「ヒマラヤ ~運命の山~」という日本版タイトルで
ラインホルト・メスナーの自伝的映画が8月6日に公開されます。
その試写会にラ・スポルティバの佐藤さんより
お誘い頂き先日行ってきました。
試写会場に入ると、、、
お?知った顔ぶれが…。
ヤマケイ、岳人のスタッフさん、サバイバル登山家の服部氏、
岳の作者の石塚さん、そしてスーパークライマーの山野井夫妻などなど。
会場には、登山業界のいろいろな人がいて、
久しぶりにお会いすることもできました。
さて、映画の内容は…
1970年にメスナーが初の8000m峰登頂ともなる
世界第9位の高峰ナンガ・パルバート(8195m)に登った時のお話し。
前人未到の高低差4800mのルパール壁に挑み、
死闘の末、登頂後に彼は弟を失います。
なぜ弟が死んだのか、ディアミール壁をおりたのか、
様々な論議を生んで、長い年月が経つ訳ですが…、
うう…これ以上は、話せない。
あとは映画本編で!
子供の頃の兄弟の遊びのシーンや
岩登りのトレーニングのシーンでは、
南チロルの牧歌的な景色やドロミテの岩壁が美しく、
メスナーが以前住んでいた本物の家も写る。
ドイツの作品で原題は『NANGA PARBAT』とシンプルなもの。
(欧州では、昨年に公開されていたような?)
ナンガ…は、カラコルムと思われがちなんだけど、
地理学的には、たしか最西部のパンジャブヒマラヤ山群のはず。
(あの辺りは、ヒンズークシュとか複雑に入り組んでるね)
だから、日本名のヒマラヤというタイトルは間違ってはいない。
ナンガ…よりは、ヒマラヤという言葉の方が一般的に知られているからね。
原作は2002年にメスナーが執筆した「The Naked Mountain」。
ナンガ・パルバートはウルドゥー語で“裸の山”という意で、
2005年に日本語に翻訳されたのが、
『裸の山 ナンガ・パルバート』(山と渓谷社刊)です。
同じ年に弟らしき遺体がディアミール氷河で発見され、
DNA鑑定の結果、高確率で弟であることが判明したとの事。
なんかドラマのような運命ですね。
…って映画になってるか!(笑)
人が死んでしまう映画なので…アイガー北壁に続き、やはり重かったな。
いろんな事がオーバーラップしてしまうし。
最近、山岳映画やテレビ番組が増えて嬉しいですが、
人が死んでしまうものは、やはり悲しい。
でも、“人が死なない” 戦争映画が無いように、
山岳映画もそうなっちゃうんだろうなぁ。
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