ママちゃんへの道

モニョモニョくんとの未知なる世界

一年経過

2007-11-12 21:50:39 | おフランス
気がつけば、帰国から一年経っていました。もう一年も経つのかと思う反面、ずっとずっと前のようなすでに懐かしい昔話のような、あれはそんな幻の生活でした。

週末、出発前以来行っていなかった神戸へ久々に街の空気を吸いに。

中華街でご飯を食べた後、一番外の長安門(写真一番上)をくぐりながら「凱旋門♪凱旋門♪」と嬉しそうに繰り返す2歳児に、「一体どこまでフランスかぶれやねん・・・」と、さすがにちょっとあきれ気味の母。東京タワーを見ても、高圧電線を見ても「えっふぇとう♪」と言うのはやめて欲しい。パンを選ばせると「くをあっさん♪くをあっさん♪」とやかましいほどクロワッサンばかりを指さすのはやめて欲しい。どちらも何も教えてません。誓って!!


どこまでが本当の記憶でどこからが後からの情報なのかハッキリとは分かりませんが、少なくともパリと金髪女性は好きなようです。



一年経過

2007-04-08 16:40:11 | おフランス
いつもはこんなことをボーっと考える余裕もないのですが、数時間パパちゃんにモニョさんを見ていてもらって、久しぶりにお独り様で美容院に行った帰り道、車を運転しながらフト思いました。



去年の春はどんなだっけ。



今日は午前中とてもポカポカで春らしいいいお天気。河原ではお花見の人たちがブルーのシートを大きく広げて楽しそうに集っていたり、自転車や歩いておでかけする人もたくさんみかけたので、自然とそう思ったのかもしれません。特に理由がなくても、なんとなくウキウキしてしまう春の魔法。でも、なんだかこの感じはとても久しぶりな気がしたのです。



去年の春はどんなだっけ。



まったくピンときません。お天気があんまり良くなかったんだっけ?だからウキウキが久しぶりなんだっけ?お花見は行かなかったよね。たしか。というか、桜?見たっけ??・・・・・覚えていない。




去年の春はどんなだっけ。

去年の春はどんなだっけ。

去年の春はどんなだっけ。





あ。




今思えば、よー連れてったなぁー。と思うくらい「赤ちゃん」のモニョさんを連れ、パパちゃんの待つおフランスへ向けて不安だらけで旅立った日から偶然にも今日でちょうど一年。・・・もうそんな?なんだかあっという間だったような気も、はるか昔だったという気もする不思議な感じです。


はぁ、そうですか。一年ですか。


去年の春は、アパートの片付けやら、荷造りやら、必要なものの買い物やら、お友達とのしばしのお別れやら、帰ってきた時のための準備やら、書類やら、なんやらかんやら、搾乳して朝4時起きで単身新幹線に飛び乗り、東京の大使館までとんぼ返りでビザの書類提出に行ったこともあったわね・・・。(←今考えてもやっぱり無意味)


だから私に去年の春の記憶がないのか。そうか。そういうことか。



そんなことを考えながら家に帰り着いたら、お散歩途中に顔から着地したという赤い流血チョビヒゲをはやしたモニョさん&パパちゃんのお留守番二人組から大変珍しい贈り物。





そんな気持ちを知ってか知らずか。

ま。知らんやろね。




ありがたく、生けさせていただきました。

お花を触りながら、特に得意というわけでもないけれど私ってこういうことするのもそういやぁ好きだったわよねぇ。と思い出しました。






去年の春はどんなだっけ。



忙しくて記憶がないくらい、バタバタの春でしたよ。



美しい国

2006-11-24 14:59:12 | おフランス
季節がらか、最近テレビで京都を特集した番組を良く目にします。

日本の美しい秋の紅葉、和風建築物、日本庭園、料理、そして素晴らしい心遣いのおもてなし。日本てなんて素敵な国なんでしょ。

最近信じられないようなニュースが毎日のようにテレビで報道され、それを紹介しているワイドショーのキャスターまでが、「日本は腐っている。」と言い切っているのを見て、とても悲しい気持ちになりました。

日本はこんなに素敵な国なのに。こんなに美しい国なのに。日本人はもっともっと日本を好きになるべきだし、この素敵な国に住む日本人だということを誇りに思うべきだと思います。

