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飯田橋留守番隊です。
先ほど、けんけん隊長から連絡が入りました。
一夜明けたエベレストベースキャンプは、昨日から降っていた雪が落ち着き、視界が若干良くなってきました。
昨日は全く飛んでこなかったレスキューヘリが、今朝は低い雲間を縫って飛び始めているとのことです。
AG隊も少し落ち着いてきて、ケンケン隊長とゆっくりと話しができました。
昨日の雪崩は、地震直後にプモリ方面から発生し、BCに到達しました。
プモリに近いところにテントを張っていた隊は、デブリで埋まってしまったとのことです。
AG隊はデブリの影響はなかったのですが、爆風がすざましく、ほとんどのテントが吹き飛ばされました。
地震の時、隊員はテントでくつろいでいたのですが、地震発生直後、ケンケンが大声で全員をテントから出し大きな岩場にかくれさせたところに、雪崩の爆風が直撃したとのことです。
余りの大きな爆風だったので、口を手で囲いながらの何とか息ができるような状態だったそうです。
その後、怪我がなく元気だったAG隊員は、レスキュー活動に参加しました。
AG隊のすぐそばにあった医療テントが、爆風で吹き飛ばされ使えなくなってしまったので、比較的被害が少なかったエリアのテントを医療テントにするために、多くの物資をAG隊員が運んだとのことです。
ここでは、元気いっぱいのヤンマーが大活躍だったそうです。
現在でも頻繁に小規模な雪崩が続いており、隊員はその都度安全なところに避難をしているようです。
現在、カトマンズはもちろん、ルクラの飛行場、下山ルートの状況が全く入ってきておりません。
幸いにもAG隊は、もう一度ロブチェピークに登り順応活動を行う予定だったので、物資のいくつかを
ロブチェBCにデポしてあります。
情報を収集しながら、どこが一番安全かを判断しながら、これからの行動を決めて行きます。
AGのネパール人スタッフは、一人が爆風で飛ばされ頭を切って出血しましたが、傷も深くなく現在は全員が元気にエベレストBCで待機しています。
通常であれば、エベレストBCも普通の携帯電話が時々通じるのですが、今日は全く通じていないとのことです。
現在、衛星携帯電話が唯一の通信手段です。吹き飛ばされた物資の中から、なんとかソーラーパネルを見つけ、リペアーできたので電源も何とか確保できていますが、その衛星電話も常時はつながっていない状況です。
また、動きがありましたらご報告いたしますが、このような状況なので頻繁には報告できないかもしれません。
ですがAG隊は全員が元気ですので、どうぞご安心下さい。
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たいへんな状況、危険な状況だとは思いますがどうかご無事で。日本から祈っています。
怪我も被害も最小で済んでよかったU+2757
ケンちゃんナイスプレ~U+1F3B5
隊長の判断がよい結果を出さたね。
これからも厳しいだろうけどガンバれU+2757
くーこも元気かな?無理しないでね。
元気な帰国を待ってますU+1F3B5
全員無事でよかったです。
ご報告の労、感謝いたします。