さて、さて、さて!AGチョーオユー登山隊05は、順調に予定を進めてきました。
が、本日あたりから隊員の体調や準備の進行に合わせて、調整をしていきます。
「な“ダ”ちゃん」の日程によると、本日はC1の往復となっていますが、
隊員たちは、その手前のデポキャンプ(6038m)まで頑張って歩きました。
その上に行けなくても、まだまだ心配することはありません。
ゆっくりと時間をかけて順応を進めていきますから安心してください。
ただいま、隊員たちはテントに倒れこんで、ぐったりしている様子です。
ぜんぜん音が聞こえませんから。
昨日のプジャの儀式は、吹雪!
お祝い事だし、近隣の登山隊が参加しに来るんですが…
といっても、外は雪なので誰も来ないだろうと思っていたら、
ラッセルのチームが隊員もシェルパもほぼ全員、
そして、やはり昔から公募登山をしているヘンリー・トッドさんの
ところからシェルパたちが、吹雪の中来てくれました。
とても嬉しいことでした。皆で安全祈願とお祝いをしてくれました。
この3日間ずっと雪が降っていて、テントもグショグショしてしまうとことも。
今日は、久しぶりの晴れで、風も弱く、穏やかなトレッキング日和でした。
サシローは、ピッタリ私についてきますが、
クムジュンコとマコロじいは、少し離れてしまいます。
なにしろ6000mまでのハイキングですから、苦しくて当たり前です。
ちょくちょく立ち止まって、水をたくさん飲んでもらって、呼吸もしっかりしてもらって、
それから気温にあわせて、細かくウェアも脱いだり着たり。
氷河のアイスタワーに魅せられて、マコロ爺は、よく立ち止まってました。
シェルパたちは、この間にC1に8ケのテントなどを持ち上げて、
さっさと私たちを追い抜いて、ABCにすっとんで行きました。すごいでしょ?
ごめんなさい、そろそろ限界かな。
2行ごとくらいに、バーナーで指を温めて打ってるんだけど、
誤字脱字が多くなってきた。すっかり暗くなりました。
夕飯の時間だと、パルマが呼んでいます。
夕食後にラッセルのところで送信させてもらいます。
明日は、休養日。この後の戦略をシェルパたちとして、
また、ご連絡しますね。では。
PHOTO:氷塔をバックに頑張って歩く、サシロー、クムジュンコ、マコロ爺!
が、本日あたりから隊員の体調や準備の進行に合わせて、調整をしていきます。
「な“ダ”ちゃん」の日程によると、本日はC1の往復となっていますが、
隊員たちは、その手前のデポキャンプ(6038m)まで頑張って歩きました。
その上に行けなくても、まだまだ心配することはありません。
ゆっくりと時間をかけて順応を進めていきますから安心してください。
ただいま、隊員たちはテントに倒れこんで、ぐったりしている様子です。
ぜんぜん音が聞こえませんから。
昨日のプジャの儀式は、吹雪!
お祝い事だし、近隣の登山隊が参加しに来るんですが…
といっても、外は雪なので誰も来ないだろうと思っていたら、
ラッセルのチームが隊員もシェルパもほぼ全員、
そして、やはり昔から公募登山をしているヘンリー・トッドさんの
ところからシェルパたちが、吹雪の中来てくれました。
とても嬉しいことでした。皆で安全祈願とお祝いをしてくれました。
この3日間ずっと雪が降っていて、テントもグショグショしてしまうとことも。
今日は、久しぶりの晴れで、風も弱く、穏やかなトレッキング日和でした。
サシローは、ピッタリ私についてきますが、
クムジュンコとマコロじいは、少し離れてしまいます。
なにしろ6000mまでのハイキングですから、苦しくて当たり前です。
ちょくちょく立ち止まって、水をたくさん飲んでもらって、呼吸もしっかりしてもらって、
それから気温にあわせて、細かくウェアも脱いだり着たり。
氷河のアイスタワーに魅せられて、マコロ爺は、よく立ち止まってました。
シェルパたちは、この間にC1に8ケのテントなどを持ち上げて、
さっさと私たちを追い抜いて、ABCにすっとんで行きました。すごいでしょ?
ごめんなさい、そろそろ限界かな。
2行ごとくらいに、バーナーで指を温めて打ってるんだけど、
誤字脱字が多くなってきた。すっかり暗くなりました。
夕飯の時間だと、パルマが呼んでいます。
夕食後にラッセルのところで送信させてもらいます。
明日は、休養日。この後の戦略をシェルパたちとして、
また、ご連絡しますね。では。
PHOTO:氷塔をバックに頑張って歩く、サシロー、クムジュンコ、マコロ爺!
