けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

ABCからの便り

2005-09-29 16:37:37 | チョーオユー
飯田橋の留守番隊より発信しています。

ABCのけんけんより連絡が入りました。

昨日の行動時間はトータルすると約18時間。しかし、相変わらず
今日もAG隊のみんなは元気だそうです。

午前中は髪を洗い、これからお昼ご飯。メニューは、ワカメ入り
讃岐うどん!!昨日の夜は日本のカレーをけんけんが作りました。

シェルパ達は昨日の内に、C3とC2の荷物をC1まで撤収してきて
くれました。パサン・キダーはなんとその後、テント2つを背負った
まま、ABCまで降りてきたそうです。さすが!!!
今日は、C1の荷物をABCまで撤収し、帰り支度の梱包を始める
そうです。

この後のAG隊の予定ですが、10月1日にTBCからヤクが上がって
きて、2日にABCをあとにします。その後の行程は(お国柄もあり)
まだ未定ですが、決まり次第アップします。
AG隊がカトマンズに戻って来る日も近いですね。

けんけんが直接ブログをアップできるまで、もう少し時間がかかり
そうです。

ですが、みなさん、最後まで応援よろしくお願いします!!!


PHOTO:ネパール国境の峠“ナンパラ”とABCの個人テント。


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様 (t-runner)
2005-09-29 18:40:56
18時間行動ですか。なかなかやりますなぁ。

シェルパの人達の強さはいつもながら驚きですね。低地なら(6000m台を低地と言っていいのか)テントの二つなんかパサン・キダーにとってはちょっと重いぐらいでしょう。

皆さん、ゆっくりおくつろぎください。早くみんなのコメントが隊員の方々に直に伝わるといいね。

今夜あたりは「サシロー、阪神が・・」というコメントラッシュじゃないかな。
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今日、阪神タイガースは・・ (t-runner)
2005-09-29 20:56:11
サシロー、「今日阪神は・・」、皆がレポートしてくれるよ!
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阪神優勝! (トッキー)
2005-09-29 21:20:50
サシローさま

阪神優勝決定しました。巨人の前で胴上げです!!

次は目指せ日本一です!(^^)V



皆さん、楽しみながらのんびりと帰国してください。



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私も書いておこう (Cerveza_Akiko)
2005-09-29 21:46:06
阪神優勝を盛大にするために、私も書いておこうかなぁ。

>サシロウさん

阪神優勝!甲子園の対巨人戦で決めました^^。JFKもぴしゃりとしめてくれました。この記事を目にしたら、まずは、乾杯して下さい^^。

20年サイクルだったのが、2年でまた巡ってきました^^。今回は、日本一にならないと物足りないですね。日本シリーズまでには日本に戻って来ますよね?

>皆さん

阪神ファンの方もそうでない方も、阪神優勝と素晴らしい旅に乾杯!
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阪神優勝しましたね~。 (あっこ)
2005-09-29 23:28:52
阪神ファンのみなさま

おめでとうございます!今日はTVにもラジオにもネットにも接しないで今まで過ごしてしまったので、道頓堀川がどうなっているのか、凄く気になります。



それはともかく…

昨日はt-runnerさまに代筆して戴いてしまいましたが、サシローさま、ならびにマコロジイさま。再度お祝い申し上げます!登頂おめでとうございます!

マコロジイさまは、ご自分の撮影資機材を担ぎ上げられたのですよね。凄すぎです。ワタクシなど、キリマンジャロのお鉢巡りをしている最中に、カメラを捨ててやろうかと幾度考えたか分かりません(苦笑)。11月に開催される個展を、できればワタクシも見学したいです。

サシローさまは、阪神をもぶっちぎられましたね。お見事でした!

クムジュンコさま、他の隊員さま方が超人的な18時間行軍を成し遂げられたのは、クムジュンコさんがABCにおられたからですよね。誰よりもお近くからの応援、本当にお疲れ様でした。



けんけん隊長、シェルパさん方、お陰様で私達もすごく元気をいただきました。こんなに感動する機会など、そう多くはありません。本当にありがとうございました。



ABCご滞在もあと少しですね。

最後まで楽しい旅路でありますように。
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優勝しましたね(*^_^*) (rika)
2005-09-30 01:03:33
サシローさん、かんぱ~~い!

