試食。食べ過ぎです。そして塩分摂り過ぎ。