応援隊の面々もさらに盛り上がることでしょう。よかったよかった!
隊員達は錚々たる顔ぶれですね。ロールワリンのサポートだし。なんか心配するネタがほとんどないのでこっちは少し拍子抜けかな。上部工作も今年は順調みたいだし。AAIのサイバーキャストだと彼らはC2に入っていて今日C3入り、で早朝(夜中?)アタックのようです。(彼らは高度順応のため1回ABCとC2を往復してます)後はAG隊が行動する時の天候ですね。現段階の高度順応はデポキャンで十分だと思います。そこからのガレ場はあまり楽しくないしね。まだまだこれからでしょうから今は精一杯楽しんじゃって下さい。
P.S.
阪神は昨日甲子園で中日との3連戦の初戦、19-2のボロ負けでしたからマジック変わらず「8」です。残り試合数からいって
今年は阪神で決まりですね。
え~、隊員の方々は相当なレベルの人達のようなので(隊員向けの表現ですが)どっちかというと8000m峰登山があまり想像できない人向けに書いてます。
隊員の皆さ~ん、お元気ですか~。
ちゃんと深呼吸してますかぁ。水分補給してますかぁ。この二つは登頂するためには不可欠ですよぉ。
皆さん、体調の方はいかがでしょうか。
早寝早起きで適度に運動もして3度3度の食事もしっかり取っているので不摂生をしていた下界にいる時よりも好調!・・・という人はまずいないとは思いますが・・。
上に行けば多かれ少なかれどこか不調がでます。人類で初めてエベレストを無酸素登頂したあの超人メスナー氏さえ言い切ってます。「私だって下界の方が動ける」。
頭痛、頭重、めまい、吐き気、食欲不振、運動障害、記憶障害・・・・。何でもありですよね。誰でもパフォーマンスは落ちます。要はどのくらい落ちるかです。そこに個人差が出てくるんですね。
自分は他の隊員に比べて順化がうまくいってないと内心悲観しているあなた、実はそれはデメリットばかりとは限らないのですよ。例えばレストランに入って同じ金額を払うなら(食べられる範囲で)量が多い方がいいしおいしい方がいいですよね。
ガイドは常に隊員たちのコンディションに注意を払ってます。無事に登らせて下山させてなんぼの商売ですから当たり前です。で、不調度が大きい客に対してはより面倒をみるようになります。ケアが必要な人に適切なケアをするのがガイドの仕事ですからこれまた当たり前です。つまりガイドにこの客は不調だと思われるとよりきめ細かいサービスを受けられることになります。
こいつは好調そうだ、さらには「強い」などと思われるとどうなるか実例を挙げます。
南極最高峰ビンソンマシフにて。
翌日は荷揚げの日で荷揚げ要員以外はレスト(休息日)です。荷揚げはガイドだけがするものと思っていた私。わ~い、明日はお休みだぁなどと内心喜んでいたのですが現地で合流したアメリカ人ガイドがその夜言うならく
「Tomorrow we'll carrying up......Members are me,KENJI and runner」。
えっ?今ランナーって言わなかった?それってもしかして俺?
「いや、俺、今、筋肉痛だし、疲労気味だし・・」
慌ててたどたどしい英語で訴える私に一言。
「We need you」。
一回目のアフリカ最高峰キリマンジャロで。(私はキリマンジャロに2回行ってます。2回目はAGの古谷さんのガイドでした。彼も面倒みのいい良いガイドです)
さて最後のアタック日、ケンケンぽそっと「ランナーには現地の人間一人つけるからさっさと先に行っちゃってよ」。
(えっ?このツアーって”経験豊富な日本人ガイドが
あなたを山頂まできめ細かくサポート”を売りにしてたんじゃないの?!)