(*^_^*)
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元気ですか? (t-runner)
2005-09-30 20:31:32
もう24時間以上、更新がないですね。

皆さんお元気でしょうか。

ちゃんと水分補給してますか。ABCにたどり着いたからって安心しきってちゃだめですよ。今は体が赤血球をどんどん増やそうとしているのでたんぱく質も必要ですよ。深呼吸も忘れないでね。

ケンケンは例のDVD持っていったんですかね。観てる時間なんかあるのかな。

厳戒態勢の隙をついて道頓堀に飛び込んだタイガースファンが13人逮捕されたそうです。
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ランナーさまへ (ながちゃん)
2005-10-01 10:43:03
まだ更新されてないですね。

この一週間本当に熱い一週間でした。沢山の事がありすぎて,ずいぶん前の事のような錯覚を覚えます。更新されてない事分かっていながら何回も開き「前のページへ」をクリックしてしまいます。

ランナーさん、私はずっと心に引っかかり謝らねばならない事があります。クムジュンコさんが下山した時のコメントで軽率なコメントを書いてしまいました。

ランナーさんのコメントを読み返し、十分理解してなかったと反省しています。何とかアタックできないかとの思いからの軽率なコメントだったとお許しください。

今隊員の皆さんは、どんな思い出過ごしているのでしょうか。
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「ながちゃん」へ (t-runner)
2005-10-01 12:21:00
「ながちゃん」が言っているコメントとはC1から下山した「クムジュンコ」が下で体調を整え再度アタックできないかとの想いを込めた文章のことと(勝手に)解釈します。

少し説明させてください。

今回のAG隊の登頂に対する基本的な考え方(これを「タクティクス」と言います)は全体的な期間を短くして、と言うことは高度順応の為、上部へ行ったり来たりして・・というともすれば体力消耗するリスクを減らして酸素キットを最大限活用し、チャンスと観れば一気に山頂を目指すというものだったと(これまた勝手に)思います。

その為にはアタックチャンスの”ピンポイント”(注1)に備える体調管理と、「よし、ここだ!」というタイミングを読む直感が必要になります。

「クムジュンコ」があの時点でC1から下山したということは与えられた時間的な視点からは「登頂」はほとんど断念という意味を持ちます。

以上が簡単な説明ですが、

あの時点でまだ諦めることはないのではないか、

まだ何とかなるのではないかと心の中で可能性を探っている人が「少なくとも確実に」二人いました。

「クムジュンコ」本人ではありません。(本人も思っていたかもしれませんが・・)

1人は近藤隊長です。

もう1人は他ならぬ「ながちゃん」、あなたです。

実際、あと少し幸運が重なっていれば・・と思わないでもありません。

しかしそれは「・・していたら、・・なっていれば」のタラレバの世界です。

でもここで言っておきたいことは、何かをやり遂げる人はけっして多いとは言えない可能性を見捨てない人だということです。

三浦雄一郎氏がエベレストの最終キャンプで停滞が続き酸素キットをシェルパの人たちが上げてくれるのを待っている時クルーに「いったん下まで降りてまた上がってくるのは可能だろうか」と聞いたそうです。

常識的にいえば「ありえません」。

でもどんな可能性でも見逃さないぞという三浦氏の姿勢にはさすがと思わせるものがあります。

「ながちゃん」の「クムジュンコ」に対する想いが従来の「常識」を突破したことに感動すらおぼえます。

けっして「軽率」でも「反省すべき」ことでもありません。



”6400m、C1からの帰還”ページで「ながちゃん」が記した「クムジュンコ」へのコメント、

「どういう結果であっても貴女はすごい人です」の言葉が頭をよぎります。

熱く「絶対、登頂!!」と応援する人もいます。

その人を心配するあまり「もう登頂なんかいいから、すぐ帰ってきて」と言う人もいるかもしれません。

「何々しろ!」という積極派の知人。

「何々するな!」という慎重派の知人。

二通りの人たちを我々は知人に持ってますよね。

でも、第3の立場を取る人達もいます。

その人はこう言います。

「あなたが一番いいと思うことをやったらいい。何をやっても結果がどうであっても私はあなたの味方」。

私はそういう人のことをずばり「親友」と呼びます。

「ながちゃん」という友を持った「クムジュンコ」を少しうらやましく思いました。



注1:

ピンポイントという言葉の意味は酸素キットの物理的な制約と天候から来るものです。

持っていける重量や値段からキットの数は無限ではありません。

ある段階から酸素キットを使用するということはそこから上はキットがないと

登攀どころか生存に支障がでます。

「お天気悪いから今日は停滞ね」ということがあまり許されません。

天候に関しては言うまでもないでしょう。

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ランナーさんへ (なかちゃん)
2005-10-01 14:44:44
暖かいコメントをありがとうございます。涙が出て仕方ありません。

「アタックする事の意味と大変さ」を改めて教えていただきました。

これでクムジュンコさんを「よくやったね、頑張ったね。でもちょと残念だったね。」と素直な気持ちで迎えられると思っています。

本当にいろいろありがとうございました。

今度は是非ランナーさんの生トークをお聞きしたいと思っています。

これからも、クムジュンコさんをよろしくお願いします。
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