バロック期の中期になるとイタリアでコレルリ、トレルリなどバイオリン音楽の大家が出現する。コレルリは、バイオリンを学んだ人は誰でも取り上げる「ラ・フォリア」が有名である。作品1から6にそれぞれが12曲ずつ含み、すべて録音され出ている。全集と言うとすぐ揃えたくなる私は買い求めました。その前に「ラ・フォリア」を含む作品5の全曲は買っていましたが。
コレルリの作品6「合奏協奏曲」の8に「クリスマス」と題する曲があります。トレルリにもあり、後期バロックに属するロカテルリ、マンフレディーニにもあり、これらの4曲クリスマスに因む作品をまとめて名指揮者カラヤンが録音を残してくれています。カラヤンは音楽史の隅々まで目をやり、後世に最優秀の録音を遺してくれたのは大変嬉しいことです。
国王の祝賀会でオペラが上演されたことを述べましたが、バロック中期の1666年に行われた婚儀でも同様のことが行われました。ハプスブルク家のレオポルト1世とスペイン王フェリペ4世の王女で国王カルロス2世の姉に当たるマルガリータ・テレサとの結婚式です。翌1667年チェスティ作曲の「黄金のりんご」が上演されました。5幕66場という長大なもので、目を奪うような豪華な舞台だったということだ。マルガリータはベラスケスの描いた肖像画で有名です。昔は写真はありませんでしたから、この絵をハプスブルク家に届け、お見合い写真のように扱ったということです。2人に子供は生まれたが、近親婚(伯父と姪の関係)のためか出産後まもなく亡くなったものが多かった。弟のカルロス2世も同様だった。生まれつき病弱で子供はいなかった。スペインでは、1700年にカルロス2世が亡くなったとき、スペイン継承戦争が起こった。この戦争は1713年ユトレヒト条約を結び終結したが、この年ヘンデルが作曲した「テ・デウム」がその記念に聖パウロ大聖堂で演奏されたのだった。
コレルリの作品6「合奏協奏曲」の8に「クリスマス」と題する曲があります。トレルリにもあり、後期バロックに属するロカテルリ、マンフレディーニにもあり、これらの4曲クリスマスに因む作品をまとめて名指揮者カラヤンが録音を残してくれています。カラヤンは音楽史の隅々まで目をやり、後世に最優秀の録音を遺してくれたのは大変嬉しいことです。
国王の祝賀会でオペラが上演されたことを述べましたが、バロック中期の1666年に行われた婚儀でも同様のことが行われました。ハプスブルク家のレオポルト1世とスペイン王フェリペ4世の王女で国王カルロス2世の姉に当たるマルガリータ・テレサとの結婚式です。翌1667年チェスティ作曲の「黄金のりんご」が上演されました。5幕66場という長大なもので、目を奪うような豪華な舞台だったということだ。マルガリータはベラスケスの描いた肖像画で有名です。昔は写真はありませんでしたから、この絵をハプスブルク家に届け、お見合い写真のように扱ったということです。2人に子供は生まれたが、近親婚(伯父と姪の関係)のためか出産後まもなく亡くなったものが多かった。弟のカルロス2世も同様だった。生まれつき病弱で子供はいなかった。スペインでは、1700年にカルロス2世が亡くなったとき、スペイン継承戦争が起こった。この戦争は1713年ユトレヒト条約を結び終結したが、この年ヘンデルが作曲した「テ・デウム」がその記念に聖パウロ大聖堂で演奏されたのだった。