今日22日は、生暖かく、しっとりとした優しい日…。
今朝、約15年連れ添った愛犬キキがエベレストより高いところに登ってしまった。
山梨の犬捨て山と言われる所からボランティアさんを通じて
我が家に来たのがついこのあいだのような…。
まだまだ側にいて欲しかった。
膀胱に異常が出てオムツだったり甲状腺の病気で体毛が抜けたりと、
健康面ではそこそこ問題もあったけど、
この大きさでこの年齢ならば人間に例えると90歳は超えてるだろう。
今夏あたりから自ら歩けなくなり、ここ2週間前くらいより不調が続き、この1週間は寝たきりで朦朧とした日が続いた。食事も取らなくなった。
昨日に痙攣を起こしたのち、とうとう昏睡状態となった。
今朝5時頃には息をしてたんだけど、僕はすぐ隣で寝てたのに息を引き取った瞬間は気づいてあげられなかった。
長女が会社に行く早朝にキキの様子を見にきた時に目がさめ、
お腹が動いてなく呼吸してない事に気づいた!
大声を上げて飛び起きてしまった。
身体は四肢も含めて温もりがしっかり残っていたので、直前まで呼吸があったのだろう。
長女の毎朝の慌ただしい支度の音を遠くで聴きながら、
安心して永眠したのだと思う。
肝臓と脾臓に癌らしきものが見つかっていたが、この年齢では老衰とも言えるか。
座薬を入れていたので痛みは無かっただろうと思いたい。
家族全員が揃っている日だったので、全員で見送ることができたのは幸いだった。
皆。仕事を休み、すぐに報告を受けた義理の両親たちも駆けつけた。
その静かな昇天に皆涙が止まらなかった。
身体をキレイにして、動物病院のご紹介の火葬施設へ連れて行くこととなり、
昼前にはあっという間に黒い煙となって空に上がっていった。
ケージやシート、リード、雨具、食糧、病院で頂いた薬、介護食などなど…
キキの身の回りの物を全て一気に処分した。
目に見えると辛いからという家族全員の共通した意見からだった。
動物病院の先生が全てを引き取ってくださった。全てだ。
祭壇場所を作り骨壷を置いたが一部は分骨してお守りとした。
特に犬の爪先の骨と尻尾の骨は魔除けになるとか…。
ぽっかりと空間ができた我が家のスペースと胸の中に、
慣れる日が訪れるのは遠くないだろう。
人間とはそういうものだと思いたい。
私と共にメディアにも時折出演してくれたキキ、
ヒマラヤの上空を思いっきり駆け回ってほしい。
そのうちにまた近くまで会いに行くからね。
最後に時間外にも関わらずご尽力頂いた動物病院の先生方、
本日の仕事の日程を変更してくださった皆様、
本当に感謝しております。
家族が逝ってしまって淋しいですね、心中お察しします。
自分も子供の時から数頭の犬と生活を共にしました。それぞれと過ごした素晴らしい瞬間が今も思い出されます。
そして、それぞれとの別れの時、うちに来てこの子は幸せに過ごせたのだろうかと自問し、悲しみに打ちひしがれたりもしました。
記事を読ませていただくと、キキは近藤家で家族の一員として愛され、幸せな時間を過ごせたのだと感じます。
すいません、上手く言葉にできてないですね。
ご冥福をお祈りします。
でも時が解決してくれるはず…