モニョさんには、きれいなものを見るたびに「きれいだねー。日本は素敵な国だねー。」と口癖のように言っています。この素敵な文化や美しい言葉を持つ国を好きになってもらいたいと思っています。

ぱたぱた

2006-11-24 00:54:13 | おフランス
モニョさん初の体調不良&パパちゃんの体調不良&その他の諸事情により、家の中が少しパタついてます。毎日な~んにもできないまま一日が過ぎて行くのを悲しく見送る日々です。あぁ・・・ 

そうでなくても、まだいまいち生活のリズムがつかめていないし、モニョさんも絶好調ではない様子。むこうにいる頃に比べて、明らかにお喋りがストップ・・・というよりも、むしろ後退している気がします。意味のない音ばかり発するようになり、あんなにハッキリ言っていた「おとうさん」ですら、ほとんど言わなくなってしまいました。

パソコンを開ける時間もほとんどなく、寝る前にほんの一瞬メールをチェックするのみ。通常運転に乗せるまで、もうしばらくふんばります。

新たな試練

2006-11-08 15:48:06 | おフランス
早速保健センターへ電話しました。これは向こうにいる間からずっと考えていたこと。予防接種のこと。離乳食のこと。町の検診などのこと。帰ったらすぐに相談して、これからのことを考えていこうと思っていました。特に予防接種に関しては、ややこしいことになることは分かっていたし、うまく続きを受けられるのか、それとも受け直しになるのか、その受け直しすらできるのか、という私たち親子にとっては大きな問題でした。

前日に予め電話をして事情を話し、相談したい内容などもお伝えして担当者の方からの電話を待つことに。しかしながら掛かってきた電話は・・・。


まずは私が前日話しておいた内容がほとんど伝わっていなかった。

 保:「予防接種についてお問い合わせですよね?」
 私:「予防接種ももちろんですが、他にも離乳食の進め方や検診の・・・」
 保:「え?!でももう一歳ですよね?!離乳食っていうかお食事ですよね?」

 私:「・・・・・・・・」


 私:「向こうであまり食材が思うように手に入らなかったので・・」  
 保:「あぁ、つまりたいしてなんも食べさせてないってことやね。」

 私:「・・・・・・・・はい」

   
 
その後、保健センターに伺うことに。まずは栄養士の方とのお話。でも、申し訳ないけれど私が本で読んだことのある、ごくごく普通の基本的な進め方を少しお話され小さな冊子を一冊いただいただけでした。

次に予防接種の担当の方。「地元の元気な働くおばちゃん」という感じの方でした。言われたとおり準備していった母子手帳と向こうで受けた予防接種の詳しい情報を見せると、最初の一言がこうでした。


            「なんじゃこりゃ?!」


ぐっとこらえ、その内容を自分で日本語に訳しておいた紙を見せながらどれがどの注射の記録かを説明すると。コピーをとらせてと言われたのでお願いしますというと、それらの資料を持って事務所へ入って行かれました。ドアを開け、事務所に入る瞬間、私にも聞こえるような大きな声で中にいる方全員に向かってこう叫ばれました。

          「ワ~ケわ~からへ~~~ん。」


日本に帰ってくればなんとかなる。言葉が通じるからなんとかなる。それを心のささえのようにしていたのですが。

正直フランスで言葉も分からなくて、やみくもにがんばっていた頃よりもずっとずっと深く傷つきました。言葉が分かるからこそ辛いことがあるなんて。フラリとやってきた訳でもなく、事前に事情をお話して、自分から相談したいから、困っているからと電話をしてやってきたのに、この扱いとは。


ここで泣いてたまるか。とグッと噛みしめました。


ア ジャポン

2006-11-07 11:43:24 | おフランス
少しだけ落ち着いてきました。


・・・玄関にドドーンと積み上げられているSAL便で到着した段ボール箱たちのことは考えたくありません


連休中にさっそく実家の母が会いに来てくれたり、兄一家がモニョさんを連れて公園に遊びにいってくれたりしてくれたので、その間にお掃除をしながらおウチの家具の配列や電気コード類など、モニョさんが出来る限りおもいっきり動いたり遊んだり楽しく過ごせるように改革。フランスにいた頃のように不自由をさせることなくのびのび楽しそうに遊ばせることができること、それが何より嬉しいです。