南米最高峰アコンカグアでこういうことがありました。
いつものようにあれこれと隊員達の面倒をみるケンケン。中には靴紐まで結んであげちゃったりして。
(実際、高所に行くと屈んで靴紐結ぶとかクランポン装着とかが信じられないほどの重労働になりますよね)
で、ランナーに対してはというと・・”ほったらかし”。
「おんなじお金払っている客なのに・・・」、ぶちぶち言う私に「今のレベルのランナーの面倒みようなんて思うガイドは1人もいないよ」とイケシャアシャアとうそぶく始末です。
あげくのはてには
「俺たち先行グループがアタックかけて最終キャンプまで戻ってくる日は後発グループが上がってくる日でもあり先行・後発両チーム全員分のテントは無いから
ランナーは俺と一緒にもう一つ下のキャンプまで下ってね」。
チョモランマでの初期の順化行程で、小高い所にあるお寺に順化を兼ねて見学に行く日がありました。
表情がすぐれないある隊員にケンケンは
「大丈夫ですか。きついようでしたら無理して行かなくてもいいですよ」などと優しい言葉をかけてます。
(そのお寺は前に見ちゃったし、いささかめんどくさく思った私が)「あ、じゃぁ、俺も今日はホテルで・・」
「ダメ!」
差別ですね、はっきり言って。
血中酸素濃度で高い数値をたたき出す。
食欲旺盛で人一倍かっ食らう。
足取り軽く先頭を切っちゃう。
自分は絶好調だぁ~と調子に乗って浮かれているあなた。
実は墓穴を掘り進んでいることに気がついていません。
考えてみれば登山において自分に不足しているところを補ってもらうためにガイドを雇うんですもんね。
それが登る山についての知識なのか登山の技術なのか現地サポーターとの交渉なのか必要な装備の確認なのかもともとの体力不足なのか現地に行って初めて分かる自分の欠点なのか・・・。
人によってそれぞれでしょうがそういうもの一切を含めてサポートしてもらうためにお金を出してガイドをそれも出来るだけ良いガイドを雇うんですもんね。そういう視点で見ればガイドに面倒みてもらうことは恥でもなんでもないんですよね。
だ・か・ら!
他人よりも血中酸素濃度が低いと悩んでいる人、
みんなはたくさん食べているのに自分は食欲が無くあまり食べられないと心配してる方、
歩いていてどうしてもみんなから遅れがちになり
「自分は足手まといだ」などと悲観している、そこのあなた。
そんな時は心の中でちょこ~っと喜んじゃいましょう。
「よっしゃ~、これで今まで以上にガイドにケアしてもらえるポイントを稼げたぜい!」って。
ね!。
(おおっぴらに喜んじゃだめですよ。余裕があると思われます。笑)
追伸:
今回ケンケンに関して記してきた部分に誇張やウソはありません。
が、彼のことをよく知らない人のためにまた公平を期すために、以下のようなエピソードも付け加えておきます。
(これにもウソや誇張はありません)
南極ビンソンマシフにて。
ビンソンでは個人装備のみならずテントその他共同装備まで全部自分たちの手で荷揚げしなければなりません。隊員達の荷物の負荷を考えてケンケンは足りなくなるのを承知でテント一張り分上部に上げるのをやめました。そして上部では隊員たちにはテントを使用させ自分は外で寝ました。
アフリカ・キリマンジャロにて。
ある日朝食が終わり、隊員たちがテルモスやら水筒やらにその日分の水分を入れてます。隊員たちが詰め終わったときにはケンケンの分はほとんど残っていませんでした。その日、彼は客に対して自分の方から「水を分けて」とは一回も口にしませんでした。
南米アコンカグアにて。
ベースキャンプのメディカルチェックで我々は上部にいけるグループとステイしなければならないグループとに分かれなければならない日がありました。
高度順応のため上部キャンプに行くグループにケンケンは同行します。が、残されたグループのケアのため、彼はたった一人で上部キャンプとベースキャンプを往復しました。
チョモランマにて。
下山途中、「エキストラ(余分)の酸素は無いか」と
あえぎながら誰かれなく訴えている韓国チーム隊員がいました。
8400~8500m地点でそんな余分を持っているチームは世界中探したってありません。各国の隊員達は無視して通り過ぎていきます。ケンケンは自分の酸素マスクをはずしその人に自分の酸素を吸わせてあげてました。
さすがに熱いですね~。
松岡修造かと思った~。
読み応えありました!!!
けんけん、次のアップを楽しみにしています!!!
このブログ恐ろしくアップされるので毎日見ないと、
話題において行かれる・・・
んじゃ僕からも一言。
ケンケンはアコンカグアで高度障害に悩まされる僕
をやさしく介抱してくれたもんから、
女性隊員みんなに焼きもちを焼かせちゃったかもしれません(笑)
でも、みんなにやさしいケンケンです。
そして!!!優しいが故に僕にまだ白状していないことが
ありま~す(笑)。今度東京で白状させま~す
ケンケン、帰国までだいぶあると思いますが、
疲れきった成田空港は要注意!!!
いつかいつかと毎日気になり見てたけどやっと現地情報が届きそうですね楽しみにしてます。無事に登頂達成満月に祈願しました。
みなさん頑張って下さいね~。
TEDさんHP見ましたよ。顔写真コワッ!(笑)
会社でこのブログを見ようと思って「近藤謙司」って検索したらTEDのHPの方が先に見つかりました。(なんで?)