けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

AGエイド活動は「しゃくなげの花プロジェクト」へ…

2015-05-18 14:49:56 | エベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2015
けんけん@カトマンズです。


毎日のように被災地に出かけて、
できることを少しでもやろうと活動してきた。

しかし、

僕らの思いと住民の思いは必ずしも一致しない。


いや、一致するものではないだろうと思っていたけど、
いざ、住民からの要望が形になると、

それは僕たちにできることじゃなくて、
誰も助けることができなくて、
自分たちの無力さにガックリしてしまったり。


JICAやNGOの団体の話も聞き、
実際の現場も同行させてもらった。

とても勉強になった。
そして感心とともに、敬意を抱きました。

20年以上もこの国のためにやってきたり、
農業始動をしてきたり、
頭が下がりました。


AG隊は登山隊であって、
ボランティアのプロじゃない。

ベースキャンプの生き残りが、
その余力で人助けなんてできるもんじゃない。

痛感しています。

AG隊のマンパワーも資金も限界に近いです。

でも、まだエイド活動をなんとか続けたい。
なんとか、支援を必要としている村に通って笑顔を作りたい。
そして、AG隊のネパールスタッフ達の生活を支援したい。

そこで、なすびのエベチャレのシステムを利用して、
「しゃくなげの花プロジェクト」というファンドを立ち上げました。

詳細は是非以下のURLからお願いします。
http://i-shishi.jp/sagasu/syakunage.html


今後は、AG隊ではなく、
しゃくなげの花プロジェクトとして活動をしたいと思います。

しゃくなげは、ネパールの国花です。
そして、福島の県花でもあるそうです。

この活動が、永く永く続くよう祈ると共に、
しっかりと目に見える活動ができるように努力していきます。

皆さん、引き続きの応援を宜しくお願いいたします。


さて、昨日までの活動レポです。

    

<NGO団体のラブグリーンジャパンさんと支援活動したデビタール村とアナイコット村>


   

<ラブグリーンさんの施設や活動に敬意、大きく感心するとともに僕たちの非力さも感じました>

  

<数年前にマオイストに爆破されたこともある建物の前で。泣けてくる努力の結果です。>






<昨日は、カカニの丘方面の視察の後にドルマスタリへ。軍の歩兵や重機が入って瓦礫の撤去をしてました。>
<住民も積極的に動いていて、なんとなく復興の風が吹いてきて嬉しい。僕らの活動も少しは役にたったかな。>
<治療用コットンが届けたり、けが人の家を一通り回って。そこで「あなたたちのことを忘れない!本当に感謝している!」って言われて…感無量。>


  




<帰り道にもう1つの村を視察しに…この建物の下でお二人亡くなったそうです…>





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ひとりごと (老婆)
2015-05-18 21:23:11
けんけんさんのブログには、沢山の感激や感謝、感動をいただいています。
でも、今日は違います!
読み進むうちに「なぜ?」と疑問が‥そして、もう十分ではないですか?と、思うのです。
現地を知らないからかもしれませんが、皆さんには休養が必要に思えます。少し距離をとり、日本に戻ってもできる事を探してください。
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初めてです (カッパドキア)
2015-05-18 22:47:27
近藤さん その後お身体は大丈夫ですか?
ブログの更新、ありがとうございます。
皆さん、まだまだ活動されるのですね。

しゃくなげの花プロジェクト、僅かですが送金します。サイトでの募金手続きは初めてなので、ドキドキしています。
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