しかし、ある意味少しつらいことも。帰ってきて以来、長旅の疲れか、環境の激変からか、モニョさんは前ほどお喋りをしません。外でジャジャ(他の子供)を見かけても、前のように自分から話しかけたりすることもあまりありません。前は手を持ってあげると喜んでしていたたっちもほとんどしなくなりました。


ま。少しずつ。少しずつ。


ちなみに、モニョさま日本の食事に関してはフランスにいる頃の10倍は楽しんでおられます

ただいま

2006-11-04 03:02:33 | おフランス
少々時差ボケ気味のかえるです。おかげさまで無事帰国いたしました。
今は日本のおウチで足の踏み場のないほどの荷物をかき分けつつうんざりしています・・・。


しかし、帰ってきてパパちゃんとしきりに何度も叫んでいるのは、

ニッポン最高!ブラボー日本!ワンダフルジャポ~ン!!

        あぁ~やっぱいいわ、日本


モニョさんは問題なく長旅を乗り切り、どうやら日本のおウチがお気に召したご様子。帰ってきて以来、ハッスルしっぱなし。フィーバーしまくり。日本の種類豊富なベビーフードをもりもり食べ、外食先で日本のお米をもりもり食べ、私のうどんまでもりもりもりもり、最後はもっとちょうだ~~~い!!と泣き叫ぶのをべりっと引き離さなければいけないほど、日本の食&生活を満喫しています。やっぱり日本人よね。我々。

帰国直前のバタバタぶり&到着時のびっくりハッピーサプライズについては、またゆっくりじっくり。落ち着くまでにはもう少し時間が必要のようです。引っ越しって大変なのね・・・。

取り急ぎ無事到着のご報告。
お友達のみなさーん、おいおい連絡しまする

さよならフランス

2006-10-27 18:44:10 | おフランス
 
   フランスで増えたモニョさんの体重:1170グラム 

              伸びた身長:8センチ
 
               生えた歯:8本
  
            受けた予防接種:5本

            お熱の出た回数:0回


いろんなものを見て、いろんなことを感じて、めいいっぱい家族一緒に過ごしました。来る前は、色々悩み不安もあった渡仏でしたが、思いきって連れてきて本当に良かった。


さよならフランス。
楽しかったよ。
ありがとう。



また来るね 



※今日の午後ネットを止めます

日本の物

2006-10-24 05:52:19 | おフランス
自分への記録用に、そして誰かがいつか赤ちゃん連れで海外に行くことがあった時に少しでも何かの役に立てれば。と思いこれを書き残します。

bebe用品

《日本から持ってきて良かった物》
  ・スリング
  ・おんぶヒモ
  ・母子健康手帳
  ・絵本
  ・離乳食調理セット
  ・離乳食本
  ・フリーズドライのBF
  ・和風だしBF
  ・ガーゼのはんかち
  ・赤ちゃん歯ブラシ+仕上げ用歯ブラシ
  ・赤ちゃん用ボディーソープ(最初の頃)
  ・赤ちゃんの病気大百科(お守り代わり)

《後から頼んで送ってもらった物
     & 救援物資でいただいたものの中でも特に大活躍だったもの》
  ・離乳食を小分けして冷凍するプラスチック容器
  ・非加熱で食べられるBF
  ・調理のアレンジのきくお助けBF
  ・歯をふくウエットティッシュ
  ・ポケットサイズのおしりふき
  ・ベビー綿棒
  ・ベビー用麦茶(夏)
  ・きなこ
  ・ごま
  ・ベビーせんべい
  ・焼きのり
  ・日本のお米
  ・ベビー雑誌
  ・アトピーに関する本


大人編

《日本から持ってきて良かった物》
  ・ノートパソコン(各自一台ずつ)
  ・基礎化粧品
  ・くつ下
  ・辞書
  ・会話本(トラベル仏語会話程度のものが活躍)
  ・鶏ガラスープ
  ・和風だしの素
  ・「いろいろ味噌」

《後から頼んで送ってもらった物
     & 救援物資でいただいたものの中でも特に大活躍だったもの》
  ・食材全般
  ・調味料全般
  ・お茶類
  ・料理雑誌
  ・箸、菜箸
  ・うちわ


みなさんのおかげで、ほとんど不自由を感じることなく過ごすことができました。本当にありがとうございました。